不快生物駆除に関する考察
ところでコメント欄に釣りに来た人がいるようですが、過去に釣りかと思われるコメントは幾つかありましたし、それがネタになるなら釣られることもやぶさかではありませんので、あえて応じたこともありました。
しかし今回のものは、あまりにもお粗末過ぎて釣られる気にもなれませんでしたので、晒しを兼ねて生暖かく放置することにしました。
釣りに来るなら来るで、もう少しこちらが相手にしたくなるような工夫を凝らした上で来るのが最低限の礼儀というものではないでしょうか。今後釣りに来る方は、少なくとも弊ブログのネタになるぐらいのクオリティを携えた上でお越しください。
さて、表題の件。
生きた化石と呼ばれるほど太古の昔から存在し、過酷な自然と、更に過酷な環境の変化にも耐え抜いて生き残り、現在では人間が作り出した環境に順応して繁殖している生物がおります。
彼らは人間から見れば不潔に見える環境を好み、残飯や生ゴミなどを好みます。
その生物を知る人は、その生物に触るどころか見るのも嫌ですし、出来れば存在そのものを否定したいほどなのですが、彼らは人間の住むところであればたいていのところで出没する可能性が極めて高く、またその繁殖力も生命力も非常に旺盛なので、完全に駆除することは容易ではありません。
その生物は、単体だけならば駆除はさほどに困難ではないのですが、一度大繁殖すると駆除しても駆除しても、次々と果てしなく出没する彼らに、こちらの気力を削がれること甚だしいものがあります。
反面、世の中には彼らのことをあまり知らない人もいて、そういう人は彼らを見ても毛嫌いもせず、人によっては珍しがったり、中には手元に置いて大切にしたり可愛がったりする人もいるそうです。
確かにその生き物は際立ってグロテスクな形状をしているわけではありません。むしろその属としては平凡な形状ですから、何も知らない人が見れば、特別な嫌悪感を抱くことはないのかもしれません。しかし、彼らのことを少しでも知ってる人が見れば、その生き物を見ただけで受ける生理的嫌悪感は、拭いがたいものがあります。
彼らを上手く利用して人間の役に立てることも出来なくはないのですが、彼らは人間の役に立つような飼育環境におとなしく収まるものよりも、勝手に人間の住む環境に脱走してきて繁殖を始めるものが多く、脱走した先で繁殖を始めたら駆除は非常に困難です。
彼らの繁殖域と繁殖力を考えれば、現実的には彼らを地球上から完全に根絶することは困難でしょう。しかしだからと言って、彼らを放置し彼らの繁殖するがままに任せれば、彼らによって媒介される病気や環境悪化は馬鹿になりませんし、何より彼らと遭遇することによって受ける精神的ダメージは大きなものがあります。
彼らを見るのも触るのも嫌だという方の気持ちは非常によくわかりますが、だからと言って、見て見ぬふりをし続ければ、彼らはそれを幸いとして持ち前の繁殖力で爆発的に増殖し、私たちの生活環境をより一層おびやかすことになるでしょう。
それを防ぎ、彼らを出来る限り駆除して私たちの視界から遠ざけるためには、常に環境の清潔を心掛け、かつ彼らの生態をよく知ってそれに応じた対処をする必要があります。
そのためには見るのも嫌だなどとは言っておられません。彼らが出没する限り、私たちの周囲に出没するものがどういうタイプのものなのかを判断し、正しい対処をするためにも、彼らの観察を続けることは必要だと思います。