fc2ブログ
管理画面

今年も変わらず

年末に行なわれたEnjoy Korea翻訳掲示板の劣化リニューアル(事実上の廃止)に伴い、私のいる日韓チャットサイトの翻訳掲示板にも、Enjoy Koreaからの移転組が大量にお越しになっているようですが、チャットの方にはあまりお見えではありません。まあ、来てもあまり面白くないです、最近の日韓チャットは。

最近の私は、チャットにログインしても、待機室でとぐろを巻いていることが多いのですが、長時間待機室でじっとしている日本人IDは韓国人から見ると多少不気味らしく、わけのわからない言い掛かりをつけられることがたまにあります。

先日もある韓国人が、私を名指しで誹謗する部屋名の部屋を建てたので、乗り込んで行って詰問すると、「この部屋を作ったのは私ではない」と見え見えの言い逃れです。

自分から喧嘩を売っておいて、買いに行ったら逃げるなんてどんだけヘタレやねん、と思いますが、韓国人としては標準的です。

さて、少し前の記事ですが、朝鮮日報の鮮于鉦特派員による1月2日のコラムには、かなり笑わせてもらいました。朝鮮語版の元記事は12月31日付けのこちらで、日本語に翻訳した記事と朝鮮語の記事とのニュアンスの違いにも笑いました。一応参考までに、朝鮮語の記事の機械翻訳を以下にあげておきます。

[特派員コラム]あなたは世界最高ですか
鮮于鉦東京特派員su@chosun.com

昨年の初めまで暮らした東京佃という町内に、「漆芸中島」という商店があった。 器・箸など漆製品を作って売る庶民住宅街の典型的な雑貨屋だったが、屋台につるつるした寒天を小さく切って入れた水器を置いたのが特徴だった。

この雑貨屋が自慢する商品は白檀木を整えた「八角箸」。名前そのまま八角もようの箸だ。ところで店はこの箸が「何でもつかむことができる世界最高」と自慢した。寒天水器はこの話を証明するために置いたのだ。箸の終わりの部分までとても精巧に八角で削って、誰でも水にぬれた寒天を取り上げられるようにした。

「おもしろい」と感じながら見物して価格に驚いた。白檀木の材質により1万3000円まで受けた。この頃の為替レートで、箸一膳に18万ウォンという話だ。もう一度驚いたのが、店主人が11代目という話を聞いてであった。300年前から子々孫々箸を作ったというから、「世界最高箸」という話を商人のホラで片付けられなかった。

韓国がさまよい始めた昨年10月、世界最高のスシ料理人をインタビューしたことがある。世界的レストラン ガイド「ミシュラン」の最高等級の星三評価を2年連続受けた寿司王 水谷八郎であった。彼にスシの全部だと言える魚と米に関する話を聞いて、日本という国がまた遠くに感じられた。

彼は直接魚と米を選ばないといった。「常連魚物店主人が魚を選んで、常連米店主人が色々な産地の米を黄金割合で混ぜてくれる」とした。自身の「ニギリ(握り・手でもんで、寿司を作ること)」能力がいくら優れても、魚物店の世界最高鑑別力と米店の世界最高ブレンディング能力というインフラがなかったとすれば、世界最高になれないという結論だった。水谷の寿司屋をはじめとして、皆雑貨屋水準だった。

昨年7月 ソウルに休暇に行って道端で落ち込んだ。デコボコ泣いている中心街路、結びが炸裂した町内歩道ブロック、まばらに座り込んで、雨水がたまった舗装道路。今暮らしている荻窪という町内は東京郊外に属するが、そのような道路に会うのが難しい。日本は道路を作る荒仕事屋まで世界最高なのか、でなければ韓国は荒仕事屋さえいい加減なのか。

今韓国と日本は共に経済危機を体験しているけれど内容は正反対だ。日本は「円高」、韓国は「ウォン低」で悩む。別に話せば日本は過度に沸き上がる国家信用度、韓国は過度に落ちる国家信用度と戦うのだ。これは産業化以後一貫した流れだった。1980年2.6倍であった両国の通貨価値格差は今14倍で大きくなったし、韓国は通貨交換協定を通じて、日本にまた大きい世話になっている。

私たちはいつも政治が三流なのでそれでも恨む。だが日本やはり政治家の実力と実績は客観的に三流だ。日本で経験すればむしろ箸店、魚物店、米店、工事現場荒仕事屋の自分の努力と実力が韓国と明確に違って見せる。一部政治家でなく国民皆が国の現実に責任があるのだ。

外で見れば韓国は相変らず米・中・日という不沈航母の保護を受ける帆船のような境遇だ。虚張声勢せずに、人のせいもやめて、今年もう少しクール(cool)するように各自自ら省察する必要があるんじゃないだろうかと思う。今韓国は10年前危機の時とは違い自己反省が不足するようだ。それでさらに危険に見える。


入力:2008.12.31 23:33

このコラムは、きっとどこかの韓国ウォッチ系ブログで取り上げられるだろうなあと思っていたら、やはり「木村幽囚記」さんと「今日の韓流通信」さんとこで取り上げておられました。多分、他のブログでも取り上げておられるところがあると思います。

見ていると、このコラムを「韓国人にしては珍しく、自己批判と自省を促す記事だ」と思った方もいらっしゃったようですが、私はあまりそうは思いませんでした。

日本を引き合いに出して韓国を批判し、韓国人に自省を促す手法は、日東壮遊歌の頃からありますが、その根底には必ず、日本に対する抜き難い嫉妬や憎悪、侮蔑があります。

「ウリより出来ない日本に出来て、ウリに出来ないはずがない」という根拠のない自負と、現実問題として「出来ていないウリ」に対する「自分以外のウリ」への責任追及、「出来ない日本より、更に出来ない(自分以外の)ウリは反省汁」という上から目線で構成された、実に韓国人らしいコラムであると思いました。

また「自身の「ニギリ(握り・手でもんで、寿司を作ること)」能力がいくら優れても、魚物店の世界最高鑑別力と米店の世界最高ブレンディング能力というインフラがなかったとすれば、世界最高になれないという結論だった」という辺りもまことに韓国人らしいと思います。

このコラムからも感じられるように、韓国人には、「職人の技」に対する敬意がありません。そんな国で、「職人の技」が育つはずもありません。「職人の技」が育たない国で、「職人の技」を「インフラ」扱い出来るほど巷に溢れさせることが出来ようはずもないということに、書いてる本人が気づいていません。

「虚勢を張らず、他人のせいにするのもやめ、今年はもう少しクールにそれぞれが自らを省みる必要があるのではないかと思う」とありますが、そう言う朝鮮日報自らが、年明け早々「韓国の底力」と題する記事を三連発でぶち上げたりしております(「韓国の底力」シリーズ:危機を経験するたびに成長する大韓民国共同体の伝統、GDP比寄付額は日本の20倍組み合わせて新製品、ビビンバ遺伝子の伝統)し(朝鮮語版ではさらにあと三つ記事があるようです。面倒なので翻訳してないけどw)、他人のせいにすることをやめる韓国人がいたら、その韓国人は韓国では生きていけないでしょう。

このコラムでも、自分以外の韓国人に対して反省を促してはいますが、鮮于鉦自身が自らを省みる言葉は、一言半句たりともありません。

何年も日本に住んでいても、やはり韓国人は韓国人でしかないのだなと改めて思った鮮于鉦特派員のコラムでした。



banner_03 fc2ランキング

本日もクリックありがとうございます<(_"_)>
スポンサーサイト




月見櫓 韓国 日韓