やっぱりババ抜きのババ
何しろ韓国は、国際的に見ても無力で無能です。特に軍事力に秀でているわけでもありませんし、有事に国際情勢を動かすほどの経済力を持っているわけでもありません。複雑な国家間対立の間に入って仲裁者が出来るほど外交力に長けているわけでもなく、そもそも仲裁者となるに足る信頼を、どこの国からも得ていません。
ですが、実はこういう時こそ、韓国に対する監視を怠ってはならないのです。
歴史を顧みれば、韓国(朝鮮)はいつの時代も常に現在と同じく、あるいは現在以上に無力で無能でしたが、同時に情勢がややこしい時に必ずピンポイントで要らんことをして、ただでもややこしい話を更にややこしくしていました。
だからと言って注目に値するような何かが韓国にあるわけでもなく、どこの国でも人材に限りがある以上、国際情勢が複雑化してくると、どうしても韓国に割く手や目は甘くなってしまうのがジレンマです。
韓国人は自己評価が異常に高いのが普通ですが、それは個人ばかりではなく、韓国という国家規模になっても同じです。そのためかいざ事が起きると、韓国は無駄にしゃしゃり出たがります。しかも彼らが使うのは正攻法ではなく、韓国で「ロビー」と呼ばれる極めてゲリラ的な手法です。それが話をややこしくさせる元になるわけです。
韓国のでしゃばり癖を完全にコントロールするには、韓国の自主的な国家運営部分、即ち韓国の内政にまで深く関わる必要性がどうしても出てきます。しかし仮にも独立した国家に対して内政干渉を行なうのは、現代では極めて難しいものがあります。
日本国としての立場では常々思っていることですが、国際社会の一員としての立場においても、韓国はどこかの国の完全な管理下、即ち属国となるか、併合されるなどして吸収されてしまうのが、最も国際秩序を保つのに良いのではないでしょうか。日韓併合は、日本国としての選択という意味では大失敗でした。しかしながら当時の国際情勢を鑑みれば、そうしなければ更に国際情勢が複雑化しかねないという意味では、必然でもあったのです。
先に述べた通り、今、中国がややこしいことを言い始めました。それによって国際情勢がきな臭くなる可能性は低くありません。
帝国主義が当然であった昔ならいざ知らず、現代では如何なる大国といえども、軽々に大規模戦争を始めるわけにはいきません。中国はいまだに帝国主義的で、且つ好戦的ではありますが、あの国はまた別の理由で、軽々に大規模戦争を始めるわけにはいかないでしょう。
ですので、言い出しっぺの中国を含むいずれの国も、原則としては戦争にならないように事を収めようとするでしょう。その微妙な駆け引きややり取りに、韓国が要らぬクチバシを突っ込んで話を滅茶苦茶にする恐れは、決して低くありません。
現状、そうさせないためには、韓国に自覚と自制を求めるしかありませんが、韓国人に自覚と自制が出来るなら、最初からそんな心配をする必要もないのです。
こうなってくると、どこかの国に韓国の手綱をがっちり抑えておいてもらう必要性というのが、大変に切実になってきます。
その適任国はどこでしょうか。言うまでもなく日本はもう二度と御免です。アメリカも、匙を投げた感があります。ロシアも、韓国にはあまり関心があるように見えません。南米は遠過ぎますし、まさか欧州連合に頼むわけにもいきません。インドやタイも、自国内のゴタゴタだけで手一杯でしょうし、そもそもこれらの国はあんまり韓国に良い感情を持っていないようです。
となれば、やはり適任国候補として残るのは中国でしょう。今回ややこしいことを言い始めた中国自身に韓国を任せることが出来れば、日本及び国際社会に対する窓口は一本化されるし、中国は領土拡大欲が満たせるし、韓国は世界第二位の経済大国の一員になれるしで、良いこと尽くしです。
韓国に関しては、無視出来るものならした方が良いのは重々わかっているのですが、目を離せば何をしでかすかわからないというのがまことに鬱陶しいところです。ネットの巷で「韓国と不用意に関わると災いが起きる」と言われるのも、あながち根拠のないものではありません。
故盧武鉉元韓国大統領がかつて、「韓国は北東アジアのバランサー」と発言して韓国ウォッチャーの失笑を買いましたが、この考えは韓国では根強いものがあるようで、朴槿惠現韓国大統領も類似の発言をしております。
しかし過去の歴史と現在の国際情勢を鑑みるに、韓国はバランサーと言うよりは、やはりババ抜きのババであるなあとしみじみ痛感する次第です。