「日本女は韓国男にメロメロ」という韓国人の妄想、あるいは願望
この都市伝説を端的に示したのが、韓国の「日刊ベスト(略称:イルベ)」という掲示板に掲載された「日本人が考える韓日カップルの現状」というスレッドです。
「日本人が考える韓日カップルの現状」というタイトルからも、またスレッド内冒頭に「この記事は、日本男性の方が書いた韓国人女性と日韓カップルの構図です」との但し書きからも、「韓国人男×日本人女…95% 日本人男×韓国人女…5%」というのが日本人の考えであるということを強調しておりますが、この記事を転載したカイカイ反応速報以外の日本のサイトで、同じ記述を見つけることは出来ませんでした。
この「韓国人男×日本人女…95% 日本人男×韓国人女…5%」という割合は、韓国人の対日複合意識を相当癒してくれるもののようで、韓国人ばかりではなく韓国人に迎合する日本人も、時々こういうネタを持ち出します。
在韓日本人のブログなどでも、韓国では日本人女性と韓国人男性のカップルしか見かけないなどという報告を散見しますし、「韓国での日韓の国際結婚者の比率については、韓国人男性と日本人女性の割合が圧倒的に多いというのをニュースなどを通して聞いています」と明言する在韓日本人もおりますので、「日本女は韓国男にメロメロ」という類の都市伝説は、韓国では相当広く深く信じ込まれているようです。
日本人にとって1990年頃までの韓国は、男性がイケナイ遊びをしに行くところであって、女性が訪れて楽しい国ではありませんでした。当時韓国を旅行した女性に対して、「女が韓国に何しに行ったの?」と真顔で聞く男性も、決して珍しくはなかったのです。
1990年頃までの韓国は、日本からの距離も近く物価も今と比べればかなり安かったので、韓国に愛人を囲っていた日本人男性は結構いたようです。
「弟を大学に行かせてやるためにこの世界に入ったの」という水商売の韓国女の身世打鈴にほだされマンションを買ってやったという日本人男性の話は、確か呉善花女史の著書にもあったように記憶します。しかし長引く日本の不況と韓国の物価上昇に伴い、現在では韓国に愛人を囲う日本人男性は激減しているでしょう。
また日本では草食系男子などと言われて、自ら進んで積極的に女性にアプローチする男性が少なくなってきていると言われる昨今、わざわざ韓国くんだりまで出かけて韓国人女性と付き合おうという日本人男性は、確かにそんなに多くないでしょう。
その点、男性と比べれば女性の方が行動力も好奇心も旺盛な傾向がありますから、恋愛において韓国まで出向くことを厭わないのは、男性よりも女性の方がはるかに多いのかもしれません。それに前述したとおり、日本人女性に対する韓国人男性のアプローチは、凄まじいものがあります。韓国人男性にとっては、「押してダメなら押し倒せ」が、決して比喩や冗談ではないのです。
その勢いに押されて韓国人男性と付き合い始めた日本人女性が韓国を訪れるということは、割とよくある話のようです。そう言えば韓国で一時行方不明になっていた日本人の女子大生もいました。それで韓国内では、日本人女性と韓国人男性のカップルが目に付くのでしょう。
また一般的に、韓国人男性は女性と寝ることを、「その女性を征服した」と考える傾向があります。国籍や民族に関わらず、男性にはそういう傾向があると言う人もいるかもしれませんが、女性と性的関係を結んだことを、「女に太極旗を立ててやった」などと表現するのは、世界でも韓国人男性だけでしょう。
これは逆に言えば、韓国人男性は、日本人男性と性的関係を結んだ韓国人女性を、「日本男に征服された女」と見るわけです。
ある意味、日本人女性と付き合う韓国人男性は、韓国内では「日本女を征服した英雄」とまで言えば大げさですが、ある種そういう意識や視線で見られるわけです。
だからこそ「韓国人男×日本人女…95% 日本人男×韓国人女…5%」という与太が韓国人に喜ばれるわけですが、それでも「5%」の日本人男性と付き合う韓国人女性は、「日本男に征服された売女」的意識あるいは視線で見られることになるわけです。
