韓国という国の処し難さ
今では、無理難題の押し付けや露骨な我田引水、目に余る自己中心や感情的な主張に接すると、「韓国人みたい」とか「韓国人じゃあるまいし」と言われることもあるほどです。実際、先日とある会議(もちろん、韓国関連に全く無関係です)に参加した際に、議長の強引な提案と採決のやり方に反論を述べた人が、「そんなやり方、まるで韓国じゃないですか」と言った時には、危うく盛大に吹き出すところでした。
どこまで韓国という国や韓国人という生き物の理解が周知されているかは定かではありませんが、少なくとも「日本人的な感覚や常識が通用しない国(人)」という印象は、かなり日本人に浸透しつつあるのではないかと思います。
これまでにも何度か述べたことではありますが、問題はこの先でしょう。日本にとって韓国が毒になる国ということが日本人に完全に知れ渡ったとして、ではそこからどうするかという話です。
一番良いのは、前記事でも述べたとおり、日本と韓国が可能な限り接触を断つことだと私は考えています。ですが、それもどの程度のレベルで実現可能かという問題があります。何しろ日本と韓国は距離的に近いのです。その気になれば、小さな動力付きボートでも往来が可能でしょう。事実、それで密航してきている韓国人や北朝鮮人は少なくないと思われます。
また日本と韓国が経済的に強く結びついているのも一面の事実ではあります。それを今すぐ直ちに全て断てというのは、日韓間に戦争でも起きない限り無理な相談でしょう。
何でもそうですが、望んだことがたちまち完全に叶う魔法などありません。韓国との離間にしてもそうです。個人の付き合いであっても、いきなり相手を切り捨てることは容易ではありません。面と向かって絶縁を言い渡すならば、一悶着は覚悟しなければなりませんし、悶着が嫌なら、時間を掛けて徐々に相手を遠ざけ、あるいは自分が遠ざかっていくしかありません。それが国家間の付き合いならば、一悶着は戦争でしょうし、徐々に遠ざける、あるいは遠ざかるにしても、10年単位の複雑なテマヒマがかかるでしょう。
仮にそれを進めていくにしても、韓国側が素直に遠ざかってくれるとは思えません。韓国人は、こちらが引けば引くほど、押し込んでくる生き物です。となると、日本側からの離間というのは、かなり実現困難かもしれません。
実現の可能性が高いのは、韓国側からの離間の申し出、あるいは行動があった場合でしょう。日本が韓国を特別扱いしなくなれば、その可能性はあります。が、如何せん相手任せの要素が大き過ぎて、こちらの期待通りに事が運ぶかどうかは定かではありません。それに、日本側が韓国を特別扱いしないように出来るかどうかという疑問も大いにあります。
更に言えば、離間によって日本が韓国を忘れ去ってしまうという懸念も強いのです。二度と接触しないのであれば、完全に忘れ去っても何の問題もありませんが、そう上手くはいかないのが世の常というものです。過去の例から鑑みても、日本人が、韓国(人)との相容れなさを肝に銘じて二度と忘れぬようにするためには、韓国(人)との接触をある程度保たなければならないというジレンマが生じます。
日韓の離間というのは、ホントに難しいなあと考えている内に、「要は韓国人がまともになれば、多少の交流があったって良いわけだよね」という考えが浮かびました。最善であっても、実現困難な策に頭を悩ますぐらいなら、次善でも、実現の可能性が高い策を選ぶ方が賢明です。韓国人がまともになるように指導すれば良いじゃないですか。
しかし、すぐにその手は既に使われていたことを思い出します。100年前に36年という歳月を費やして、その手が無駄だったことは証明されています。再びその手を使うのは、次善策どころか、愚策以外の何物でもありません。
まことに日清戦争前後の頃の、朝鮮に対する日本の葛藤がどういうものだったのかを、追体験する気分です。
ただ、今は100年前とは違います。何もリアルで韓国人と接触しなくても、ネットを用いれば韓国人の所業は十分観察出来ます。むしろリアルで接するよりも、ずっと多くの韓国人を、生々しく知ることが出来るのです。それが、私たちが体験した日韓チャットでした。
弊ブログの日韓チャットログを読んで、「なんじゃこりゃ、へたくそな対応だな。私ならもっと上手に対応出来るのに」と思った人は、きっと多いはずです。しかし実際に韓国人とチャットをしてみれば、その余りの会話の成り立たなさに最初は驚き、やがて苛つき、最後は腹を立てるかうんざりするかのどちらかになるでしょう。それはどうやら、ログで読んでもわからないもののようです。
ならば私たちがかつてそうやったように、ネットを使ったリアルタイムの韓国人とのコミュニケーションが出来るサイトがあれば、かなり実体験に近い経験が出来るのではないでしょうか。
かつての日韓チャットサイトは、韓国側の運営でした。そのため、韓国側に有利な設定になっておりましたし、韓国側に都合が悪くなればたちまち閉鎖されました。もし日本側の運営による日韓相互リアルタイムコミュニケーションサイトがあれば、もっと安定したサービスの提供が出来たでしょう。
問題は、日本側にそういうサイトを構築するメリットが極めて少ないことです。韓国側は、日本人とリアルタイム交流出来ると言えばコンスタントな集客が可能なのですが、日本側では、韓国人とのリアルアイム交流での集客がさほど見込めないことは、韓流捏風吹き荒れる真っ最中でさえ、来日した韓国芸能人が日本人の動員に四苦八苦していたことからもわかります。
それに日韓チャットは対日工作の一環として韓国政府や企業からカネが出ていたのではないかと言われていたほどに、諸刃の剣でもあります。何の予備知識も無しに日韓チャットに参加しても、何も得る物はないどころか、逆に韓国人に転がされる恐れさえあります。それを予防するためには、日本側にガイドやチューターが必要になるでしょう。そうなれば、尚更に運営費がかさみ、運営メリットが少なくなります。日本の場合、対韓工作で政府からカネが出る期待もありません。
などと無い知恵絞っていろいろグダグダ考えてはいるのですが、どの策も今のところ現実味に欠けます。
しかし日韓関係が日本にとって【良い方向】に転じている今こそ、【その後】のことを考えておかなければ、仮に日韓の離間が実現したとしても、いずれまた元の木阿弥に戻るでしょう。これまでがそうだったように。
人間は、同じ過ちを繰り返してしまうことがあります。それでも、過ちを教訓とすることを投げ出してはいけないと思います。
韓国はまことに処し難い国です。だからと言って、何もせずに放置して好き勝手にさせて良い国でもありません。
弊ブログをご覧の方には、既に韓国についてはかなりの知識をお持ちの方が多いのではないかと思います。是非ともそういう方たちにも、今後の日韓関係のあり方を模索していただければと願う次第です。