征韓丸
誤記について反省してお詫び申し上げますが、あえて当該記事上では訂正いたしません。筆者のまぬけっぷりを笑ってやってください。
さて先日、日韓チャットで例の如くくっちゃべっていました。その時は以下の朝鮮日報の記事がネタでした。
記事入力 : 2006/09/21 09:09 中高生に聞く「日本の植民地支配をどう思いますか」 「誤っている」92.8%、「よくわからない」5%、「よかった」2.2% 大邱地域の中高生は日本の植民地支配を否定的に考えているが、具体的な事実についてはよく知らないことが明らかになった。 「挺身隊ハルモニと共にある市民の集まり」など市民団体で構成された「歴史和解のための韓日市民社会協力大邱会」の準備集会が、最近大邱市内の中高校生700人以上を対象に「韓日関係史の認識に関する大邱地域青少年意識調査」を直接面接方式で実施した。この調査の結果、日本の植民地支配について回答者の92.8%が「誤っている」と答えた。一方、「よくわからない」は5%、「よかった」も2.2%に達した。 日本の歴史歪曲教科書の扶桑社歴史教科書採択の動きについては、半分近くが知らないことが明らかになった。 また日本が植民地時代に韓国の若い女性を強制的に動員して日本軍の慰安婦にしたという事実は87%が知っていたが、大邱地域に日本軍の慰安婦がいたかどうかについては32.2%だけがその存在を知っていたことが分かった。 朴圓秀(パク・ウォンス)記者 |
【具体的な事実についてはよく知らないが、否定的に考える】
これは中高生に限らず、日韓チャットでも以前から指摘されている一般的な韓国人の傾向です。チャットで筆者が実際に遭遇した事例では、ソルトレイクオリンピックのオーノ事件が典型的でした。
韓 「オーノ事件を知りますか!」 私 「知りません」 韓 「韓国人として許すことが出来ません!!」 私 「オーノ事件の詳細を教えてください」 韓 「私もよく知りません」 |
またこんな会話も実際にありました。
韓 「米軍による韓国人女子中学生轢殺事件を知りますか!」 私 「知っています。あれはただの交通事故です」 韓 「いいえ!違います! 米軍がわざわざ女子中学生を狙ってひき殺したのです!!」 私 「どのような状況で?」 韓 「よく知りません」 |
こういう事例があったと私が言うと、これを見ていた韓国人がこう言いました。
「その韓国人は問題がありますね。私もそんな韓国人は正しくないと思います。最近には韓国内でも責める人が多くなりました」
こういう一見殊勝なことを言う韓国人は実に多く、素直な日本人はコロコロ騙されます。しかし素直じゃない日本人の私は、ニヤニヤしながら次の事例を見せました。
韓 「日本が行なった韓国に対する過去の蛮行を謝罪してください」 私 「どんな蛮行ですか?」 韓 「日帝強占、強制連行、従軍慰安婦、創氏改名・・・・」 私 「私はそれらをした覚えがないのですが、 あなたはそれらを体験したことがあるのですか?」 韓 「私のおばあさんが体験しました!」 私 「おばあさんがどのような体験を?」 韓 「村に日本兵が来て、連れ去られそうになりました!」 私 「連れ去られたのですか?」 韓 「いいえ、おばあさんは早く結婚していたので助かりました」 私 「ではおばあさんも体験していないのですね?」 韓 「でも多くの韓国人が体験しました、謝罪してください!」 |
「こういう話なら、韓国人は共感して一緒に日本人に謝罪を求めるのだろう?w」とこの韓国人に問いました。これは結局「その事柄に関してよく知らないのに非難したり謝罪を求めたりする」という点で同じだからです。
するとこの韓国人はこう言いました。「過去に日本が蛮行をやらかしたようではあるが、韓国人と日本人、個人と個人の間にその話でお詫びに対する論争をすることはあほらしい事みたいですね」
これも一見殊勝に見える発言です。しかし素直ではない日本人の巣窟月見櫓では、こんな口上は通用しません。彼は主題である「批判の内容を知らないで批判する」ということではなく「個人が国家の蛮行の謝罪を行なうことの是非を論ずるのは馬鹿馬鹿しい」ということに焦点を当てています。これはこの時の論題から逸脱しています。
日本人側は即座にこれを指摘しますが、他人は全て間違っていて、自分は常に正しいと確信しているのが韓国人です。そしてこの点では殊勝に見えるこの韓国人も、やはり正しく韓国人でした。
彼は「過去に日本が蛮行をやらかしたこと」を事実であると前提し、これに基づいて「だが個人がそれに対して謝罪を求めたり謝罪したりするのは馬鹿馬鹿しい」と言っています。
しかし読者の皆様は既にお気づきのことと思いますが、この話の焦点はそんなところにはありません。この韓国人がもし「個人がそれに対して謝罪を求めたり謝罪したりするのは馬鹿馬鹿しい」ということを言いたいのであれば、彼は「過去に日本が蛮行をやらかしたこと」を詳しく知っていなければならないというのがその時の論点です。
そこで日本人たちは彼に反問します。「日本のやらかした蛮行とは何か」と。
彼は答えます。「明成皇后弑害, 乙巳條約強制締結, 高宗退位, 慰安婦事件, 民族精神抹殺政策, 国権強奪などがありますね 」と。
言うまでもなく、こういう陳腐なネタは、既に我々は何百回となく論破し尽くしております。こんなネタでは欠伸が出そうになるほど退屈で不毛な論議になることは、火を見るより明らかということが分かっていてもやらざるを得ません。
日本人はこの韓国人が提示したものについて、淡々と問います。韓国人はたちまち答えに詰まります。彼らは「明成皇后弑害, 乙巳條約強制締結, 高宗退位, 慰安婦事件, 民族精神抹殺政策, 国権強奪」というお題目は教わっていても、それに対する詳しい内容は教わっていないからです。
答えに詰まるだけなら良いのですが、そこはやはり韓国人です。この彼は苦し紛れにこんなことを言い出しました。
「しかし, 日本法院でも, 慰安婦被害者を認めているんじゃないですか?」
これで彼は完全に自ら墓穴を掘り、自ら埋まってみせたも同然の状態になりました。
日本人は粛々と問い返します。「いつ、どこで、どの裁判所が認めているんだ?w」
彼は答えます。「私がその問題に対して通じていない以上, 細細しいことは申し上げることはできないが, 'ムクゲお婆さん会'という慰安婦お婆さん助け合い団体に属した審美者お婆さんが日本人弁護人の助けで慰安婦被害者で判決受けたと聞いたんですが,」
絵に描いて額に入れて展覧会に出したくなるほど美しい自爆です。
彼は先に私が提示した「○○が悪いということを知っているか?」「知らない」「○○は悪い」「どう悪いのだ?」「良く知らない」という「あほらしい韓国人」のパターンを、綺麗に踏襲して見せてくれたのです。
弊ブログでは、筆者が韓国人のこういう無様さを論って嘲笑って楽しんでいるとお考えの方が時々散見されるます。しかし筆者がこういう類の話で申し上げたいことは、韓国人の無様さなどではありません。
筆者がお知らせしたいのは、一見殊勝に見える韓国人の発言の裏に隠れているものは、実はこういうものなのですよ、ということです。
たとえ韓国人に騙されるにしても予備知識があって騙されるのと、予備知識なしに騙されるのとでは受けるダメージも違ってくると思います。という訳で、弊ブログは対韓関係における一種の予防薬とでもお考えいただければ幸いです。