嫌韓よりも嫌韓を促すのは
4種類飲んだのですが、その中で一番旨いと思ったのはナギサビールのアメリカンウィートでした。あ、別にステマじゃないですよ。ナギサビールさんから別に何も貰ってないし、って言うかナギサビールさんとは「アメリカンウィートください」「はい、ありがとうございます」以外の言葉を交わしていないし、ナギサビールが売れても私には一銭も入りませんので念の為。
それに、比較的小さな規模のオクトーバーフェストでしたが(オクトーバーフェストは、何月にやってもオクトーバーフェストって言うそうです)、それでも出店数は20社以上、1社当たり2~4種類のビールを出していたので到底一人で全社全種類飲むのは無理です。なのであくまで「私が飲んだわずか4種類の中で、私が旨いと感じたもの」であって、私が飲んでない中にもっと美味しいビールがあったかもしれません。
しかし、いくら日曜日といえども、あんなド真昼間から地べたに座ってビールかっ食らっていれば、下手すれば通報されかねないものですが、さすが祭り。さすが非日常。誰もが本当に和やかに楽しげにニコニコとビール飲んでましたし、ビール飲めないお子さまたちも砂煙蹴立てて、楽しそうに走り回っておりました。
全体的に地元有志の手作り感たっぷりのイベントで運営がグダグダなところも、まったりビール飲むだけの祭りには合っていたのかもしれませんw
祭りと言えば、5月12日から韓国の麗水で「生きている海、息づく沿岸」をテーマに掲げる万博が始まりました。が、来場者数はかなり伸び悩んでいるようです。
麗水は朝鮮半島の南端にあり、ソウルからはほぼ真南に位置し、直線距離で400km弱、釜山からはほぼ真西の、同じく直線距離で200km弱の場所にあります。かなり辺鄙な場所と言えます。
一応ソウルからは直通のKTXが出ているようですが、それでも約3時間かかると言いますから、やはり交通の便の悪さは否めません。そういうエリアであれば、周辺に十分な宿泊施設が用意されているはずもなく、来場者数が伸び悩むのもむべなるかなです。
この構図はF1韓国グランプリの時と全く同じですから、本当に韓国人は学習しない生き物です。
万博に限らず、国際イベントにはオリンピックやワールドカップ、あるいはF1グランプリなど様々なものがあります。しかし韓国人にとって国際イベントとは、一意に韓国の国威を掲揚するためのものであって、そのイベントの主旨や内容にはもともとそれほど関心がありません。これはブログ月見櫓をある程度の期間ご覧になった方なら、とっくにご承知のことでしょう。
その上、彼らにはホストとしてゲストをお迎えするという意識もありません。むしろゲストがホストを盛り立てるべきだと言わんばかりの態度なのですから、よほどイベント内容そのものに関心が強いか、あるいはゲストとしてホストである韓国を盛り立ててあげたいという献身的な気持ちがなければ、来訪モチベーションが上がらないのは当然のことでしょう。
実際、麗水万博の公式ホームページを見ても、「ウリナラマンセー」の気迫は大いに感じられますが、肝心の麗水万博へのアクセス方法や、現地宿泊施設情報、周辺の観光案内のアナウンスなどの、「ゲストが麗水万博に来るに当たって、何を欲しているか」ということを考えた情報は、大変に貧弱です。
特亞には比較的好意的な記事を書くと言われている西日本新聞でさえ、今回の麗水万博については
「圧巻」と指摘する人が多いのは韓国館の映像。直径30メートルのサークルビジョンに映し出され、見る側は浮遊感を覚える迫力だ。ただ、各館で自然災害の脅威や環境保全の大切さを描いた映像を何度も見るうちに、食傷気味にもなった。 |
入場券販売窓口では料金がハングル表示のみで、韓国語が分からない個人客に手間取る場面も見掛けた。韓国館でさえ、映像中の文言がハングルのみなど外国人対応には課題があった。 |
韓国政府は麗水万博の経済効果を12・2兆ウォン(約8500億円)と試算。万博組織委員会は会期中、1千万人の動員を目指す。単純計算で1日10万人の入場が必要だが、初日にもかかわらず、午後7時現在、約3万5千人と予想を下回った。早くも知名度の低さによる集客力の弱さが露呈した格好だ。 |
たいていの韓国ウォッチャーにとっては、韓国人が何ごとにつけ「ウリってすごいでしょ、さあ褒めて褒めて褒めて」と言いたがることをよく知っておりますから、今回の麗水万博のホスト国としてのお粗末さもさほど驚くべきことではありません。しかし韓国人を知らない人たちにとってはどうでしょうか。
こういう国際イベントがある度に、それに釣られて韓国を訪れた外国人は現実の韓国を目の当たりにすることになり、もともと韓国をあまり知らずに来た外国人は「韓国って何か酷くない?」と思わされることになります。これで犯罪被害のダメ押しでも食らった日には、韓国に対する否定的な意識は拭いがたいものになるでしょう。
世の中には目が見えても現実が見えず、耳が聞こえてもそれを認識出来ない人も結構多いので、そういう人たちは現実の韓国を見ても何とも感じないかも知れません。韓国人と互換性の高い人も人類の中には一定数存在しますので、そういう人たちには、韓国は案外居心地の良さそうなところに感じられるかも知れません。
しかし、現実を見ることが出来、聞こえる音を認識出来、それらをもとに考えることが出来る人たちにとっては現在の韓国と韓国人は、あまりにも自己中心的で排他的です。現実の韓国を認識することの出来ない人や韓国人と互換可能な人々以外は、それを確実に不快と感じることでしょう。
まことに、嫌韓を広めるのは嫌韓などではなく、韓国と韓国人自身だと言わざるを得ません。