来たるべき東アジア情勢の激変に備えよう
本来であれば、日本と韓国は米国を介した間接同盟国です。日本の間接的同盟国であることを本当に韓国が自ら任じているのであれば、日本が集団的自衛権を行使出来るようになることを歓迎する理由はあっても、否定的にとらえる理由はあり得ません。
しかし現実に日本の集団的自衛権について韓国が否定的な反応を見せているということは、韓国は自ら日本と共に戦うつもりなどないことを表明したも同然と言えるでしょう。
日韓友好が必須であることの理由として、「日韓が近接している」ということが非常にしばしばあげられます。と言うか、もうそれしか理由がないと言っても良いぐらいです。距離的に近いのだから、感情的な好悪があっても、仲良くするしかないじゃないかという、非常に消極的な理由です。
確かに、例えば同じ職場の中に気が合わない人がいるからと言って、それだけを理由に互いにツンケンしていれば、職場の雰囲気は悪くなるし、業務も捗らないでしょう。
それよりは、腹の底では互いに嫌い合っていても、とりあえず表面上は和やかにしている方がいろいろ捗るのは間違いありません。それが大人のお付き合いというものでもあります。好き嫌いだけで回せるほど、大人の人間関係は単純ではありません。
ですがそれは、双方にそうする方が良いということを理解し、実行している場合に限ります。どんなにこちらが個人的な感情を抑えて友好的に接しようとしても、相手側が感情に任せてツンケンし続けるならば、何の意味もありません。それどころか、こちらが譲歩する分相手の業務はスムーズに進むかもしれませんが、相手が譲歩しない分こちらの業務には滞りが支障が生じるでしょう。
それを我慢して業務を遂行するのもまた、大人の態度かもしれません。しかしそれにも当然限界はあります。
業務に個人的な滞りや支障が出るぐらいならまだ我慢のしようもあるかもしれませんが、相手が感情に任せて故意にこちらの業務を妨害してきたり、甚だしくは業務自体を毀損するようなことをしてくれば、もはや我慢などしている場合ではありません。
ましてやその相手が、対立する他社と通じることでこちらに嫌がらせをするようになれば、当人にそのつもりはなくとも、それはもはや「同じ職場の仲間」ではなく、「同じ職場にいる対立する他社の工作員」です。個人的な好き嫌いを度外視して、「同じ職場」から排除しなければなりません。
これを日韓にあてはめてみれば、くどくどしい解説は不要でしょう。
そもそも韓国を、というか朝鮮半島を、大陸からの脅威に対する防御壁とか緩衝地と定義する日本人が多いのですが、その定義自体を疑うべきではないでしょうか。
現実の韓国を含む朝鮮半島は、かつて防御壁にも緩衝地にもなり得ませんでしたし、今現在もなり得ていませんし、将来的にもなり得ません。むしろこのままでは、韓国は大陸からの脅威を日本へ誘導することになるでしょう。
昨今の中韓の接近によって、それが嫌韓の被害妄想に終わらない恐れは、極めて強くなりました。繰り返しになりますが、日本の集団的自衛権に対し韓国が否定的な見解を見せているということは、日本と共に戦う意思が韓国に全くないという証左なのです。
尤も、彼らが日本の集団的自衛権に否定的な反応を示すのは「日本と共に戦う意思がない」と言うよりは、「今までは日本が武力を行使出来ないことを良いことに、日本に対し好き勝手してきたが、今後は日本から武力を伴う制裁があるかもしれないので、これまでのように日本に対して好き勝手なことが出来なくなるかもしれない」ということに危機感を募らせているだけなのだとは思います。しかし韓国の真意がどうあれ、本当の有事の際に彼らが日本の助けにならないばかりか、下手をすれば災厄そのものになりかねないということに変わりはありません。
韓国に対し旗幟を鮮明にせよと迫る時期はもう過ぎました。韓国の本心がどうであれ、行動を見る限りでは彼らは日本の友好国ではなく、明らかに敵国です。
昨今、日本の嫌韓気運を押し留めようとしてか、それとも単なるアンチテーゼのつもりなのかは定かではありませんが、国としての韓国はともかく、個人としての韓国人は良い奴多いよ!という宣伝をチラホラ見かけます。相変わらずそれに転がされる日本人も少なくないのでしょう。ですが、もうそれでは騙せない日本人も明らかに増えてきました。
日本にとって韓国は既に明白な敵であることが周知されつつあります。次に今後問題となるのは、それでも尚日本人を騙そうとする日本国内の勢力でしょう。彼らは日本国内の勢力なだけに、争えば内訌となります。内訌は日本全体の力を削ぐことになりますし、かといって放置すれば外患を招き入れかねません。まことに痛し痒しとはこのことです。
いずれにせよそれらにどう対応するにしても、まずは日本人自身の知識の拡充と周知が必要になるでしょう。
「日韓断交など嫌韓の妄想」と嘲笑されていた頃と比べれば、現在の日本人の韓国に対する知識は飛躍的に増えましたが、まだ十分ではありませんし、仮に近い将来日韓断交が実現したとしても、そこがゴールというわけでもありません。むしろそこがスタートになるでしょう。
最近、中国朝鮮族と結婚した日本人男性のブログの更新が止まりました。過去にもそのブログの更新が止まったことはたびたびありましたが、その場合でも全く止まったわけではなく、朝鮮族の配偶者が趣味の写真(私はこの写真撮影も工作活動の一環だろうと疑っていますがw)を投稿し続けていましたし、人気ブログランキングも継続していました。
しかし今回は、あれほど熱心に行なわれていた朝鮮族配偶者の写真投稿も止まり、人気ブログランキングの登録も削除されたようです。加えて、その日本人男性が中国朝鮮族配偶者と結婚する前及び結婚した頃に書いていたブログがそれぞれあったのですが、それらふたつのブログが一切のアナウンスなく削除されました。
他方、長らく更新を止めていた脳足りん君(日本語が堪能な韓国人工作員)のブログが突然再開されました。内容は、かつては日本の嫌韓を揶揄するものであったり、韓国の国内情勢を親北朝鮮的に解説するものだったりしたのですが、今回は相変わらず上から目線ですが、日本人の(というか、嫌韓日本人の)韓国に関する誤解を解きたいというもののようです。
そういった動きに、中国国内の情勢と、朝鮮半島の情勢それぞれが、私たちの知らないところで動き始めている兆しを感じると言えば、あるいは私の考え過ぎかもしれません。
ですが、現在の東アジア情勢が変化の渦中にあるのは誰もが認めるところでしょう。
この先、東アジアにどういう展開が待ち構えているのかは、神ならぬ身ですからわかりません。しかし、何も知らないままで情勢の激変に放り込まれるよりは、多少なりとも知識を携えていた方が良いのは確かです。
今後の日本に対する東アジア情勢の変動については、日本人一人一人が当事者であるという自覚を持って、それに対する知識の備えを怠らぬようにしたいものです。