教えて、まっさん。
最近ふとしたきっかけから、ニコニコ動画に大量のさだまさし作品がUPされていることを知り、ブランク期間を取り戻すべく狂喜しながらさだまさし巡りをやっております。
題して「さだまつり」などと言って、ここ数日というもの、日韓チャットでも、相手の迷惑を顧みず誰彼なく聞かせたり語ったりしているわけですが、そのさだまさしさんの歌に「人生の贈り物~他に望むものはない~
この歌は韓国人歌手の楊姫銀さんという方の歌詞を、さださんが和訳し、メロディを付けたものです。さださんが2006年まで毎年8月6日に長崎で行なっていた無料野外コンサート「夏 長崎から さだまさし」で、楊姫銀さんを招いて一緒に歌っている動画がニコニコ動画にUPされており、さだまつり絶賛開催中の私は当然のようにそれを見ました。
ニコニコ動画は、ご存知の方も少なくないと思いますが、もしかするとご存知でない方のために簡単に説明しますと、面倒な会員加入が必要で、閲覧した動画中に閲覧者がコメントを書き込め、視聴中に時報と広告が割り込んできたり、無料ユーザーには利用制限があるなど、色々
もちろん、日本人向けのサイトであり、と言うか2ちゃんねらー向けと言うべきかもしれないというぐらい、ねらー率は高いと思います。
で、話を戻しまして、「人生の贈り物」動画なのですが、その動画そのものは特別どうと言うものではありません。問題はその動画に書き込まれたコメントでした。
と言っても、別に嫌韓厨の罵詈雑言が書き込まれたわけでもありません。そもそもコメント数はわずか九つ(2008年6月23日午前7時現在)。その最後のひとつが、韓国人によるハングルのコメントだったのです。
韓国人歌手が出ているのですから、韓国人のコメントがあっても、そのこと自体はさほど不思議でも不自然でもありませんが、何が書いてあるのか、ハングルでは普通の日本人には当然ながら俄かには読めません。
一応私はハングルを読むことが出来ますが、それとてたかが門前の小僧です。いくら習わぬ経が読めても、経の意味を悟るまでには至っておりません。が、中には見慣れた単語や、おそらく漢語由来であろう単語(ある程度ハングルに慣れると、音から漢字を予想することが出来るようになります)を拾い読みしてみると「私たちはホニャララ国として相互理解がホニャララです!!!」と書かれているであろうことがわかりました。
そこまでわかれば「ホニャララ」部分も知りたくなるのが人情というものです。ニコ動のコメントはコピーが出来ません(出来るのかもしれませんが、私はやり方を知りません)ので、わざわざ手入力で機械翻訳の画面に写し書きし、きちんと翻訳してみました。
結果、そのハングル文章は「私たちは隣国として相互理解があるべきです!!!」と書かれていたことが判明しました。
確かに私は、最近でこそ飽韓や哀韓気味ですが、元々堂々と嫌韓を名乗っておりますし、韓国人を蛇蝎同然に見てはおります。しかし同時に知韓派であることも自負しており、決して韓国人との相互理解を、何があろうとも断固拒否するなどと言うつもりはありません。
少なくとも、私は日本人にしては韓国を理解しているつもりですし、更に理解しようとする姿勢は常に持っているつもりです。また、韓国人が日本を正しく理解しようとするのであれば、それを助けることはあっても、積極的に邪魔をするつもりはありません。
さて、ニコニコ動画の韓国人コメントですが。
高らかに「私たちは隣国として相互理解があるべきです!!!」と宣言するのは良いでしょう。何も間違ってはいません。
ですが。
そう言ってるお前が、その宣言を、何故、ハングルだけで書く?
ニコニコ動画は、日韓翻訳掲示板や日韓チャットと違い、日韓自動翻訳システムは当然ありません。出入りしている人も、そのほとんどは日本人です。その日本人の中で、ハングルを読める人など、私程度であっても、圧倒的絶対的少数派でしょう。
「相互理解」と言うのであればせめて、ハングルの後に和訳を付けるとか、さもなければ英文で書くとか、何かもっとやり方がありましょうに、一方的にハングルで「相互理解があるべきです」と書き捨てて行くのが、韓国式の「相互理解」なのでしょうか。
さだまさしさんの歌には、人類愛や世界平和を歌うものが多くあります。私もファンの一人として、その主旨には強く深く同意しています。
しかし、「理解」という言葉に対する理解そのものが違う生き物と、どのようにして「理解」しあえば良いのか、私はその動画を見つめながら、ただただ途方に暮れるばかりでした。