fc2ブログ
管理画面

韓国の反日解消方法論についての一考察

「韓国は反日ではない」と主張する韓国人は、珍しくありません。しかし彼らがどれほど言い繕おうとも、現在の韓国が反日であることは疑う余地のない事実です。

ところで今日の韓国の反日は、彼らが自力で独立を成し得なかったためであるという説があります。

もし彼らが、日本の「侵略」に対して国を挙げて戦い、これに勝って、自ら独立をつかんだのであれば、韓国は反日ではなかっただろうという意見です。さらにこれを進めて、「韓国が日本と戦いこれに勝てば、韓国の反日は消滅するであろう」という説です(確か産経新聞の黒田勝弘ソウル支局長も、この説を唱えていらっしゃったことがあるように記憶します)。

この「韓国(または朝鮮)が日本と戦って勝っていれば、今日の韓国の反日はなかっただろう」「韓国が日本と戦ってこれに勝てば、韓国の反日は消滅するであろう」とする説については、あまり深く考察する気にはなれません。むしろ考察すべきは、韓国(または朝鮮)が日本と戦って勝つという仮定の前に、韓国(または朝鮮)が「日本と戦う」という選択肢(あるいは意志)を持っていたかどうかについてではないでしょうか。

朝鮮にしても韓国にしても、彼らが独力で他国と戦ったことは、過去の歴史においても、いまだかつて一度もありません。これは彼ら自身も認めるところでして、しばしば「ウリナラは他国を侵略したことが無い平和を愛する国」などと自画自賛しております。

朝鮮(あるいは韓国)が平和を愛する国だから他国を侵略しなかったなんてのは、腹を減らしたキツネが取れないブドウを見上げながら「あのブドウは酸っぱいに決まってるから欲しくなんかない」と言うのと同じです。朝鮮(あるいは韓国)には、独力で他国と戦う意志も力もなかっただけというのがより正確な表現でしょう。

ついでに言えば、韓国人が「平和を愛する」なんてのも噴飯ものの嘘っぱちです。彼らが一旦強国の尻馬に乗って他者を侵す立場に立てば、生来の獣性を遺憾なく発揮して残虐非道の限りを尽くす連中だということは、古くは元冠、新しくはベトナム戦争で露呈しております。

そんな連中が自ら立って日本に戦いを挑み、さらに勝つなどという仮定そのものが、私には最初から考えられません。私が大リーグの松井秀喜打者を直球ストレートオンリーで三球三振に打ち取り、松坂大輔投手から初打席初球場外ホームランを放ってみせるということ並に考えられません。

もしそんな仮定がまかり通るのであればその前に、日本が大東亜共栄圏を成立させて欧米列強をアジアから駆逐し、名実ともにアジアの盟主となり、アジア全土を率いて欧米列強と対決し、堂々勝って世界全土を制覇し、やがては月にその覇を轟かせ、さらに太陽系を統一し、ついには銀河系に君臨するだろうなどという仮定の方が余裕でまかり通ってしまいます。

名実共にアジアの盟主云々以後の真性妄想はさておくとして、もし日本が大東亜共栄圏を成立させていればという仮定は、必ずしも妄想とは言えません。そしてもし日本が大東亜共栄圏を成立させていれば、おそらく朝鮮人は喜んで日本の支配を受け入れ、自ら進んで日本人を名乗って憚ることがないでしょう。現在ですら、日本人を名乗って憚ることのない朝鮮人がうじゃうじゃいるのですから。

どちらにしても過去の歴史において、朝鮮が日本に戦いを挑めばなどという仮定は成立しません。

日帝統治期前後、朝鮮匪賊や抗日テロリスト、ゴロツキ、酔っ払いが地下や仲間内や井戸端や飲み屋で、日本に対して気炎を吐いていたことはあったでしょう。しかし朝鮮が国家として、あるいは国家を代表する朝鮮人が、日本に正面から戦いを挑んだことは、今までに一度もないのです。

伊藤博文公などはハーグ密使事件の折に激怒して「かくの如き陰険なる手段を以て日本の保護権を拒否せんとするは、寧ろ日本に対して堂々宣戦布告をせらるゝの捷径なるに若かず」と、朝鮮王高宗に対し謝罪か、あるいは対日宣戦布告かを迫りましたが、それでも彼らは日本に対して戦いを挑むことはありませんでした。

では過去はともかく、これから以後に韓国が単独で日本に戦いを挑むという可能性はあるのでしょうか。韓国は現在も、過去のハーグ密使事件に類するような陰険な工作や活動は、実によくやっております。しかし例えば日本が本気で竹島を奪い返しに行けば、韓国は日本に宣戦布告してでも竹島を死守しようとするでしょうか。

今までの韓国の主張や言動を考えれば、たとえ日本が訓練の名目であっても、竹島周辺に海上自衛隊の艦を数隻集結させるだけで、韓国側から宣戦布告、即日開戦とならなければなりません。が、私にはとてもそうなるとは思えません。

もちろん血の気の多い韓国人が何人、あるいは何十人程度暴発することはあるかも知れません。韓国軍の一部が暴走する程度のこともあり得ると思います。

しかし韓国が国家として単独で正面から日本に戦いを挑むなど、どれほど韓国にひいき目に考えても、私の韓国観が弾き出す答えは「あり得ない」です。

現在の日本は、憲法によって交戦権を否認しております。もし明日韓国が日本に宣戦布告しても、日本は防衛は出来るでしょうが攻撃は議論を必要とするという馬鹿げた状況です。

韓国が本気で日本と戦って勝ちたいと思っているならば、現在これほどの好条件はありません。対日宣戦布告の理由など、韓国ならばいつでも日本海溝を埋めるほど捏造出来るはずです。にもかかわらず、彼らは陰険な工作はいくらでもやりますが、「正面から戦いを挑む」ということは絶対にしません。

いくら考えても、現在過去未来を通じて、韓国には日本と一対一で戦うという意志がありません。正しく言うならば、韓国には正面切って日本に一対一の戦いを挑む度胸がありません。

この現実を無視して「日本と戦って勝てば、韓国の反日はなくなる」という説を唱えるのは、あまりにも荒唐無稽に過ぎます。韓国の反日を解消したいのであればむしろ「日本の対韓姿勢が中途半端に優しいから、韓国の反日が無くならないのだ。日本が韓国に対する徹底したゼロトレランス(不寛容)を貫けば、韓国の反日はたちまち無くなるだろう」と言った方がよほど現実的で説得力があります。

結局「韓国が日本と戦って勝てば、反日はなくなるだろう」などという発想は、「落ちこぼれ高校生が東大を受験して合格すれば、その生徒の劣等感は消えるだろう」と言うのと同じです。ドラマの設定としては面白いかもしれませんが、国と国との関係を考える際にはそぐわぬ発想でしょう。日本はもう韓国の保護者ではありません。韓国の尻を叩いてやったり、あまつさえ自ら咬ませ犬になって韓国の反日を解消してやらねばならない理由は、一片もないのです。

基本的に韓国の反日は彼らが自ら持つべくして持っている感情であり、韓国自身の問題ですが、それを理解しようとしたり解消しようとしたりする日本の姿勢も、韓国の反日を助長したり維持させ続けてる一因なんじゃないのかなと、先日の親日反民族行為者財産帰属特別法の記事を見ながら考えた次第でした。



banner_03 fc2ランキング

本日もクリックありがとうございます<(_"_)>
スポンサーサイト




月見櫓 韓国 日韓