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漢字文化圏の斜め上を旋回する韓国

ブログタイトルの「月見櫓」は私が日韓チャットでチャットルームを主宰する際に設定するチャットルームの名前です。もちろん「火の見櫓」をもじってつけた名前なのですが、機械翻訳では「ダルグギョンノ」と翻訳されているようです。

「ダル」はおそらく朝鮮固有語の「月」で、「グギョン」は漢字で書けば多分「求景」、「ノ」は「櫓」の朝鮮漢字音です。このように漢字で書けば意味がなんとなくわかるはずなのに、ハングルしか読めない彼らにこの部屋名の意味はわかりません。ですから入室するなり「ダルグギョンノーって何ですか?」と聞いてくる韓国人はとても多くなります。

朝鮮半島では、南北ともに漢字をほとんど廃止してしまってハングル(北朝鮮ではチョソングルと言うそうです)だけを使うようになって久しいのですが、その弊害は随所に出ています。そして最大の問題は弊害そのものではなく、韓国人(北朝鮮人とは会話したことがないのでわかりません)自身が、その弊害を自覚していないところにあります。

語彙の六割から七割が漢語由来の朝鮮語圏で漢字の読み書きが出来ないというのは、文章表現力や文章読解力を大幅に低下させることになるのですが、韓国人は「漢語を使わない言い回しに変えればケンチャナヨ」「前後の文脈から読み取ればケンチャナヨ」とほとんど気にしていません。そしてハングルさえあれば漢字など不要だと言い放ちます。

そこで底意地の悪い私が「わかった、お前らの国はベトナムやシンガポールのように、漢字文化圏から逸脱した国ということでOK?」と言いますと、何故か今度はむきになって「韓国は漢字文化圏だ」と言います。いったいどっちなんだと問い詰めると、漢字文化圏だがハングルを使えば漢字が無くてもケンチャナヨなんだそうです。

この手の理屈は一度本でも読んだことがあります。在日朝鮮人で金両基という学者のような人(何が専門なのかよくわかんないんですが)が、「漢字一文字とハングル一文字は完全に対応しているので、(漢字と文字数で対応していない)日本のひらがなより優秀だ」というわけのわからない理屈を書いていました。

ハングルがそんなに誇らしいなら、胸を張って「そうですウリナラにはハングルという優秀な文字があるから、もちろん漢字文化圏なんかじゃないです!」と言えば良いと思うんですがね。

毎度のことですが、捻じれた自尊心です。
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