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韓国のトンデモを俄に信じることの危うさ

前回記事でお尋ねした、「日韓断交した場合の日本側のデメリット」について、1件だけコメントを頂戴しております。

そのコメントに対して、既にコメント欄にて回答されている方がいらっしゃいますので、私からのご返事は省略しようかと思ったのですが、また同じようなコメントがあった場合のことを考えて、やはり私からも簡単にご返事申し上げておきます。

まずご指摘の、「日本の支援を失った韓国が中国勢力圏に入り国防リスクが跳ね上がる可能性がある」という件ですが、既にコメント欄で言及されているように、既に現在の軍事技術は、当事国同士の距離やその間にある障壁をあまり問題としなくなっております。

更に加えて言うならば、最も国防リスクを高めるのは「味方のふりをした敵と組むこと」だと私は考えております。いわゆる「背後から撃ってくる奴」です。

もし韓国が中国に組み込まれた場合、特亞三国は三位一体状態になります。今までなら日韓VS中鮮という形でしたが、韓国が中国に組み込まれれば日VS中鮮韓となります。単純に国同士の数で比較すれば2対2から1対3となるわけですから、「薄っぺらい」「上っ面」だけを「浅く」見るなら、確かに脅威の強さは跳ね上がります。

しかし日本とタッグを組んでいるとされているはずの韓国は、いつ日本を裏切るかわかりません。現場ではそれこそ、「日本兵二名で一名の韓国兵を入れて行動」しても、いつ隙を見て襲いかかってくるかわからないのです。

戦闘時において敵の戦力を削ぐのに効果的な方法は、敵兵を皆殺しにするよりも、敵兵の何割かを半殺しにすることだそうです。何故なら、直ちに死ぬほどではない負傷者が出れば、救出・看護の必要性が生じて、自ずからその部隊の戦力は大きく削がれることになるからです。皆殺しにするのと比べれば、コスト的にも労力的にも、少ないペイで大きなリターンが見込めるわけです。

日本が韓国と組むということは、負傷者がいなくてもそういう状態を自ら作り出すことにほかなりません。更に言えば、韓国軍の仮想敵軍が北朝鮮軍ではなく、日本の自衛隊であることも、私たち日本人は知っておくべきです。

つまり韓国は最初から、もちろん現在でも、日本の味方ではありません。韓国を味方にカウントして日本の国防を考えれば、ライフジャケットと思って着用して海に飛び込んだら、ウエイトジャケットだったでござるの巻になるでしょう。

次に「日本の対韓輸出・輸入企業が大打撃(韓国は確か日本の貿易輸出先の3位くらい) 」ですが、それは前回記事中で既に言及しております。是非今一度、当該記事をご精読ください。

って言うか、上記二点は既に過去記事中で言及しております。それについては「というようなことは、これまでにも何度か述べてきました」と書いて明確にしていたつもりなんですが、弊ブログはまもなく1000に届くほどの数の記事がありますし、その点だけをまとめて書いた記事はありません(多分w)。ですので、「日韓断交した場合の日本側のデメリット」についてコメントされた方は、該当する内容を探すのが面倒だったのでしょう。記事数が多いというのも考えものです。

そういう方の為に、弊ブログにはブログ内検索も設置しておりますが、もしどうしても記事を探すのが面倒臭ければ、月見チャットでダイレクトにご質問いただくという手もありますので、よろしくご検討ください。

さて、先だってその月見チャットで話題になったことですが、嫌韓というスタンスの難しさについて、思うところを述べたいと思います。

最近、週刊ポストに韓国起源説ウリジナル論についての記事が掲載されたようですが、Web版でも読むことが出来ます。

韓国が起源だとする主張「ウリジナル」に秋田犬や“日本”等
韓国の学者による「○○の起源は韓国」発言は評価されるため
「寿司、醤油、味噌、うどんの起源は韓国」と一部韓国人主張

これらの記事の内容は、弊ブログのご覧の皆様にとっては今更感に満ち溢れたものだと思います。が、韓国について関心が薄かったり、あるいは全くない人、韓流に浮かれて韓国の実態を直視してない、もしくは何らかの理由で直視出来ない人には、案外驚きの事実なのかもしれません。

ところで、【「寿司、醤油、味噌、うどんの起源は韓国」と一部韓国人主張】という記事では、韓国人がウリジナルを主張する理由を以下のように推察しています。

禅と同じで、アジア各地に同じような文化があるのに、欧米で日本のものだけが有名であることに腹を立てた韓国人が、「我が国にも似たようなものがある」というだけでは収まらず、「日本のものは偽物。韓国が本物」と極端に走った話なのだろう。

