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心配御無用

先日、日韓チャットで常連韓国人から「fetiaさんはブログを書くために朝鮮日報を読みますか?」と聞かれました。

このブログでは、時事関係のテーマは日韓チャットで出た場合に限っているため、私はあまり積極的にウリナラチラシをネタにすることは多くありませんが、まったく見ないということもありません。

ですので正直に「あまり読んでませんが、朝鮮日報、東亜日報、中央日報の日本語版を見ることはあります」と答えると、その韓国人は「そうですか。その三紙は、韓国ではあまり信用されていないので・・・」と言いました。

この韓国人に限らず、多くの韓国人が非常にしばしば言うのが、「朝鮮日報に書いてあることなど信用するな」という類の台詞です。何かニュースを取り上げると、「それは何で見ましたか」と聞き、そのソースが朝鮮日報であれば、せせら笑うような調子で「朝鮮日報は韓国で最も信用されない新聞です」と言います。

確か、韓国ではマスコミを「報道」ではなく「言論」と位置づけているそうです。新聞が行なうのは事実の広報ではなく、新聞社という言論機関の主観に基づく主張であると言います。中でも朝鮮日報は、韓国の一般の人々の考えとは大きく乖離し偏向した意見を持っており、それを韓国人の意見のように考えるのは間違っていると、韓国人はしばしば主張します。

私は「朝鮮日報の記事」=「韓国人の普遍的考え」と思っているわけではないので、その意見に反駁するつもりは特にありません。ただ、改めてこう言われて考えたのが、「それでは韓国人は、何を持って自らの代弁者と任ずるつもりなのだろう?」ということでした。

韓国の有力紙で得たソースを見せると、「朝鮮日報(あるいは中央日報、または東亜日報)なんかで得たソースは、偏向していて信頼にするに足らない」と言って韓国人がせせら笑うのはしょっちゅうですが、その韓国人が「これこそ最も信用出来る情報だ」と言ってソースを提示した例を、少なくとも私は知りません。

韓国人によると、「朝鮮日報」「東亜日報」「中央日報」は最も信用出来ない三紙だと言います。しかし韓国では、この三紙が新聞市場の7割近くを占めると言われております。もし韓国人の意見に従って、この三紙の主張を韓国人の意見として一切認めないとすれば、メディアから得られる意見や主張がより一層偏向するであろうことは、火を見るより明らかです。

そもそも、日本の報道であっても、情報収集を一紙のみに頼れば、それは新聞社の性格によって大なり小なり屈折を伴います。ネットの普及していなかった20年前ならいざ知らず、クリックひとつで数紙の記事を比較閲覧出来る現在、興味のある記事に対してならばより一層多くの情報を求めて、色んな記事を検索するのは当然です。

私はそうやって色んな情報を収集し、自分の意見や考察も交えて判断することにしていますが、韓国人にかかると、収集した情報の中に、有力三紙から得たものが入っていると、もうそれだけでその情報は偏向しているということになるようです。

しかし、そんなことを言う韓国人が持ち出すソースが、Naver知識INという韓国の検索ポータルで検索してきたものだったり、昨日見たテレビドラマだったり、学校で先生が言ってたことだったりします。ヘタをすれば、「ウリの周囲ではそんな話は見たことも聞いたこともないニダ」と言い張ったりすることも、決して稀ではありません。

彼らは、自分が一つの情報で全てを判断するので、日本人も同様だと思っているのでしょう。せっかくの御心配は大変ありがたく存じますが、大丈夫。私は韓国人の言ってることは、それが個人であれ言論であれ、とりあえず全て一旦眉に唾をつけて聞き、出来る限り多角的に見る癖を付けていますので。



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