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日本人は在日に反論する資格がない

8月14日に放映されたNHKの討論番組で、映画監督の崔洋一が「日韓併合を肯定する人に歴史を語る資格はない!」と発言し、物議を醸しております。

日韓チャットではあのような論法で、他者と言うか日本人の口を塞ごうとする韓国人は極めて一般的なので、今更特別驚くほどのことではありません。が、今回のポイントは「日本人の母親と朝鮮人の父親を持ち、日本で生まれ育った在日が、日本の公共電波で堂々とそう言った」ということではないかと思います。

韓国人の両親を持ち、韓国で生まれ育ち、韓国社会に生きざるを得ない韓国人が日韓併合を全否定するとしても、それはある意味しかたがありません。韓国では、日韓併合を肯定する人には歴史を語る資格どころか、生きる資格さえ認められないからです。

これは法律などで明文化されているわけではありません。よく「韓国には親日罪がある」と言われ誤解されていますが、「親日反民族行為者財産の国家帰属に関する特別法」とは、かつて日帝統治時代の朝鮮において、親日反民族行為により財産を得た者の子孫から、その財産を没収するための法律であって、現在の親日行為を処罰する法律ではありません。

ですから現在の韓国において親日行為を罰する場合は、名誉毀損や非道徳的あるいは反道徳的といった理由で処罰するわけです。そうすることで、ある意味、法律として明文化するよりも対象をあいまいに、ありていに言えば恣意的に設定できるわけです。

韓国においては「道徳的」という言葉もクセモノです。韓国における「道徳」とは、基本的に他人の行ないに対する非難や攻撃材料であって、自ら行ない示すものではありません。もし誰かが「非道徳だ」と言えば、言われた相手は無条件に悪者です。故に韓国においては、必然的に「日本=非道徳」となっております。

現在の韓国においては(日本にも派生してますが)「未来志向の日韓関係」などという薄っぺらな言葉が横行しておりますが、それに対する「過去の日韓関係」とはどのようなものかと言えば、これはもう韓国人からすれば無条件且つ絶対的に日本が悪辣非道なわけです。

韓国人が「未来志向の日韓関係」と言う場合、「過去の日韓関係において日本が無条件且つ絶対的に悪辣非道だった」ということを絶対不変の真理とした上で、日本がそれを心から深く反省し、その前提で韓国と付き合うこと、つまり日本が韓国に対して常に卑屈でへりくだった態度をとるべきということであり、日本人が考えるような「日本と韓国は過去に色々あったけど、それらは全部水に流して、お互い前向きになってこれからの付き合いを考えようね」などというものではありません。

その韓国で、日韓併合を肯定する発言に対して弾圧や封殺があっても、それはむしろ当然の話です。それに同調することは言うまでもなく、単にそれを否定しなかったり、そう言った者を非難しないだけでも、反民族的=反道徳的なわけです。韓国では反民族的という烙印を押されれば、生きていくのに多大な困難が生じます。

しかし今回の発言は日本で、しかも片親が日本人で、更に日本で生まれ育った在日が、日本人に対してそのような発言を行なったわけです。仮に本当に反民族的でも、日本で生活するなら(本国韓国人と比較すれば)何らの支障もない在日が、です。

生活に支障があるとかないとか、そういう実際上の問題や、細かい理屈は抜きにして、日韓併合を肯定する意見は、韓国人として感情的に許すことが絶対に出来ないと言うのならば、それはそれで理解できます。

しかし、NHKの討論番組に出ていた在日の発言は「自分の感情的に、その意見は受け入れられない」というものではなく、言論封殺以外に受け取りようのない「語る資格がない」というものでした。

彼がそう言ったのは何故でしょうか。ひとつには、自分が感情論で話していると思われたくなかったというのがあるかもしれません。

韓国では違うようですが、日本の討論や会議において、感情論は原則的に禁忌です。討論や会議で感情論を展開する者は、それこそ「発言する資格がない」と言われてもしかたがありません。日本で生まれ育った在日なら、それは熟知していたでしょう。

もうひとつには、実際に言論封殺が出来ると確信していた可能性です。

個人的には、後者の方が可能性が高いと思います。つまり在日社会においては、日本人との議論に際し、日本人に対する言論封殺が充分に機能し、それによって議論を自分に都合の良い展開に持っていけることを、あの在日はこれまでの人生で学習しているのではないかと思います。

日本では酷いサベツを受けていると吠える割に、在日がちっとも日本から出て行かないのは、日本における在日サベツより、北朝鮮や韓国での僑胞・帰胞差別の方がずっと激しく酷いからというのに加えて、日本人相手には通用する言論封殺論法が、本国韓国人相手には全く機能しないというのも、大きな理由なのかもしれません。

そう考えると、今回のNHKの番組については、在日の日本人に対する意識と討論姿勢を、ネットユーザー以外の日本人にも露骨に見せたという点で、実は高く評価される番組だったのではないかと思います。



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