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北でも南でも中の国でも

弊ブログには、不定期にコメント欄を盛り上げてくださる踊り子役が訪れるようで、管理人としては嬉しい限りです。「踊り子さんにはお手を触れないでください」的野暮は、ここでは申しません。どうぞ皆様、ガッツンガッツンいじってくださって結構です。踊り子ご本人も、きっとそれでこそ本望でしょうw

しかも今回の踊り子さんは、私がこちらで述べてることを「知ったかぶり」と断じるほど韓国に詳しい方のようです。若輩韓国ウォッチブロガーとしては、是非とも韓国に関わるご高説を賜りたいものです。今のところ、韓国を論じる以前のところで右往左往されておられるようですがw

ただ過去記事にうんざりするほど書いてあることを、さも弊ブログ史上初出の意見の如く並べ立てるのでは、仰る方ご自身が「知ったかぶり」の謗りを免れないのではないかと存じます。他人に向かって「逆のケースを考えてみよう」とか「想像力をめぐらせてほしい」と仰る場合は、その言葉がご自身へのブーメランにならないかどうか、今一度ご自身の行動と言説を見直すことも大切だと、私も自らへの戒めを込めて、僭越ながらご進言申し上げます。

しかしまあ、何を基準に「韓国を語るなら韓国に最低五年住め」とか「韓国人の友人1万人以上」などと仰ってるのでしょうね?韓国に生まれ育った由緒正しい韓国人でさえ、韓国のことをよく分かってない韓国人が極めて一般的というのが、私が長年韓国人に韓国について質問し続けて出さざるを得なかった結論ですし、韓国に生まれ育った由緒正しい韓国人でさえ、1万人以上もの韓国人の友人がいると断言出来る者は、絶対少数派でしょうに。

私は基本的に親切なので、「こういう【朝鮮侮り】は私たちの得点に、あなた方の失点になりますよ」とあらかじめはっきりと申し上げているのですが、【朝鮮侮り】をされる方々は全く改めようとしません。そうやって【朝鮮侮り】で私たちにせっせとアドバンテージを進呈してくださるのは、もしかして「強者の余裕」のおつもりでしょうか?しかし古諺にも窮鼠猫を咬むと申しますので、いくら踊り子さんが強者のつもりでも、【朝鮮侮り】は大概にされた方が御身の為かと存じます。 

おそらく踊り子さんが一所懸命踊る理由は、弊ブログの読者諸氏に【朝鮮サブリミナル】を植えつけるためなのでしょうけれど、もう少し上手にやらないと誰も引っかかりませんよ?「これぐらいの【朝鮮サブリミナル】でも、十分引っかかるだろう」と考えてること自体が既に、紛れもない【朝鮮侮り】であることに、どうぞ一刻も早くお気づきくださいませ。

さて、踊り子さんにかまってばかりもいられませんので、今回の本題に入りたいと存じます。

先だってから弊ブログでは「かのブログ」を取り上げておりましたが、「かのブログ」に登場する「中国朝鮮族」とは一体如何なる人々なのかという根本的な疑問をお持ちの方も、結構いらっしゃるのではないかと思います。実は私も、中国朝鮮族という人々に対する理解は、今ひとつ明快ではありません。

私の中国朝鮮族に対する理解は、全くなかったわけではありませんが、「中国に数多ある少数民族のひとつ」程度で留まっておりました。朝鮮人といえども中国人ですから、あえて手を出そうと思わなかったのが、彼らに対する関心が薄かった理由です。

彼らの血統は朝鮮人ですが、国籍とアイデンティティは中国にあります。同じく血統は朝鮮人でも、アイデンティティが不明瞭で、日本国籍のない在日朝鮮人とは、その点で大きく異なります。

