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半万年経ってから言えとまでは言わない。

10月9日はハングルの日ということで、例によって各ウリナラチラシではハングルマンセー記事がてんこ盛りだったようですが、日韓チャットにおいては、ハングルマンセーはハングルの日に限らず、しばしば目にすることが出来ます。

彼らが言うハングル賞賛の決まり文句は概ね「高い合理性」「優れた科学性」「世界中のすべての言語学者が認めた優秀性」です。

この考えがウリナラ式に煮え上がると、「世界中の全ての言語をハングルであらわすことが出来る」という考えになり、やがては「世界中の全ての言語はハングルであらわされるべきだ」というところに行き着くようです。

ところで、韓国において、外国人が韓国語を学ぶ場所としては「延世語学堂」という語学学校がつとに有名です。これは延世大学という韓国ではかなり上位の大学が運営する語学学校で、その評価は高く、ここで韓国語を学んだという日本人は少なくありません。

私がいる日韓チャットには、この「延世語学堂」での授業をネットで学べるという有料コンテンツがあります。「自宅で韓国留学!あの、延世大学韓国語学堂のカリキュラムをインターネットで完全再現!」と「あの」付きで宣伝しておりますが、その下にある申し込みのボタンには「受講申請中」と書かれており、きっちり間抜けてる辺りがやはり韓国だなあと思わせます(正しくは「受講申請受付中」と書くべきでしょう)。

さて「あの」付きで紹介されている延世語学堂のカリキュラム、ご親切なことにサンプル動画を無料で見ることが出来ます。そこで、とりあえず一番最初にある「オリエンテーション」から見てみました。

「オリエンテーション」では、以下のような案内が、韓国語の音声と日本語の字幕で紹介されます。
韓国の文字を「ハングル」といいます。
ハングルは1443年、世宗大王が創製しました。

このハングルは1997年10月にユネスコ世界記録遺産として登録され、世界でもっとも科学的で独創的な文字として世界的に認められています。

世界の多くの民族が自分の言語を表記するために文字を作ろうと努力しましたが、ハングルのように一定の時期に特定の人によって100%、独創的で新しく作られた文字は、ほかに例を見ません。

西洋人のアルファベットも発明されたのではなく、長い間、数多くの人たちに伝えられ、形作られたものです。しかし、ハングルは世宗大王という人物がはっきりとした目的を持って発明したもので、その体系も非常に科学的であるため、世界的に驚くべき存在となっています。

さて、そういうハングルを世宗大王はどうして作ったのでしょうか。その理由を探ってみましょう。

当時は、固有の文字体系がなく、中国の文字である漢字を使っていました。
そのため、教育を受けていない庶民は文字の読み書きがとても難しかったのです。

我が国の庶民が、読み書きが思い通りにできないことを不憫に思った世宗大王は、全ての人々が簡単に学べる文字を作るろうと決断し、ハングルを作ったのです。

世宗大王は自国の庶民をとても愛していた偉大な王であり、科学的な思考と探究心にとんだ王でありました。

それでは果たしてハングルが、どのような特製を持っているがゆえに、世界きっての文字として脚光を浴びているのでしょうか?まずその創製原理を見ていくことにします。

ハングルの母音は「天」「地」「人」を象徴する基本文字を基に作られました。

「天」を象徴する「・」、「地」を象徴する「-」、「人」を象徴する「│」・・・。
母音はこの3つの基本文字を重ね合わせて作られました。

子音は五行説と発声器官の形をかたどって作られました。

ハングルはこのように28字をおのおの別々に作ったのではなく、まず基本文字を作り、そこから残りの文字を派生させ、文字自体を音の特質に反映させています。

例えば英語の(t)と(n)という文字は音を持っていますが、それが音声器官の形とは何の関係もありません。

しかし(n)にあたるハングルの「ニウン」は舌が歯茎についた形をかたどって作られており、(t)にあたる「ティグッ」は「ニウン」に一画足して、同じ位置で音が出ることを表しています。

ハングルのひとつひとつの文字はこのようにして発声器官の形をかたどって作られたのです。
世界のほかの文字からは、そのような科学的な原理を見つけだすことはできません。

