朝鮮戦争再開が回避されるとすれば
しかし今度は逆に、北朝鮮がへたれ気味。
延坪島での韓国軍による射撃訓練に対して、事前には散々威勢の良いことを吹き散らかしていたくせに、いざ本当に訓練が実施されると、「ウリはあんな幼稚な火遊びなんかに気を使わないニダ」とか、日韓チャットで常連日本人から十字砲火を浴びて満身創痍になった韓国人が、「チョッパリはこんなことしか言えないのですか。幼稚ですねkkkkkk」と必死で虚勢を張る姿とオーバーラップします。まことに、朝鮮人の品質の均一性は、かくも高いものかと改めて感心いたしました。まあ、北朝鮮の場合は韓国にビビってんじゃなくて、そのバックで睨みを利かせてるアメリカにビビってるんだと思いますが。
ただ、このへたれっぷりも北朝鮮の撹乱のひとつという可能性は十分に考えられます。ないものをあると言うのは朝鮮人全般に共通した習性ですし、今までの実績からも、北朝鮮はやることはやらないと言い、やらないことはやると言うことがしばしばあります。そう言えば北朝鮮が突然核査察を受け入れると言い出しましたが、これに対してアメリカが強く懐疑的なのも、そういう過去の実績があるからです。
とにかく、現在の朝鮮半島情勢は予断を許しません。
朝鮮戦争の再開に関しては、韓国から仕掛けるということは絶対にありませんが(これは断言します)、国際情勢あるいは周辺国の情勢によって、北朝鮮がわずかでも好機と判断し得る事態が発生したり、あるいは北朝鮮内部の事情で戦争を起こす方が良いと判断し得る事態に至った場合に、北朝鮮が(周囲からすれば唐突に思えるタイミングで)仕掛ける可能性は十分にあります。
何しろ北朝鮮には韓国ほど失うものがありません。国民にしても、戦争で死ぬのも餓死するのも死ぬのは同じというところまで追い詰められている北朝鮮人と、使い回しが当然なぐらいふんだんに残飯を出し、ダイエットに頭を悩ませるほど飽食している韓国人とでは、戦争に対するモチベーションの高さがまるで違います。
朝鮮半島内部で朝鮮人同士が食い合い殺し合うだけなら、思う存分(願わくは最後のひとりが息絶えるまで)やれば良いと思いますが、日本にとってこの対岸の火事は、飛び火の可能性も十分にある火事です。ましてや日本には、当事国に忠誠を誓った反日民族が合法的定住者だけで数十万もおります。さらに一時的滞在者や不法滞在者を入れると、その数は百万を軽く超えるでしょう。彼らが本国での有事勃発に合わせて、日本国内で何らかの行動を起こさないという保証は全くありません。私は起こすに決まっていると思っています。以前も申し上げておりますのでくどいと思われるでしょうが、私たち日本人はそれに対しての、少なくとも心の準備ぐらいはしておくべきです。
という訳で、延坪島砲撃以後、朝鮮半島有事について韓国の現状や韓国人の考えを聞いてみたいなと思ってはいるのですが、現在の日韓チャットはまず韓国人があまり来ない上に、来ても朝鮮戦争再開については彼らが可能な限り目を逸らしていたい話題ですから、とぼけたりはぐらかしたりで全く話になりません。
常連韓国人の中には、真面目に受け答えしてくれる韓国人もいないわけではありませんが、有事に対する危機感は日本人である私の方が上だったりします。
何しろ先だって大きく報道された民間防衛訓練にしても、在韓日本人が訓練をぶっちぎって勝手に街の様子を写真を撮りまくり、得意げにブログで紹介していたのを見つけ、そのあまりの酷さに私が激しく呆れて、韓国人にそのブログを見せたのですが、私がそれを何故酷いと言っているのか、韓国人にはまるでわかっていませんでした。
私が初めて韓国を訪れたのは1990年ですが、その当時は、みだりに街の風景を撮影することは厳に慎むようにと、はっきりガイドブックに書いてありました。当時の韓国は「間諜(スパイ)申告113」という貼り紙を随所で見かけましたし、街角には軍装の兵士が銃を構えて立哨しておりました。
知らずにでも軍事施設や防衛上の要所に関わるところを撮影したり、たとえ撮影してなくても撮影したと思われて通報されれば、スパイ容疑で連行されることも十分あり得ました(記憶が定かではないのですが、確か妹尾河童さんが、韓国で市場をスケッチしていて、間諜容疑で連行されたことがあったのではなかったかと思います。もしかしたら妹尾河童さんの知り合いだったかな?)。
民間防衛訓練にしても、先だっての日本の報道は、まるで朝鮮戦争後初めて行われたかのような報道だったようですが、あれも私が韓国を初めて訪れた頃は毎月1度、必ず行われていたものです。もし運良く(悪く?)「民防の日」にかち合えば、旅行者だろうが外国人だろうが関係なく訓練参加を強制されますし、指示に従わなければ逮捕されたり連行されることも十分ありました。
即ち、民間防衛訓練実施中に、訓練を無視して勝手気ままに街の様子を写真に撮りまくるなどという行為は、朝鮮半島情勢が緊迫している現在、単に無神経であるだけでなく、その場でスパイ容疑で逮捕されても文句が言えないほどの危険な行為ですし、韓国にとっても、防諜上甚だしく問題のある行為です。にも関わらず、当の韓国人は「その行為は防諜上甚だしい問題がある」ということに全く気づきませんでした。
それほどに現在でも韓国人は、北朝鮮に対する防諜意識が低く、朝鮮戦争に対する危機意識がありません。
ウリナラチラシには、【市民「戦争になれば志願入隊する」】などという勇ましい記事もありますが、言ってる韓国人は果たしてどこまで本気で言ってるのか、というかどこまで事態を現実的にイメージ出来ているのか激しく疑問です。もっとも赤化韓国市民に言わせりゃ中央日報は「信用出来ない新聞のひとつ」ですし、それを差し引いても、対外的には常に彼らの妄想上の模範的韓国人を装う韓国人が、街頭インタビューで「戦争が始まったら逃げます」などといった本音を言うはずもありませんが(ちなみに、日韓チャットで数少ない韓国人にインタビューしたら「戦争が始まったら逃げます」と言う韓国人ばかりでしたw)。
しかし、北朝鮮を攻撃することについては強い躊躇を見せる韓国人ですが、韓国の大統領府である青瓦台を攻撃することについては全く躊躇しません。その辺りに、韓国における北朝鮮の赤化工作の浸透っぷりが伺えます。
朝鮮戦争の再開が回避される可能性もゼロではありませんが、それは今までのように韓国や周辺諸国による現在の北朝鮮独裁政権の維持、即ち「問題の先送り」以外にあるとすれば、韓国内の赤化勢力による統一工作が奏功し、韓国人自ら青瓦台を襲撃して韓国大統領を血祭りにあげ、「平和統一」の美名の下に、戦わずして韓国が北朝鮮の支配を受け入れる場合だろうと思います。