韓国女を征服した日本男も、日本男に征服された韓国女も、表面的にはともかく潜在的には韓国人から見れば憎悪の対象でしかありません。これもまた韓国では日本人男性と韓国人女性のカップルが目立たない理由のひとつだと思います。日本人男性と韓国人女性のカップルが韓国内で悪目立ちすれば、憎悪犯罪の対象になってもおかしくありませんから。
恋愛にとどまらず結婚することになれば、最初から韓国で就職している日本人男性ならともかく、そうではない日本人男性が韓国で職を見つけ、一家を養っていくのはかなり大変です。そもそも結婚まで考える日本人男性ならば、たいていはその時点で日本で職を得ているはずですから、よほど韓国人女性の韓国での稼ぎが破格で安定していない限り、日本に拠点を構えるのが自然で当然というものです。日本人女性と韓国人男性のカップルが、日本ではなく韓国に集中するのも、同様の理由と考えるのが妥当でしょう。
私の知る限りでも、日本国内における日韓カップルは、全て日本人男性と韓国人女性の組み合わせです。日本人女性と韓国人男性のカップルは、一例も知りません。もしかすると、隠れ在日男性と日本人女性の組み合わせがあるのかもしれませんが、感知出来ないのでカウントできません。
恋愛も結婚も、個人の自由です。韓国人の恋愛や結婚は、個人的には薦めませんが、絶対にしてはいけないとまでは言いませんし、言う権利もありません。
ただ、韓国人についてある程度知った者の義務として、日本人と韓国人が基本的に相容れないものであるということと、日本人女性が韓国人男性と恋愛や結婚をするということは、韓国人が妄想する「日本女は韓国男にメロメロ」という都市伝説を裏付けるサンプルにカウントされることになるということだけは、言っておかなければならないと思っています。
日本人同士でも、無理解や相互誤解の上に築いた恋愛は、往々にして悲恋になります。ましてや日本人と韓国人の違いをよく知らずに恋愛に陥れば、高い確率でお互い深く傷つけ合うことになるでしょうし、勢い余って結婚にまで至り、子供が生まれでもしたら、事は当人同士の問題だけでは済まなくなります。
日本人同士のカップルであっても、お互いの育ってきた環境やその他諸々の違いから、考え方や価値観が異なるのは普通です。それで諍いになることがあるのも、極めて普通です。それが日本と韓国のカップルならば、考え方や価値観の差は日本人同士のカップルよりも桁違いに大きいものになるのは当たり前でしょう。
それでもお互いが誠実に事実を直視し、解決に向けてお互いが誠実に努力すれば、労力は甚だしいものになっても、やがては良い結果へと至ることが出来るかもしれません。ですが、どちらかが問題解決に対して不誠実だったり、あるいは問題解決のための負担と努力をどちらかだけに強いれば、その先に待つのは悲劇か破綻ですが、日韓関係の現状を見ても、日本人と韓国人の間で「お互いが誠実に事実を直視し、解決に向けてお互いが誠実に努力する」ことは極めて実現困難と思われます。事実、日韓カップルの破綻率は高いという統計もあるようです。
韓国人が「ウリ」意識を持っているということは、既に再三ならず述べました。韓国内に居れば、その意識は更に強まります。韓国人と付き合うということは、「ウリ」になることを徹底的に求められるということです。
更にその付き合いがただの付き合いではなく、恋愛や結婚という深い関係であれば、当然にその度合は強く高くなりますし、日本人女性と韓国人男性のカップルの場合、当人同士がどんなに努力し理解し合ったとしても、韓国内においては日本人女性は「韓国男に征服された日本女」という目で見られることを十分に覚悟する必要があるでしょう。
なお日韓恋愛事情に関しては、弊ブログでもリンクしている*** More Koreanism ***(※現在更新停止状態)というブログに、大変生々しいレポートがありますので、弊ブログの一般論では納得出来ないと仰る方は、是非そちらもご一読されることをお勧めします。