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幻の国-もうひとつの未来の昔話-

昔、ある大陸の東の果ての半島に、とある国がありました。

大陸の強大な国から強い圧迫を受け、禿山と荒れて痩せた土地によって構成されたその国は、大陸からの脅威に怯えて後ずさる兎の形をしていたと言われています。

その国には、欺瞞と猜疑に満ち、信じられぬと嘆くぐらいなら、他人を騙して儲ける方が良いと本気で思っている人々が少なくありませんでした。

またプライドが高く傲慢で半端で横着な人が多く、そのためその国独自の文化や高度な技術は皆無か、稀に発生するようなことがあっても、たちまち消滅するのが常でした。

プライドが高く傲慢な人々ですから奢侈が好きで借金をすることに躊躇がなく、半端で横着ですから仕事も杜撰です。そのため、小さな国だというのに、さして多くもない国民の腹を満たすことさえままならず、人々の欺瞞と猜疑が募って互いに殺し合うようになり、気がつけば、小さな国だというのに、更に南北に分断してしまったそうです。

しかし、その国の隣にある龍の形をした国の人々は、その国の人々がプライドだけは高くて傲慢だが半端で横着ということを知らず、その国の人々が吐き出す様々な嘘やでたらめにたやすく翻弄されて、その国の南半分国を援助し続けたために、少しずつ南半分国の方は豊かになっていきました(残る北半分国の方は、別の国が援助を行なっていましたが、その援助が途中で打ち切られると、たちまち元通りの、世界でも有数の貧しい国に戻ってしまったそうです)。

やがて南半分国は、被害者意識ばかりが強く、差別と言って泣き叫ぶことで我意を通そうとし、権利は主張しても義務を果たすことを知らず、自由は求めるが責任は負わず、目先の損得に常に左右される人々ばかりながら、龍の形をした国からのふんだんな援助を元手に、どんどん経済成長していきました。

借金をしてでも奢侈を貪り、堅実に働くよりも不正をしてでも一攫千金を狙う人々ばかりなので、せっかく龍の形をした国が莫大な援助を投じて南半分国に積み上げ、構築した様々なシステムも、南半分国の人々に運営を任せるようになると徐々に崩壊を始めるようになりましたが、100のものは80で完璧と考える人々だったので、誰もあまり気にしてはいませんでした。

その結果、当然のように経済は破綻し、人々はそれまで以上に相互不信を募らせるようになりました。

それに付け加えて、南半分国に原油を運んできた他国のタンカーに南半分国の船をぶつけて史上最悪の原油流出事故を起こしてしまい、経済と環境に莫大な被害を出してしまいます。さらにその責任を被害者のタンカーになすりつけようとしてしまったために、世界中の海運関係者が南半分国への海運を強く拒むようになりました。北半分国によって大陸との陸路が遮断されている南半分国が海運を断たれると、当時それでなくとも進行していた南半分国の経済破綻は更に激しく悪化し、とうとう南半分国の経済規模は北半分国と同じぐらいになってしまいました。

今では、南半分国が世界経済11位だった頃を知っているわずかな人々が、その頃の思い出を昔話として語り継ぐばかりですが、その国の人々は、誰もが、何故今もそんな夢のような国でないのかと激しく憤り、ひたすら恨み言を並べ、果てしなく火病って手がつけられません。

南半分国の思い出を語るわずかな人々も、聞く者が皆火病って手がつけられなくなるので、南半分国が北半分国と同じような国になってしまった理由は、実は隣にある龍の形をした国の陰謀なのだと付け加えた方が良いかもしれないと思うようになってきたこの頃です。



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