韓流捏風が止む日は近い
韓流ブームを支える層は主に中年女性と見られていましたが、この調査はそれを裏付けつつも、全体から見ればその割合は決して多くないということが明らかになりました。
現在の日本における韓流ブームと呼ばれるものの端緒は、やはり「冬のソナタ」でしょう。メガネを掛けた裴勇俊は、画像を見るだけなら真面目で物静かな好青年に見えましたし、臆面もない純愛ドラマは、日本では明らかに時代遅れでしたが、逆にそれが日本の流行に付いて行き切れなかった中高年主婦層には受けたのかもしれません。
しかも「冬のソナタ」のストーリーのプロットは、日本の漫画が元ネタとも言われます。初めて見るのに、どこか懐かしいような感じがするものは、何であれ取っ付きやすいものです。
いろいろ分析は可能ですが、いずれにしても「冬のソナタ」が日本の一部の層に受け、それが日本における韓流ブームと呼ばれるものの起爆剤になったのは事実かもしれません。
しかしその後がお粗末でした。
韓国では、何かヒットすると「Me too商法」などと言ってたちまちそれを真似た商売が乱立します。その結果、本家も元祖もパクリも、何もかもがビビンバの如くに捏ね混ぜられてしまい、全てが台無しになります。韓国で、独自の伝統的な文化が育ちにくい所以です。
ですが韓国では、ビジネスアイディアなど最初から自分で考えるものではないようで、それを問題だと思う韓国人は多くありません。少しでも早く流行っている内に流れに乗って、儲かる内に少しでも多く稼いで、儲からなくなればとっとと離脱し、また別の新しい流行に乗っかって商売すれば良いというのは、韓国では極めてオーソドックスなビジネススタイルです。
韓国内ではそれでとりあえず回っていたのでしょう。ビジネスアイディアなどはよそから(特に日本から)調達すれば良いのです。そのネタで儲からなくなれば、またよそ(日本)からパクってくれば良いのです。
日本で流行ったものなら、韓国でも流行ることはほぼ間違いありません。最初から流行るとわかっているものを、お手本通り韓国的パペクトでコピーすれば確実に儲かるのですから、彼らにとって日本は金の卵を生む鶏でもあったでしょう。もちろん彼らにその認識は、今もないでしょうが。日韓チャットの常連韓国人も、「日本の長所は外国の物を盗んで来たこと。日本が盗んだものをウリが盗むことは悪くない」というのが、韓国人の隠れた本心だと言っていました。
その日本に対して、韓国人は同じ手法で韓流ブームを仕掛けたのです。
韓流の元祖とも言える「冬のソナタ」からしてそうですが、その後も韓流と言えば、単に韓国人が歌ったり踊ったり演じたりしているだけで、「韓国らしさ」と言えるものがほとんどありません。それどころか、韓流芸能人は極力「韓国らしさ」を見せぬようにしている風にさえ感じます。彼らが「韓国らしさ」を見せる時もありますが、その時はこちらの都合も何も一切無視して、無理やり口に突っ込むようなやり方で押し付けるのです。
その上韓流芸能人は一山幾らのグループで来ることが多いのですが、どいつもこいつも金太郎飴で、グループごとの違いは言うまでもなく、グループ内の個体識別さえ判然としません。
日本のマスコミは相変わらず必死で韓国を持ち上げていますが、いくら好きでも、タレや薬味で変化を持たせることが出来ると言っても、毎日焼肉を食わされるのに耐えられる日本人はそんなに多くないと思います。ところが韓流ブームは、とにかく毎度毎度同じようなものを、これでもかこれでもかと押し付け続けているのです。何しろ韓流に関しては、日本からパクるわけに行かないので、彼らとしてはそうするしかしようがないのでしょう。
日本のマスコミは、韓流ブームに極めて協力的です。日本人に韓流ブームを押し付けるばかりではなく、韓国の悪い情報を日本国内には発信しないようにしています。
が、それさえも限界に近い感があります。瑕疵を隠した商品を買わされることに、たいていの日本人は強い嫌悪感を抱くものです。マスコミがどんなに一所懸命隠蔽しようとも、ネットを中心に韓国の実態は徐々に広まっております。自分の頭で考えることの出来る人なら、日本のマスコミが報じる韓国と現実の韓国のギャップに気づくことは難しくありません。
仮に韓国の悪い情報を一切信じないとしても、日本人には大なり小なりオタク気質があります。韓流の底の浅さは日本人のオタク気質を満足させることが出来ません。何しろ韓国のアラを血眼で探していると言われる嫌韓でさえ、彼らのアラのあまりのワンパターンさに飽きるほどなのですから。
日本の韓流は、概ね韓国本国の国家ブランド委員会と、在日からの資金によって支えられていると考えて良いでしょう。日本以外で韓流が盛り上がらないのは、日本以外には在日がいないからとしか考えられません。
彼らの資金が尽きるまでは、韓流捏風とやらも続くかも知れませんが、日本の不況も久しく、韓国経済も相変わらず逼迫しています。おまけに北朝鮮の代替わりに伴って半島有事勃発リスクはかつてないほど高まっています。
韓流捏風が止まらざるを得なくなる日も近いのではないかと思います。