彼らのルーツは、もちろん朝鮮です。その歴史は浅く、日本が1932年に建てた満州国に移り住んだ朝鮮人(但しその当時は日本臣民)が、現在の中国朝鮮族の主たる祖先となりました。彼らのアイデンティティは確かに中国にあるのですが、同時に朝鮮血統も強く意識しており、北朝鮮人や韓国人に対しては、明確に「同胞」という意識を持っているようです。

北朝鮮や韓国では、当時の為政者の恣意もありましたが、国内をまとめるためにも反日カードを切らねばならなかったという事情もあり、社会全体もそれを支持しております。そのため韓国では、実際の日帝統治を経験した老人よりも、日帝時代を知らない比較的若年の韓国人の方が、激烈な反日傾向を示すことは珍しくありません。

その点、中国朝鮮族は自らが中国という巨大な国における少数民族という立場上、反日カードを切るまでもなくまとまらざるを得なかったという事情からか、中共による反日教育を受けてはいても、反日感情はそれほど強くなく、現地を訪れた方や駐在している方のレポートを見る限りでは、北朝鮮や韓国と比べて親日的と言っても良いようです。

お人好しというか浅はかというか、日本人は「親日的」と聞くと、途端に警戒を緩めてしまう人が多いと思います。私もそういう浅はかな日本人のひとりです。ですから「中国朝鮮族」と聞けば、「キチガイじみた反日じゃない分、韓国人よりマシ」と本気で思っていた時期も、私にははっきりあります。確かに、キチガイじみた反日で日本人に謝罪の賠償のドクトウリタンのと詰め寄らないだけマシと思うことは、今でも出来ます。

以前、ふと「韓国から反日がなくなればどうなるだろう?」と考え、それを「もし韓国が。」という記事にしたことがあります。

先日から、中国朝鮮族について改めて調べているうちに、何やら強い既視感に襲われ、過去記事を検索してこの記事を読み返し、その内容の少なからぬ点が中国朝鮮族にそのまま当てはまることに、我乍ら驚愕しました。日本人にとってわずかに幸いと思えるのは、中国朝鮮族はあくまで中国の少数民族であり、いくら彼らが親日であっても、国家ぐるみで親密な交流を求めることは出来ないということぐらいでしょうか。

朝鮮人には、北朝鮮、韓国を始め、在日、在米、在中、在欧その他の在外等様々な種類があり、当然それぞれ異なる性質・性格・特徴を持っております。しかし根本の部分で、彼らが朝鮮人ということは揺るぎません。国籍とアイデンティティが中国にあろうと、如何に親日的であろうと、中国朝鮮族は紛れもない朝鮮人であるということを忘れてはならないと、「かのブログ」に登場する中国朝鮮族を見て、改めて自らを戒めました。

もちろん、数多いる朝鮮人の中には、対話可能な朝鮮人も間違いなくおりますし、日本人以上に冷静にフラットに東アジアを見つめ、考え、語ることが出来る朝鮮人も皆無ではありません。

しかし、そういう微々たる数の人々を朝鮮人の総体と考えることは、どんなに贔屓目に見ても出来ませんし、そういう微々たる数の朝鮮人が、朝鮮人の総体を変えることも絶対にありません。総体としてはあくまで、どこに住んでいようと、どんな教育を受けようと、基本的に朝鮮人は朝鮮人と考えるべきです。朝鮮人を理解しようと思う日本人はまずそれを頭に叩き込み、その上で各種の朝鮮人や個体差に合わせて、理解を深めるべきでしょう。

それを失念した朝鮮人理解は必ず間違った理解へ帰結すると、私自身の経験と反省も含めて、申し上げたいと存じます。


※お知らせ※
2月22日の「竹島の日」に向けて、弊ブログでは、ブログ「さくら日和」執筆者の佐倉純様主催「2011年竹島プロジェクト」に参加しております。
2月22日の「竹島の日」までの期間限定で、弊ブログでは竹島プロジェクトに賛同し、竹島は日本領土であることを改めて強く主張し、島根県の「竹島の日」を応援します。


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