続・毒になる国
しかし、頑なに韓国と誼を通じるべしと主張する勢力は、いまだ日本人の中に一定数存在します。何故彼らは、韓国との友好に固執するのでしょうか。
ひとつには、利権が考えられます。役得と言い換えても良いでしょう。
日本と親密であることで、韓国は日本から多くの援助を期待できます。そのおこぼれを狙う連中は、日韓友好を促進することに前向きでしょう。
また韓国は、国家ブランドイメージを向上させるために多額の国家予算を組んでいます。韓国の国家ブランドイメージ向上に協力すれば、私腹を肥やすことは容易です。日本と韓国が親密であればあるほど、その余地は拡がりますから、そういう人たちが日韓友好に固執するのは当然です。
あるいは、製造業の技術者から芸能人に至るまで、日本で多少落ち目になっても、韓国でなら十分通用する技術や能力を持っている人にとって日韓友好は、非常に望ましいのではないでしょうか。
もしくは、結婚などで韓国人と濃厚な関係を持っている人にとって、日韓の関係はダイレクトに自身の人間関係に影響しますから、出来る限り良好な日韓関係を望まない人はいないでしょう。
言うまでもなく、在日や日本国籍を得た朝鮮人にとっても、日韓友好は極めて重要です。日本と韓国の関係が良好であれば、コウモリのようにどちらの国にも良い顔が出来て、いいとこ取りが出来ますし、また双方からも比較的暖かく受け入れられます。ですが、日韓関係が剣呑になれば、双方から邪険にされ、排斥されてしまうでしょう。
そういう人々にとって、日韓友好の促進が重要課題であるのは理解出来ます。しかし、そうではない日本人にとって、日韓友好の促進によるメリットとデメリットのバランスはどうでしょうか。
何度でも言いますが、日本にとって韓国との付き合いは間違いなく災厄です。メリットとデメリットのバランスをはかれば、明らかにデメリットに傾きます。
故司馬遼太郎氏は生前、何度も「日韓併合は日本にとって、持ち出しばかりでちっとも儲けにならない、そろばんの合わない商売だった」と言っておられましたが、実はそろばんが合わないのは、日韓併合に限ったことではありません。日韓国交正常化以後の日韓間の収支を厳密に弾き出せば、確実に日本側の大赤字でしょう。
それでも、韓国が防共の砦として機能していた間は、日本側の差損を必要経費と考えて目をつぶることは可能でした。しかし北朝鮮による対南工作の完了によって、今の韓国には防共の機能さえ望めないのです。それどころか、韓国自身による日本への敵意や工作が暴露されつつあります。
日韓併合前夜、日本の保護下にあった朝鮮は、裏では日本に対する敵対行為に勤しんでいました。その最も顕著な例が、ハーグ密使事件です。
この卑劣な陰謀を知った伊藤博文公は、高宗に謁見して「斯くの如き陰険な手段を以って日本保護権を拒否せんとするよりは、寧ろ日本に対し堂々と宣戦を布告せらるるには捷径なるに如かず(こんな陰険なやり方で日本の保護権を拒否しようとするぐらいなら、むしろ日本に対して堂々と宣戦布告なさった方が手っ取り早いですぞ)」と激怒したといいます。
李明博韓国大統領の竹島不法上陸から天皇陛下侮辱発言とその言い訳に至る一連の流れを見た私たちは、この時の伊藤博文公の憤りを実感として理解出来るはずです。
日本がどれほど韓国に手を差し伸べ、友好を深めようとしても、韓国人たちは常にその裏で私たちを陥れようと画策します。それは100年前からおそらくこの先未来永劫変わらぬ、朝鮮人の習性なのです。
「毒になる親
この「毒」も、ごくごく少量ならば「反面教師」という薬に出来なくもありませんが、既に日本国内にある「毒」だけで日本が病むには十分な量であり、その上日本を訪れる「毒」の量は、いつ致死量に達しても不思議ではありません。
そうなる前に「毒」との接触を断ち、体内の「毒」を出来る限り排出するように、私たち自身が努めなければ、私たちの未来はない、かもしれません。