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百済史跡訪問 後編

さて昨日の続きです。

日も傾きかけた17時過ぎ、こんな時間から往復10km余りのサイクリングです。我ながら何を考えているんでしょうか。いや、むしろ何かしら考えてから行動しろと言うべきかも知れません。

それはさておき、百済王神社から王仁公園と伝王仁墓に行くには、国道1号線を越えて行かなければなりません。誤解を懼れず大変大雑把な言い方をすると、枚方市は国道1号線を境に京阪電車側とJR学研都市線側に分かれております。どちらかと言えば市庁舎などもある京阪電車側の方が市の中心です。そのせいか国道1号線を越えたJR学研都市線側は、なんとなく田舎っぽい印象が私にはあります。

国道1号線を越え、稲穂の揺れる田んぼとトラックの出入りする工場などの入り混じる国道307号線を、JR学研都市線に突き当たるまで走ります。

夕方の国道307号線定期渋滞を横目に、自転車はスイスイ進みます。JR学研都市線に突き当たった交差点を左折してJR藤阪駅まで進むと、伝王仁墓の道路標識があります。
伝王仁墓への案内表示
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王仁公園には18時前にたどりつきました。まだそれほど暗くはありません。ここにはプールやテニスコートがあります。私は使ったことありませんが。
王仁公園案内板
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ここから伝王仁墓へは1km足らずのはずなのですが、これがなかなか見つからない見つからない。

辺りは住宅街なのですが、細い入り組んだ路地をグルグルグルグル走り回ること30分余り。時刻は18時を回り、日も暮れ、そろそろギブアップしようかと思ったその時、やっと見つけました。
伝王仁墓の説明文
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なんか工事中です。
百済門1
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百済門2
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百済門3
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8人くらいの作業員がいましたが、何故か全員韓国語を話しています。

看板を撮影している間に、作業員たちがいなくなったので工事中の現場に入り込んで写真を撮っていると、後ろの事務所らしき建物の方から「アンデ、アンデ」という声が聞こえます。韓国語で「ダメ、ダメ」という意味です。

私に向かって言っているのかどうかよくわからなかったので、知らん顔を決め込んで写真を撮り続けていると、60代くらいのおじさんが二人、こちらに向かって歩いてきました。

「こんばんは、すごいでしょ。今は散らかってるけどね」とおじさんの方から話しかけてきたので、「こんばんは、ここ初めて来たんですけど、工事中だったんですね」と応じました。

おじさんは「工事は今月一杯ね。これ(と言って建築中の門をさす)作ってるのよ。綺麗になるよー。この辺はもっと片付けないとダメだけどね」と身振り手振りで教えてくれます。

せっかくだから色々話を聞いてみようと思って「工事の人たち、韓国の人ですよね?」と水を向けてみると、「そうよ、これ全部韓国のものよ。韓国が金出して、瓦もコンテナで運んで、材木も船で運んできたのよ」とおじさんはなんだか得意げです。

私 「ああ、そう言えば以前韓国のニュースで見たことあります。なんか韓国と共同で作るとかなんとか」(激しくうろ覚えw)

おじさん1 「(「韓国と共同で」という私の言葉にちょっとムッとしながら)これ全部韓国よ。枚方市、何にもしてくれないからね。ここずっとほったらかし。韓国の人が可哀想に思って金出したのよ」

私 「へえ、そうなんですか。でもあっちの百済王神社のとことか、今発掘調査してますよ」

おじさん1 「うん、百済王神社ね。あれはね。でも、王仁の方が先よ」

私 「ああ、確かに日本に来たのは王仁博士の方が早いですね。ところで、これ(百済門)今は白木ですけど、やっぱり韓国風に極彩色にするんですか?」

おじさん1 「そうよー、(身振り手振りをまじえながら)唐草模様にしてね、綺麗よー」

そこへ作業員らしき30代くらいの青年がやってきました。彼はどうやら日本語が全く話せないようで、しばらく我々の周りをうろうろしていたかと思うと、そこに山積みにしてある瓦をひとつ取り上げて、私に向かって差し出します。

私 (差し出された瓦の模様を見て)「ああ、これ、むくげの花ですね」

おじさん1 「そう、ムグンファ」

おじさん2 「韓国の国花ね。ここはね、韓国よ。パスポート無いと入れない。税関作ってね。ドクト、竹島と同じ、わっはっはっ」

私 「・・・ははは」(笑うしかない)

おじさん1 「それ、あなたにあげるって」(こんな瓦貰って喜ぶ人がいると思ってるのだろうか?)

私 「え?これをですか?良いんですか?カムサムニダ」(って貰うのかよ!)

おじさん1 「うん、そう、なんなら10枚くらい持って帰りなさい」(ニコニコ)

私 「いや、さすがに10枚は無理です、持って帰れませんよw」(1枚でも2.5kgありましたw)

この後、ひとしきり枚方市の市政について文句を聞かされましたが、市民じゃない方には面白くもなんともない話なので割愛します。

このおじさんたち、ふたりともすごく日本語が達者なんですが、「全部」を「ヂェンブ」って発音してたり、「明日」を「ネイル」って言ってたりするので、多分韓国人じゃないかなと思います。でもものすごく枚方市政について詳しかったんで、在日1世かも。

途中から時々韓国語混じりで応答する私に気を良くしたおじさん、「ここ出来たら、あなたに通訳で来てもらうと良いね」などとお世辞まで言ってくれました。でもごめんなさい。私、韓国人嫌いなんです。

しかし、このやりとりの後でしみじみ思いました。日本人は韓国人を嫌ってるくらいでちょうど良いなと。

私くらい韓国人を嫌っていても、こういう彼らの人懐っこさに直面すると、私の韓国人観は何かの間違いなんじゃないかと思いたくなります。

私に限らず、誰でも他人を悪い人だと決め付けるのは嫌なものだと思います。「人を見たら泥棒と思え」と言われて、素直に他人はみんな泥棒だと思う人なんてそういません。叶うことなら世の中皆良い人ばかりだと思いたい。そんなことは現実的ではないとわかっていても、日本人なら誰でも心のどこかでそう思っていると思います。

そんな日本人が、韓国のことを何も知らないで韓国人の人懐っこさに触れれば、一発で転がされてしまうでしょう。最初に転ばされればあとはズルズルです。月見櫓のリンクに「モラルハラスメント・ブログ」があります。これは韓国人がモラルハラスメントの加害者と良く似た性向を示しており、日本人はその被害者と良く似た性向を示しているからです。

彼らが、一人一人ならば人懐っこい連中であることを私は否定しません。しかしそれは、彼ら自身にもその意識はありませんが、上っ面だけのものです。それを我々日本人は熟知した上で、彼らと接するべきです。

彼らの表面上の懐っこさに気を許して背中を見せた日本人が、彼らに背後から撃たれたとしても、それは彼らに気を許して背中を見せるという愚を犯した日本人の方が悪いということを忘れないでください。彼らとはそういう意識で接して初めて、バランスの取れた関係を持つことが出来るようになると思います。

本当は完全に関係を断ち切るのが、お互いの精神衛生上最も望ましいと思うんですけどね。

あ、そうそう。貰った瓦はこれです。現在我が家の玄関ドアの脇に鎮座ましましております。
瓦1
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瓦2
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瓦3
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きっとこの瓦が王仁博士のご利益を招いて、私の漢字の読み書きがより一層達者になることだろうと思います。

ただ、例の法則の発動がちょっと怖いけど。



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