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北朝鮮のミサイルよりも脅威

韓国では昨日11日に総選挙が行なわれ、劣勢を伝えられていた与党セヌリ党(旧ハンナラ党)が、議席を減らしつつも単独過半数を確保しました。

日本と違って議会よりも大統領に権力が集中している韓国では、議席数そのものより、年末の大統領選に向けた影響力の方が重要視されるようですので、議席数を減らしたことはあまり問題ではないようです。

私は今回、韓国の総選挙についてはあまり関心がなかったのですが、月見チャットで「北がおっかないと、ハンナラが勝つねw」と言われて、なるほどそうかもしれないと思いました。

韓国経済は数年前から依然として逼迫し続けており、李明博大統領の手腕でどうにか持ちこたえているわけですが、大統領の任期終了が近づくとグダグダになるのは韓国ではお約束。今回の総選挙で、与党劣勢と言われたのもそのためでしょう。

韓国経済が依然として逼迫しており、頼みの綱の米韓FTAも韓国に利するところは少なく、そのため韓国民に不満が溜まっているのは事実でしょう。それでも現在の北朝鮮情勢が、韓国にとっても予断を許さない状態であることは韓国人でも理解出来ると言うか、理解したくはないのでしょうけれど、見ないふりも出来ないと言ったところでしょうか。

かつて金大中と首脳会談をしたというだけで金正日に親しみを持っていた韓国人は少なくなかったようですが、現在三代目の足固めをしている金正恩は、韓国人にとっても海の物とも山の物ともつかぬ人物です。

その上、ここ数年は金正恩主導と言われる韓国への武力行使も実際にあり、民間人の死者も出ていることから、いくら韓国人がニワトリ頭で赤化していて北朝鮮に親しみを感じていると言っても、さすがに多少の危機意識はあったのかもしれません。韓国の野党には親北朝鮮派が少なくありませんので、それが今回の韓国総選挙に反映されたのではないかと思います。

いずれにせよ、これで年末の大統領選挙に向けて、与党セヌリ党の朴槿恵が俄然有力候補になったわけです。彼女は朴正熙の長女という生まれから、女性ながら政治家としてのキャリアも長く、また韓国人は男性よりも女性の方が比較的まともな人が多いという傾向が強いので、個人的に彼女が韓国大統領になればと期待する部分はあります。

さて、韓国の政治についてはこの程度にしておきまして(正直言えばどうでも良いw)、日本として現在大変気になるのは北朝鮮のミサイル発射です。

本日12日に行なわれると言われていた発射はどうやら延期されたようですが、例によって北朝鮮のやることですから、今後素っ頓狂な展開になることは十分予測されます。しかしそれ以上に興味深いのは日本国内の反応でしょう。

既に北朝鮮のミサイル発射予告に伴い、日本は石垣島にPAC3を配備して警戒態勢を敷いておりますが、それにいたく不満を感じる人々の存在が明確になっております。これは日本にとって良いことだと思う反面、恐ろしいことでもあると思います。

良いことだと思うのは、こういうことがなければそういう人たちは明るみに出ず、見えないところで地味な印象操作に励んでいたのではないかと思うからです。

恐ろしいことだと思うのは、そういう人たちが特にマスメディアに多く存在するらしいということが明らかになってきたからです。もちろん、今までもその気配は濃厚にありました。かつては「一発だけなら、誤射かもしれない」などと紙面で堂々と放言した新聞もあったほどです。

しかし、これまでに北朝鮮から日本に向けて発射されたミサイルは、一発どころの騒ぎではありません。どんなに親北朝鮮日本人が擁護しようとも、北朝鮮に悪意があることは明白です。しかもその「悪意」が一体どういう意図に基づくものなのか、日本人にはなかなか理解が難しいのです。つまり、日本人には「北朝鮮が何を考えてるのかわからない」わけです。

にもかかわらず、依然として親北朝鮮・親韓・反日日本人がマスメディアには少なくなく、マスメディアという権威を背景にした発言に影響される日本人が多いことを考えると、その恐ろしさに慄然とします。

そういう意味で今回のような騒動は、その発言者が日本人として日本のことを考えているのかどうかを示すリトマス試験紙のような役割を果たしてくれていると言うことも出来るでしょう。

北朝鮮も韓国もさほど怖くはありませんが、日本国内に居る反日・親北朝鮮・親韓日本人や、日本人になりすましている特亞人の存在と、その煽動に軽々と振り回され、尻馬に乗って踊る人々の存在の方が、私にとっては北朝鮮のミサイルなんかよりも遥かに脅威なのです。



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