日本を知ってると自慢するのは結構だが。
そういう韓国人がどの程度日本について詳しいのかは、突っ込んで聞いたことがないのでわかりませんが、根本的に間違っているのは「日本に詳しい」という知識を披露する相手だと思います。
彼らはさも得意気に私たち日本人相手に日本の知識を披露します。人の好い日本人は、日本人なら小学生でも知ってる程度の知識でも「よく知ってるねー」「すごいねー」とおだてます。日本人におだてられて、韓国人は更に得意を募らせます。
日本語の場合でも同様で、ちょっとこなれた日本語を使う韓国人を見ると、人の好い日本人は音が出るんじゃないかと思うほどチヤホヤします。すると当の韓国人の得意は絶頂の更に斜め上を突き抜けます。
確かに他国の知識や言語に詳しいのは賞賛するにふさわしいこととは思います。思いますが、その前にやるべきことがあると思います。
日本の知識や言語に詳しい韓国人が、果たして自国韓国や朝鮮の知識、言語に詳しいかと言えば、まったくそのようなことはありません。「韓国についてわかりたいことがありますか」という韓国人に韓国のことを質問して満足に答えてもらった経験は、私にはほとんどありません。
彼らが日本人になるために、日本の知識や言語の習得に努めているというのであればわからぬでもありませんが、単に日本人に日本の知識や言語を披露して褒めそやして欲しいがためにやっているのであれば、それはまったく馬鹿げた行為だと私は断言します。
これは韓国人だけに言えることではありません。日本人にも言えることです。
例えば日本人がイギリスに行ったとします。その日本人に、イギリス人がイギリスの文化や歴史や地理を尋ねたり、英語について訊いたりするでしょうか。仮にその日本人が、イギリス人よりもイギリスの文化や歴史、地理、英語について詳しかったとしても、イギリス人が日本人にそんなことを教わりたいと思うでしょうか。
在英日本人にイギリス人が聞きたいことがあるとすれば、それは間違いなく日本のことです。その在英日本人が、日本について十分に答えられる知識と表現力を備えた上で、イギリス人よりイギリスのことに詳しければ、もしかするとイギリス人の尊敬を得ることが出来るかもしれません。
しかしその在英日本人が、日本のことはろくすっぽ知らない、日本語での表現力もお粗末としたら、誰がそんな日本人のイギリス講釈を拝聴するでしょうか。
韓国人は、まず自国の客観的な歴史、正確な地理、伝統文化(あったかな?)、そして正しい言語表現力を身に付けてから日本について四の五の言ってもらいたいものです。
ハングルに関しては、まだ実用化されてから100年ほどしか経ってない発展途上の文字というのを割り引いても、日韓チャットにおける韓国人の文章表現能力と読解力の低劣さ、自国に対する無理解と認識不足は目に余ります。