今は被災地支援に専念する時
地震国日本では、大きな地震を体験した人は少なくありません。私にしても1995年に阪神淡路大震災を体験しておりますし、2004年の新潟県中越地震も非常に大きな震災でした。そういう具体的な自分たちの恐怖の体験に、更に津波と原発事故が重なった今回の震災を、我が身につまされる想いで見つめている人は多いのではないでしょうか。
これは謂わば日本と地震災害との戦争です。今は日本国民が一致団結して、事に当たるべき時です。少なくとも私は、そういう気持ちで今回の震災を見ております。
今回のような事態に直面すると、最も恐怖心を煽るのは情報の少なさよりは錯綜です。どうか読者諸姉諸兄におかれましては、デマの拡散に加担しないでください。有用な情報を得たと思っても、それをすぐに拡散するのではなく、その情報がどれぐらい信用のおけるとこから、誰の責任で発せられたものなのかを、必ず確認して下さい。弊ブログを読める方ならば、情報の確認はそれほど難しいことではありません。
特に今回は、原発事故の風評が甚だしいようです。確かに日本人なら誰もがたいてい、原爆の恐ろしさと共に放射能の恐ろしさを叩き込まれております。更に、放射線は目で見ることも出来ませんし、余程のレベルにならない限り肌に感じることも出来ません。まさに、見えない恐怖そのものなわけです。その上、今回は原発反対派が雀躍りしながら、その恐怖を煽る風評を広めております。
しかし、事故は最早起きてしまったことです。恐れても恐れなくても結果はさほど変わりません。無闇と見えない恐怖に怯えて騒げば、それは周囲の人にも伝染します。それよりも、少しでも多くの正確な情報を集め、それを元に冷静に判断する方が、どれだけ精神衛生的にも良いでしょうか。
今回の震災に際し、私も言いたいことはたくさんあります。特に現政権に対しては、本当に、何故今この時に、この政権なのかとホゾを噛む思いで一杯です。原発の是非についても然りです。
しかし今は、それを言う時ではありません。今は、幸いにも生き延びることが出来た被災者を、更に幸いにも、さほどの被害を受けなかった私たちが全身全力で支え、被害を少しでも小さく抑えるために日本国民が力を合わせる時だと思います。
でも、個人で出来ることには限界があります。ですから、個人で何もかも十全にしようと思わないでください。ユニクロの社長みたいに、誰もが個人で10億円も寄付出来るわけではありません。長者の万灯より貧者の一灯と言います。それぞれが自分の出来る範囲で、出来ることをしましょう。
個人で行なう被災地支援で、最も効率的で確実な方法は義捐金です。これは色んな方法で可能です。コンビニで買い物をしたら、そのお釣りを募金箱に入れるのも良いですし、さまざまなメディアも窓口になっております。ネットを通じて義捐金を送ることも極めて容易です。各自お好みの方法でなさってください。
しかし普段の生活を崩してまでする必要はありません。被災地への最も大きな支援は、被災しなかった地域がより活発な経済活動を行なって、被災地の分まで稼ぐことです。自粛ムードで日本経済を冷え込ませても、被災地には何の支援にもなりません。
さて弊ブログの性質上、韓国のことにも少し触れておきます。
韓国はいつもどおりです。地震当日、日本に居た韓国人どもはまさに泡を食らって韓国へ逃げ帰ろうと空港へ殺到したそうです。その勢いで、在日も全部帰ってしまえば良いのにと思います。
本国韓国人はと言えば、日本が地震と津波と原発事故のトリプルパンチを食らって苦しんでいることに、こみ上げる優越感を禁じ得ない者が多いようです。
世界中が日本に同情と励ましの視線を向けてる現在、そういった歪んだ優越感を露骨に示す者はさすがに韓国社会でもたしなめられておりますが、優越感を隠してるつもりで黄色いアンヨが見えてる連中は腐るほど見られ、吐き気がするほどです。
例えば私がしばしば取り上げる日本語が堪能な韓国人工作員「脳足りん君」のツイッターでは、「募金額ではなくコメントに感動する。1万ウォン(約1000円)募金しながら「愛憎の友人、日本よ!立ち上がれ!我々の子孫たちに住みやすい世界を作ってあげよう!」ってかっこよすぎだろ(笑)」というツイートがありました。
義捐金額の多寡を言う気は全くありませんが、「1万ウォン(約1000円)」というチンケな見栄の張り方(3月16日現在のレートでは、1万ウォンは720円足らずです)にも、「我々の子孫たちに住みやすい世界を作ってあげよう!」などという意味不明な上から目線も、これを「かっこよすぎだろ(笑)」と称賛する脳足りん君にも、吐き気がします。
こういう傾向が韓国の大手言論から個人に至るまで、概ね似たり寄ったりであることは、ネットでちょっと調べればいくらでも出て来ます。
韓国のこういう下衆な意識と比べれば、ベトナムのこういう言葉の方がずっと私たちの心に響きます。
今、日本は韓国などに構ってる場合ではありません。韓国の実態を暴き、それを解説するには精神衛生的に私自身にも余裕がありませんので、今はあまり詳しくご紹介いたしません。それにたとえ偽善であっても、思惑や下心があるとしても、日本に対して韓国から支援の申し出があることは事実です。そのことは、日本人としてひとまず評価するべきでしょう。
出来れば韓国は、足手まといになりそうな人的支援や、まず確実に独善的になるであろう物質的支援よりは、偽善で良いので金銭的支援に専念して欲しいとは思いますが。