鞭か、さもなくば断交を。
白頭山は中国と北朝鮮の国境に跨がる山です。中国では長白山と呼んで、自国領としています。ですから、この山を北朝鮮人が自国領と言うならば「国境を接している」という微妙さで一分の理も無くはありませんが、一寸たりとも地を接していない韓国人にその領有を主張される謂れは、中国人的には毫ほどもないでしょう。
中国は、あれだけばかでかい国土を持ちながら永代貸しだったはず(九九年の租借とは、「久久年の租借」と同音で、意味的には永代貸しと同義)の香港やマカオを取り返し、チベットを侵略し、台湾に恫喝と脅迫で迫り続けているぐらい領土拡大欲が旺盛です。その中国に向かって、ああいうパフォーマンスを行なうということの意味を、韓国人は理解していません。あのパフォーマンスは、食い飽くことを知らぬ餓虎がくわえている肉に手を出したも同然の行為です。
さて、この馬鹿パフォーマンスをやっている連中の写真を見ると、当の本人たちの表情は実に誇らしげです。本当に、心の底から、一点の迷いもなく良いことをしたという自信に満ちた顔付きです。
韓国人の、あの顔付きには見覚えがあります。例えば、連中が「ドクトウリタン」と叫ぶ時の顔付きです。例えば、連中が「日本に核を撃ち込んでやりたい」と吠える時の顔付きです。そして、日帝時代に「天皇を処断する」と言って、両手に爆弾を持って記念撮影に臨んだ抗日テロリストと同じ顔付きです。
彼らのあの顔つきを見ているうちに、韓国人にこういう癖を付けてしまったのは日本ではないかという思いが頭をよぎりました。思えば心当たりがあり過ぎます。過去、日韓で何か揉め事が起きるたびに、日本は穏便に済ませようとするあまり、必要以上に彼らに譲歩し続けました。
その結果、彼らは「外交において、何か気に入らないことや獲得したいものがあれば、相手が言うことを聞くまでゴネれば良いのだ」ということを学習してしまいました。それを教えたのは、ほかならぬ日本です。
韓国のこういう態度が日本に対する時のみに限定されるのであれば、これは日本の身から出た錆、自業自得、因果応報と観念することも出来なくはありません。しかし、韓国の「幸福な利己主義者」たちは、その屈託の無さゆえに見境なく我意の矛先を日本以外の国にも向けるようになってしまいました。
東アジア情勢を少しでも知る者なら、あのパフォーマンスがどれほど中国を挑発するものなのか、そして中国を考えなしで挑発することがどれほど危険なことなのかは、容易に理解することができます。
しかし続報を見る限りでは、あのパフォーマンスをやらかした当の本人たちはもとより、彼女たちの周辺も、本国の韓国人たちも韓国政府も、その意味と危うさに気づいてる気配がありません。もちろん日韓チャットの韓国人たちも同様です。あのパフォーマンスを「よくやった」「痛快だ」と言う者はいても、この後の事態を懸念する者はいません。
韓国マスコミの中には、薄々事の重大さに気づいているような筆致の記事も見かけることもありますが、それを積極的に国民に伝えようという姿勢は、やはり微塵も見当たりません。
東アジア情勢は、現在微妙な緊張状態の中で平和のバランスを保っています。もしこのバランスが何かの弾みで失われれば、板子一枚下は地獄です。我々東アジアの住人は、いつ荒れ狂う海に身一つで投げ出されることになるか知れないという危機感が、韓国人にはありません。
韓国人に空気が読めないのはしかたありません。その能力を彼らに期待するならば、彼らの種としての進化を待たねばなりますまい。それを待てるほど人間社会は悠長ではありません。しかし、だからと言って、彼らのその習性をわざと見逃すだけでなく、助長してより増長させて国際秩序を乱す原因にしても構わないという理由もないのです。
日本と日本人は、公につけ私につけ、「彼らがゴネたら(火病ったら)譲歩する」という甘やかしを続けてきました。その結果がこのざまです。これ以上同じ愚を繰り返し、彼らをより一層増長させ、その結果彼らによって国際秩序が乱されることになれば、国際社会は日本にその責めを求めるかもしれません。
仮に責任を免れることが出来たとしても、彼らの挙動によって東アジアの平和が乱されることがあれば、火の粉は間違いなく日本と日本人の頭上にも降りかかるのです。
日本人は忘れる民族です。韓国人の残虐行為も侮辱も悪罵も中傷も、みんな忘れてしまいます。たとえ覚えていたとしても、水に流すを潔しとするので、いつまでも根に持ったり恨んだりしません。しないと言うより、出来ません。
しかし中国人は忘れない民族です。今回の事件も、中国人は決して忘れないでしょう。そして今回の事件は、一見鎮まったかのように見えても、灰に隠れた埋み火のように密かに保たれ、いつか思わぬところで炎を吹き上げるかもしれません。そうなれば、日本がその炎に焼かれずに済む保証はないのです。
過てば改むるに憚ることなかれと言います。既に遅くはありますが、遅きに失してもやらないよりはずっとましです。日本と日本人は、一刻も早く韓国に対する甘やかしを改めなければならないと、私は考えます。
英語のことわざに「Spare the whip and spoil the horse」(鞭を惜しんで馬を損なう)ということわざがあります。韓国に対する鞭を惜しんだ結果、損なわれるのが韓国だけなら構わないのですが、巡り巡って日本にその咎が降りかかる可能性は極めて高いと思います。私はそれを強く危惧します。
ですから、日本は韓国に対し、惜しむことなく鞭を振るうべきだと思います。もしそれが出来ないのであれば、日本は韓国との関係を断つべきだと思います。
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