またハングルを三つの音節、つまり「初声」、「中声」、「終声」に分けたことは、すばらしいアイデアでした。
ハングルを世界でもっともすばらしい文字にならしめた根源がここにあります。

世宗大王は、ハングルによって人が出せる全ての音を表現でき、やさしく学ぶことができると言いました。

実際にハングルは音声文字として人が出せる全ての音を書くことができるだけでなく、自然の音までも表現でき、非常に体系的で科学的であり、やさしく学べ、コンピューターを使う情報化にも対応する世界でもっとも科学的で独創的な文字としてその優秀性を認められています。

さあ、どうでしたか。
世界が認める科学的な文字、ハングル!
これから皆さんは本コースを通じて、やさしく楽しく学習できることでしょう。

自分は全てできるという自信をもって、コツコツと勉強なさってください。
  筆者註:文中のハングルは、表示されない環境もあるので、カタカナに直してあります。

初めてこの案内を見た時は、「あの」延世語学堂における韓国語学習でも、こういう電波満載の前提を叩き込まれるのかと、暗澹たる気持ちになりました。韓国を代表する語学学校がこれなのですから、韓国における、あるいは韓国人によるハングルおよび韓国語の学習カリキュラムには、この手の電波が必ず含まれていると思って間違いないでしょう。

この電波は、当然韓国人自らの子弟にも余すところなく浴びせられております。したがって韓国人のほとんどが、この電波を微塵も疑わず信じ切っているようです。

しかし、わざわざ「世界的な言語学者」を引き合いに出さずとも、日韓チャットではハングルの欠点を嫌ほど見ることが出来ます。嫌ほど見てきた私が言いますが、ハングルは明らかに欠陥文字です(と言うのが言い過ぎであれば、未完成文字、あるいは発展途上文字と言い直しても良いです)。

まず、上記のオリエンテーション文中にある「ハングルが世界記録遺産に登録されている」という説明からして、まったくの大嘘であることは、確か以前にも述べたことがあるように思います。「世界記録遺産」に登録されているのは、「ハングル」ではなく、「訓民正音」です。

また、ハングルで全ての音を表現することなど、絶対に不可能です。音素が少ないと言われている日本語でさえ、ハングルでは表現し切れません。例えば「筒井筒 井筒にかけしまろがたけ 過ぎにけらしな妹見ざるまに」という歌をハングルで正確に書くことは出来ません。

そればかりではなく、実はハングルは、朝鮮固有語そのものにも万全に対応してはおりません。何故なら、ハングルはそもそも「漢字を読むため」に開発された文字だからです。これは、漢字一文字に対してハングルは必ず一文字で対応しますが、朝鮮固有語に対しては、ハングルは必ずしも一対一対応にならないことからも、その主眼が朝鮮固有語ではなく漢字におかれていたことが伺えます。

このことは訓民正音序文においても明確に「國之語音 異乎中國 與文字不相流通 故愚民有所欲言 而終不得伸其情者多矣。予爲此憫然 新制二十八字 欲使人人易習 便於日用耳(国(=朝鮮)の語音は、中国と異なり、文字(=漢字)と対応してない。ゆえに愚民は言いたいことがあっても、その情をのべることが出来ずに終わることが多い。予(=世宗王)はこれを哀れに思い、28文字を新制する。人々が習いやすく、日用に便利であることを願うのみである)」と述べられている通りです。

上記の「語学堂オリエンテーション」の文中にあるハングルが「100%、独創的で新しく作られた文字」という説明も嘘です。ハングルの構成が漢字のそれを真似ているのは一目瞭然ですし、ハングルの字母(漢字で言えば、偏(へん)や旁(つくり)に該当するもの)の中には、漢字由来と思われるものもあります(これについては、ソウル大学の李基文教授の著書「國語學概説」にも載っていたと記憶します)。

韓国人にとって、独自文化と誇れるものがこのハングルとキムチしかないがゆえに、これらを過剰に誇りたいという韓国人の気持ちも、まったくわからないでもありません。しかし誇りたいのであれば、ハングルにしてもキムチにしても、半万年とまでは言いませんので、とりあえず1000年使ってからほざけ、と思います。



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