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英会話考

毎日終電な日々が続いておりますが、もう少しで一段落つきそうな気がしないでもない今日この頃。その前に一山越えなきゃならない気もするんですが、とりあえずはゴールが見えつつあることを素直に喜んでおくことにします。

さて今日の終電の車内で、吊り広告を見るともなしに見ていましたが、いつもながら英会話教室の広告が多いのには感心します。

私は、英会話はそれほど達者ではありません。新入社員の頃に研修の一環でTOEICを受験させられた経験がありますが、その頃で確か「通常会話で最低限のコミュニケーションができる」というレベルだったと思います。

今も仕事でたまに外国人と話すことはありますが、たいてい非英語圏の人ですので、お互いぶっ壊れ英語のやり取りにはなりますが案外通じるものです。真剣に英会話をマスターしたい気持ちも、正直な話皆無ではありませんが、問題は英会話をマスターして何を話すかということだと思って自重しています。

以前「英語が話せると10億人と話せる」という英会話教室のキャッチコピーがありました。あのコピーを見た瞬間、私は素直に「そりゃ無理」と思いました。英語が話せることと、10億人と話せることは別問題だと思ったからです。

10億人が英語を使っているということと、英語を話せればその10億人と会話が出来るということは、イコールではないと思います。そもそも物理的に10億人と話すこと自体が不可能ですw

日本語は少なくとも1億人以上が使っている言語です。では日本語が話せる人は、1億人と話せるのかと聞かれれば、普通に誰もが「話せない」と言うでしょう。同じ日本に住んでいても、一生一度も話をしない人もいるのは、絶対に間違いないと思います。

こんな揚げ足取りとは別に、では日本語が話せる人はその日本語で何を話すのかという問題があります。日本語が堪能であれば誰でも、例えば「近代日本文学における西洋語の影響」(別に「届かぬ葡萄は何故酸っぱいか」とか、ネタは何でも良いんですがねw)などについて、きちんと語ることが出来るのかという問題です。

仕事柄、日本語が話せても日本語が通じない人の多さを実感していますが、会話というのは自分の考えを、相手に伝わるように言葉に変えることであり、相手の言葉を理解することであると思っています。

話す手段をマスターしたところで、話す内容がなければ何の意味もありません。何か話したいことがあって、然る後に英会話をマスターしようとするのであればわかります。そのためにはまず母国語できちんと知識を得、それを咀嚼し、自分の血肉としてからでしょう。

日韓チャットでは、しばしば韓国人が嬉しそうにChonglish(Choson English)を使います。彼らは8割以上の確率で間違った英語を使うのですが、それはまあご愛嬌としても、そこでその英語をどうしても使わなければお前は言いたいことが伝えられないと思って使っているのかと、小一時間問い詰めたくなります。

英語使用を咎められたり笑われたりした韓国人は、たいてい「翻訳が不完全だから英語を使うのだ」と言い訳しますが、不完全な英語で話されるのも不完全な翻訳で表示されるのも大差ありません。慣れてる分不完全な翻訳の方がわかりやすいというものです。

そもそも翻訳が不完全なのは、彼ら韓国人が正確な韓国語を使っていないためです。そして正確な母国語を使えない彼らが第二言語の英語で何を話すかと言うと「ポッキュー(Fuck you)」だの「モングキ(monkey)」だのです。せっかく英語を習っていても、これじゃあ宝の持ち腐れもいいとこです。

英語圏の人と雑談したいだけなら、日本人なら中学までの英語の授業でお釣りが来るほどだと思います。それ以上の何かを英語で話す必要がある人は、英会話を習いにいく必要があるかもしれませんが、とりあえず日韓チャットの韓国人を他山の石として、目的と手段を取り違えないようにしたいものだと思います。



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