アルファ症候群
私が日韓チャットを始めた2002年3月頃と言えば、ちょうどソルトレーク冬季オリンピックの直後でした。そしてソルトレークと言えば、韓国人的には「ショートトラックのオーノ」でした。
私は基本的にスポーツ関連は興味の無い方で、ショートトラック競技というものがどういうものなのかもまったく知りませんでしたが、その当時、チャットルームに来る韓国人の多くが「オーノ事件を知りますか!」と聞いてきました。
最初は全然知らなかった私も、何度も何度も何度も何度も(中略)何度も、いろんな韓国人から同じネタを振られてなんとなくわかったことが、どうやらショートトラックとはスピードスケートの競技の一種で、その競技でアメリカのオーノという選手が何かずるいことをして、韓国人選手の金メダルがなくなったということを言っているようでした。オーノ選手が日系というので、「日本がロビー活動をして韓国から金メダルを奪った」などと言う韓国人もいました(もちろん有り得ないことです)。
しかし素で疑問を感じたので、ある日オーノオーノと喚く韓国人に質問してみました。
「オーノ選手が卑怯な真似をして韓国人選手から金メダルを奪ったという韓国人の主張はわかりました。でも私はショートトラック競技がどういう競技なのかよく知りません。ショートトラック競技でオーノ選手がどのようなルール違反をして、どういう手段で韓国人選手から金メダルを奪ったのか、教えてください」
しばらくの沈黙の後、韓国人が答えました。
これに似たようなことはその後もありました。2002年の6月に起きた在韓米軍訓練中の装甲車による女子中学生轢死事件がそうです。
その当時、チャットに来た韓国人のほぼ全員が亡くなった女子中学生のことをまるで身内のように悼み悲憤慷慨し、米国と米軍に渾身の非難を浴びせていましたが、その事件の概要を知る韓国人はほとんどいませんでした(この事件、私も気になったので詳しく調べたのですが、はっきり言って単なる交通事故です)。
同年同月の、しかもワールドカップ最終日直前の6月29日に、黄海(韓国では西海)で韓国軍と北朝鮮軍との交戦があり韓国軍兵士6名が殉職しているのですが、これについて北朝鮮を非難する韓国人はほとんどいませんでした(私が接した限りではゼロ)。と言うか、事件そのものにほとんどの韓国人が無関心でした。
色々と世話になってる日本やアメリカには平気で噛み付くくせに、いまだに終戦協定を結んでいない北朝鮮相手には腰砕け。韓国人って優しくしてくれる相手にはどこまでもつけあがる連中だなと思いました。
ここで一句。
っていうか都々逸。
「構えばウレション
無視すりゃ火病(ファビョン)
好きにさせればつけあがる」
お粗末様でした・・・。

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