北朝鮮のミサイル発射に無関心な韓国人
当初の報道では2発とか3発とか言われていたミサイルの数は時間を追うごとに増え、日本時間7月5日午後13時半現在、筆者が報道で確認したミサイルの数は6発ですが、一説には10発とも言われています。いずれにしても日本に具体的な被害が無かったことだけは不幸中の幸いです。しかし具体的な被害が無かったとは言え、北朝鮮が日本に向けてぶっ放したことは紛れもない事実です。
銃を撃ったことのある方なら誰でもご存知だと思いますが、たとえ弾が入っていなくても銃口を他人に向けるのは強いご法度です。これは銃を持たされたその時に必ず厳しく強く注意されます。ましてや弾の入った銃を他人に向けて撃てば、それが当たらなくても正当防衛の条件は満たされます。日本政府は北朝鮮に対して毅然とした対応と厳重な制裁を以って報復すべきです。
さて北朝鮮ミサイル発射の報に接し、早速日韓チャットで韓国人にインタビューしてみました。
が、来る奴来る奴異口同音に「気を使わない」「関心が無い」と言います。中には筆者の「北朝鮮が日本に向けてミサイルを4発(一説には6発)発射しました。これについて、韓国ではどのように報道されていますか」という質問に、「ミサイルの数を問うのですか?」という答えを返す韓国人もいて、危うくキーボードを叩き割りそうになりました。
筆者がインタビューした韓国人に言わせると、ほとんどの韓国人は北朝鮮のミサイルの発射にまったく関心が無いのだそうです。北朝鮮は韓国にとって50年間日常的にある脅威だから、韓国人はいちいち気にしないし興味も関心もありません。ミサイル発射程度の些細なことにびくびくする日本人は肝が小さいそうです。
しかし韓国人にとって北朝鮮のミサイル発射程度のことは驚くほどのことじゃないというのであれば、どのレベルからが彼らにとって驚くべきことになるのでしょうか。やはり発射されたミサイルがソウルに着弾した時からでしょうか。
この鷹揚さには、「さすが韓国」という以外に言葉がありません。危機感の無さは危機管理能力の無さと思ってしまうのは、筆者が肝の小さい日本人だからでしょう。恐れ入りました。