韓国に関心が薄かったり、全くなかったりする人や、韓流に浮かれて韓国の実態を直視してない人、直視することが(何らかの理由で)出来ない人には、この説明でさしたる違和を感じないのかも知れませんが、韓国人をある程度知る者にこの説明は、如何にも隔靴掻痒です。

しかし同時に、あまりに現実に沿った的確な説明も、如何なものかとも思います。

朝鮮関連は、日本人の感覚では俄に信じがたいことが山盛りあります。何故そうなのかという理由や背景を勘定にいれても、日本人には俄に信じられないということが珍しくありません。

例えばそれが近代化が始まる前後の、朝鮮儒教と土着の迷信に満ち溢れた過去の朝鮮の話ならば、ある程度しかたないと思えなくもないでしょう。もしくは衣食が足りなくなって礼節どころの話じゃなくなって、李氏朝鮮時代に逆行しつつある北朝鮮の話というなら、これもまたしょうがないと思える部分があるかもしれません。しかし、上っ面だけでも文明国のふり(と言うか日本のふり)をしている韓国でさえ、その意識と実態は近代化が始まる前後の朝鮮とさして変わりがないのです。

しかし21世紀になって早10年が過ぎた現在、そんなことを言っても、それこそ「日本人的感覚」では、俄に信じることが出来ません。

何しろ目に見える韓国は、一般人が航空機に乗って自由に海外旅行をすることが出来、高層ビルの立ち並ぶ街には自動車が溢れ、行き交う人々の手には携帯電話どころかスマートフォンが握られ、PCを使ってインターネットに接続し、自由にワールドワイドウェブを閲覧出来、世界中の人々とコミュニケーション可能な韓国人が、まさか100年前の、近代化前後の朝鮮人と変わらぬ意識だなどとは、「日本人なら」誰だって俄には信じられないでしょう。

逆にそれを「俄に」信じてしまう人の方が、問題があるかもしれません。そういう人は、何も知らないうちから「朝鮮人はそういうものだ」という先入観と言うか、「侮っている」可能性が高いからです。

確かに「朝鮮人とはそういうもの」です。しかし、きちんと知った上でそう結論付けるのと、ろくすっぽ知りもせず侮ってそう考えるのとは、似ているようで全然違います。それに「俄に信じてしまう人」というのは、「きちんと知ること」が出来なくなる傾向があると思います。

一言で嫌韓と言っても様々ですが、大きく二分すれば、「事実を知った結果として韓国人の欺瞞が許せなくなる」という人と、「韓国人の欺瞞が許せないから、事実を知りたい」という人に分けられるでしょう。

韓国人のトンデモを「俄に信じてしまう人」というのは、概ね後者です。何故なら、「俄に信じてしまう人」には、「韓国人は欺瞞に満ちている」という前提が最初から確立しているので、その理由や説明がどんなものであっても「韓国人は欺瞞に満ちている」と言えれば良いわけです。極論すれば、その「理由や説明」が本当に「事実」かどうかさえ、さして重要な問題ではありません。虚偽や、事実とは言えないほどの誇張でも、それによって「韓国人は欺瞞に満ちている」と言えるのならば、「俄に信じてしまう」傾向があります。

それの何が問題なのかと思う人もいるでしょう。実際問題として韓国人はトンデモだし、結局結論が「事実を知ったから韓国人の欺瞞が許せなくなる人」と同じなら、結論に至る過程で、論や考察の構築に多少の後先があったって良いじゃないかと思ってしまう人も、いるかも知れません。

しかしそれを許容してしまうのであれば、「日本は絶対悪」という確立した前提の下ならば、日本に関する如何なるトンデモ理論であっても「俄に信じてしまう」韓国人と、どう違うのでしょうか。

その違いは、今は誤差の範囲で、短期的な結果としては大きな違いがないかも知れません。ですが根っこで生じたわずかな誤差は、先端へ行けば極めて大きな差異になります。根っこから先端の距離が長ければ長いほど、その差異は大きくなります。その差異の結果が、現在の日本人と韓国人の違いではないでしょうか。

ブログ月見櫓では韓国人のトンデモを説明したり紹介したりしているのに、「韓国人のトンデモを見聞きしても俄に信じるな」などと言うのは矛盾ではないかと言われるかも知れません。

しかし「韓国人は欺瞞に満ちている」というのは、結論であって前提ではありません。その結論に至るためには、辿らねばならない過程があります。それを省略してしまうのではそれこそ本末転倒ですし、韓国人と変わらないと言われてもしかたがありません。

弊ブログではそう考えて、韓国人のトンデモを紹介しつつ、それを俄に、つまり無批判に信じないように、ぐだぐだとまどろっこしい説明を続けているのだとご理解いただければ、幸甚に存じます。

なお「韓国人の欺瞞を許せないから、事実を知りたい」という人について、非常に端的に現しているのがこちらです。よろしければご参考までに。



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