月見櫓

韓国旅行の是非について、前回記事のコメント欄で賛否があるようですが、私個人としては、「何が何でも韓国なんかに行くべきではない」とまでは申しません。

韓国へ行く目的が明確で、コストがそれに見合うものだと判断した方は、自己責任でお出かけになれば良いと思います。

これは韓国に限った話ではありませんが、ただ漠然と「海外旅行がしたい」「費用が安い」という理由で韓国を旅行先に選ぶなら、それはお止しになった方が良いですよ、と申し上げているだけです。

ましてや、まだ韓流捏風が通用すると思っている日本のマスコミの思惑にまんまと乗せられて韓国へ行くなら、たとえそのツアー代金が1円であっても、それにかかわる諸経費(例えば、自宅と空港間の往復交通費や燃油サーチャージ、空港使用料等)を支払って、わざわざ不快な思いをしに行くことになります。

韓国旅行の目的が最初から「韓国での不快体験」ならば良いのですが、「ウォン安でブランド品を安く買って、安くて美味しい韓国のB級グルメを楽しんで、韓国人の暖かい人情に触れたい」とか思ってるなら、それは今の季節に有料の屋内プールで優雅に泳ごうと思っていたのに、実際は金をドブに投げ捨てた上に、そのドブで泳ぐはめになるようなものですよ、と申し上げているのです。

あと、コメント欄で仰ってた方もいらっしゃいましたが、化粧品等、肌に直接つける物を韓国で買うのは絶対にお止めになった方が良いと思います。ハングルで書いてある成分表示が、仮に読めたとしても、その表示のとおりの成分かどうかは激しく疑問です。「韓国の化粧品を使ったら、肌の調子がとても良くなったわ♪」なんて思ってたら、実はステロイドが入ってました、なんてことが無いとは言い切れませんので。

さて、順調に韓国経済の崩壊へのカウントダウンが進んでいる今日この頃ですが、某巨大匿名掲示板の韓国経済ウォッチスレなどを見ていると、「3年前は、「10年後に韓国は日本を追い越すニダ！」が韓国人の勝利宣言だったのに、今じゃ「今日も韓国経済は崩壊しなかったニダ！｣が勝利宣言ですか？」というコメントがあって爆笑しました。

ところで、日韓チャットで見る限りでは、韓国の経済危機を実感として感じている韓国人はおりません。

先日、日本人部屋に迷い込んできた韓国人が「この頃為替が問題です」と言い始めました。しかし日本人がそれに食いついても、何かトンチンカンな答えしか返ってきません。

「問題と言うのは？」と日本人が聞くと、韓国人は「為替が暴騰して、経済事情が大変良くないです」と答えます。

「為替が暴騰」と言うものですから、「それは円の話ですか？wonの話ですか？」と日本人が聞くと、韓国人は「wonです。だから日本旅行も難しいですね」と答えます。この韓国人、自称大学生なのですが、どうやら暴騰と暴落の区別が付いていない様子。

この時、部屋にいたもう一人の日本人は、韓国人が経済話を出してきたとワクテカしながら応じていたようですが、私は既にこの時点で韓国人が経済話をしているつもりがないことを察知しておりました。

事実、この韓国人の話の焦点は「日本旅行」にあり、為替話は自分に対する同情や共感を誘うために振っただけの話でした。

おそらく韓国国内でも、多くの韓国人は自国経済が逼迫していることに気づいていないでしょう。この韓国人も、「為替が回復したら、日本へ旅行する」と言っておりました。しかし韓国経済が既に不可逆なダメージを負っているのは、客観的に見て間違いありません。

少し前に日韓チャットの常連日本人にJETROの韓国基礎的経済指標のページを教えてもらって見ていたのですが、経済音痴の私にさえ、韓国経済のヤバさがわかる数字が並んでいました。

2007年まででさえ決して良いとは言えない経済状態が、2008年になってから坂道を転げ落ちるように悪化しているのです。これが回復するとしたら、韓国で埋蔵量100年分ぐらいの油田が発見された時ぐらいでしょう。

客観的には、素直にギブアップして1日も早く巻き返しを図った方が賢明だと思うのですが、それが出来たら韓国人じゃありません。おそらくギリギリまで粘った挙句、全てを悪化させて糸が切れたように破綻するでしょう。

しかし個人的には、今が韓国主導で南北統一する最後のチャンスじゃないかと思っております。統一することで国民の生活レベルを強引に引き下げることが出来ますし、世界各国からの統一支援も期待出来ます。日本から在日を資産ごと引っこ抜く正当な理由にもなります。

現在、北朝鮮も統一に関しては金正日の生死とそれに伴う混乱というカードを握ってます。

どちらがどういうタイミングでカードを切るか、あるいはどちらもカードを切ることが出来ず膠着している間に漁夫が利を得るのか、韓国経済と合わせて、楽しくウォッチしている今日この頃です。