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ハングル専用化の末路

鳩山総理電撃辞任の直後、韓国では地方統一選挙があったそうで、何でも親盧派が勝ち、与党ハンナラ党が負けたとやらで、鳩山に憑依してた盧武鉉が、本国の統一地方選挙のために祖国に戻ったのかも知れません。

日韓チャットの常連韓国人の家族はハンナラ党支持だったようで、意に染まぬ選挙結果に家庭内で罵詈雑言が飛び交っているのを、常連韓国人が日韓チャットで実況中継してくれましたw

今回の韓国の選挙に関しては、あくまで伝聞ではありますが、「ハンナラ党が勝てば北朝鮮と戦争になる」とかいうビラが撒かれたとやら。なかなか巧妙な選挙戦術であるなあと感心しました。

それならハンナラ党は、それに対抗して「ハンナラ党が負ければ北朝鮮が無血統一を実現する」というビラを撒けば良くね?と言ってみたのですが、それだと絶大な逆効果を発揮しそうな気もしますw

本当に現在の韓国は、親北朝鮮派が広く深く根強く浸透しているのだなあと痛感した韓国の選挙結果でした。

さて、先日チャットログでご覧に入れた、ハングル専用における「朝鮮固有語、漢字語、外来語の区別」について、日韓チャットの常連韓国人に聞いてみたところ、「昔は外来語を表記する時は、字体を変えて書いていた」とのことでした。しかしいつの間にか、字体を変えて書くことはなくなったそうです。

では、今は外来語をどのように区別するのかと聞いてみたところ、「知らなければ区別出来ません」という至極真っ当な答えが返ってきました。

更に漢字語の場合は、韓国語の漢字音より、韓国語として発音しやすいようにハングルの綴りを変化させて教えているものがあるそうです。日本語でも、例えば「観音」の「音」の発音のように、一般的な読みとは全く別に、漢字熟語になると発音が変化するものがありますが、韓国語で例を挙げるならば、「白菜」がわかりやすいでしょう。

「白菜」は本来、漢字で書いた通りならば「paek-chae(カタカナで表記すれば"ペクチェ")」と発音するのですが、実際には「pae-chu(同じく"ペチュ")」と発音し、ハングルもそれに従っております。漢字を使っていればこの慣用読みもさほどに問題はないのですが、漢字で「白菜」と書くことのなくなった韓国では、仮に「白」をpaek、「菜」をchaeと読むということを学習したとしても、「pae-chu」という言葉が「白」と「菜」という漢字から成り立つ漢字熟語ということを理解することは出来ません。実際、私が聞いた常連韓国人も「白菜は固有語ではないか?」と言ってたほどです。

また、日本語の堪能な韓国人が、「邦題」という言葉を使っていたのを見たことがあるのですが、それは、「ホニャララという作品の邦題はわからない」というものでした。それを見て私は「?」と思いました。書かれている文章は日本語でも、その文章を書いてるのは韓国人です。韓国人が「邦題」と言う場合、それは「韓国の題名」という意味になるのではないか?と思ったのです。しかしその韓国人は明らかに「日本の題名」という意味で「邦題」という言葉を用いています。

そこで日韓チャットの機械翻訳や韓国語の辞書を使って確認してみたところ、日韓チャットの機械翻訳では「邦題」を「日本タイトル」と訳しており、韓国語の辞書には「邦題」という単語は載っておりませんでした。

では【邦】という漢字そのものはどうだろうと思い、韓国語の辞書を引いてみると「ウリナラ・・・」というハングルで始まっているので、「ほら、いくら韓国だって【邦】という字は「我が国」という意味で使ってんだろう?」と思って読み進むと、なんと辞書には「ウリナラの姓のひとつ」と書いてあるのですw

韓国の漢字辞書を引けば、ようやく「くに」という意味も出てきますし、「邦画」「邦貨」「邦国」「邦家」という漢字語も、あるにはあるようです。しかしそこまで徹底して【邦】の字義を調べる韓国人は、まずいないでしょう。

しかもこの「邦」という字の韓国語読みは同音の漢字が大変に多く、「方、放、防、坊、房、紡、訪、芳、傍、倣」などが同音です。さらに「題」という漢字も同音の漢字が非常に多く、「済、制、製、第、際、諸、提、帝、堤、剤、祭、弟、斉、蹄」などが同音です。となれば、必然的に「邦題」と同音の漢字熟語も多岐に渡ることになります。そのため韓国語における「邦題」という単語は、韓国語としては機能しなくなっているのでしょう。

つまり、以前から申し上げております通り、「同音異義語であっても、前後の文脈から理解出来る」という韓国人の言は真っ赤な嘘で、同音異義語の多い漢字で構成される漢字語は、もはや韓国では実用に堪えなくなってきているわけです。

その結果、現在の韓国では、出来るだけ同音異義語の少ない同義語、あるいは使用頻度の高い類義語に置き換えるか、そうでなければ朝鮮固有語や外来語などで言い換えるようになっております。

例えば日韓チャットで「該当する箇所を指摘せよ」と日本人が言ったとします。ところが、これは韓国人にはまず通じません。機械翻訳は、実に忠実且つ正確に翻訳しているにも関わらずです。

これは、「箇所」という単語が韓国人には理解出来ないためです。「"箇所"という単語は、韓国語にはありません」と断言する韓国人さえ珍しくありませんが、実際には「箇所」という単語は、韓国語の辞書にちゃんと載っています。

載ってはいるのですが、「箇」も「所」も同音異義語が多いためか、どうやら現在ではほぼ使われなくなっているようなのです。この場合、韓国人にもわかるように言うならば「該当する"部分"を指摘せよ」と言わなければ通じないのです。

「箇所」を「部分」と言い換えることは、その場限りで見ればそんなに大したことではないかもしれません。しかし別の語彙があるということは、それを用いることで表現されるそれぞれのニュアンスがあるということです。使用する語彙を制限すれば、必然的に表現のニュアンスや概念も制限されます。

ハングル専用は韓国語における「言葉の意味」の把握を困難にしました。ハングル専用化に伴ない、単語それぞれが持つ「言葉の意味」を徹底的に調べ学習するようにすれば、その弊害は最小限に抑えられたかも知れません(ただし、学習量が想像を絶するほど膨大になると思いますが)。しかし実際に韓国人が行なったことは「言葉の意味の学習強化」ではなく、「意味を正確に把握することが出来なくなった言葉の廃棄」でした。

そうやって使用語彙数を減らしていけば、必然的に語彙に付帯する概念も減っていき、思考における概念世界の広がりも妨げられます。

先だってのチャットログにもありましたが、日韓チャットの韓国人は「そういう意味で言ったのではありません」と言うことが非常に頻繁です。そう言う韓国人に、「ではどういう意味で言ったのか?」と問えば、ろくな説明もせずにふてくされるのも、極めて一般的です。

この「言葉の意味を重視しない。むしろ蔑ろにする」という傾向が進めば、やがて韓国人の言語からは、言葉そのものの意味が消滅して、韓国人は発する言葉の響きや発音の大小強弱長短のイメージだけで、有り体に言えば「鳴声」だけで会話するようになるのではないかと思う筆者でした。

そう言えば、ハングルって「動物の鳴き声も正確に表現出来る」というのが、ご自慢のひとつでしたね。



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