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集団的自衛権行使容認について

日本の集団的自衛権の行使が可能になったことに韓国が否定的な反応を見せていますが、前回記事でも述べたとおり、本来であれば日本の集団的自衛権の行使を韓国が歓迎する理由はあっても、否定する理由はありません。ですが現実として韓国は否定的な反応を見せています。

その理由は、表向きには武力を行使出来るようになった日本が再び周辺諸国の脅威となるからということになっているようです。より正確に言うならば、「周辺諸国」とは即ち「韓国」のことでしょう。要するに日本が武力を背景に、再び韓国を侵略しようとするに違いないと彼らは考えているのです。

これは彼らが、「ウリだったら絶対にそうする」という考えを持っているという証左でもあります。何かにつけ、馬脚と言うか黄色いアンヨを見せびらかす連中ではあります。

そういう彼らの妄想はさておき、日本の現実的な問題として、集団的自衛権の行使が可能になったということは、今後朝鮮戦争が再開された場合、日本もそれに参加しなければならないのではないかということがあります。これはおそらく、その通りというか、まさにそれが日本政府が集団的自衛権行使を可能にしたかった理由のひとつでしょう。

これを韓国人や反日日本人に言わせれば、「アベは戦争をしたがっているのだ」ということになるのでしょう。朝鮮戦争の後始末を放ったらかしにしている韓国人や、それに注文を一切付けない反日日本人なんかにそんなことを言われる筋合いはないというのが正直なところですが、自分のことは棚に上げるのは彼らの習性ですから、困ったものです。

もし現在の国際的枠組みのままで朝鮮戦争が再開されれば、日本は確実に韓国に加勢することになります。かつての朝鮮戦争では、アメリカが韓国のために戦い、結果として多数のアメリカ兵が生命を落とすことになりましたが、もし極めて近い将来に朝鮮戦争が再開されれば、同じようなことが日本にも起こり得ます。

嫌韓としては、韓国人なんかの戦争のために日本人が朝鮮半島で戦って、負傷したり生命が失われるようなことになるのは許せないと思うでしょう。それは私も共感するところがあります。

では集団的自衛権の行使が出来ない、即ちかつての朝鮮戦争の折のように、日本が韓国において軍事的協力を一切行なえないという状態であれば、嫌韓としては満足出来るのでしょうか。

確かに、日本が集団的自衛権を行使出来なければ、朝鮮戦争が再開されても日本が朝鮮半島に派兵することは出来ません。であれば、日本人が韓国なんかのために朝鮮半島で戦うこともなければ、そのために負傷したり生命を落とすようなこともほぼないでしょう。

ですが韓国にいる民間の日本人はどうなるでしょうか。韓国が戦争状態になれば、武力の背景無しに日本政府が韓国にいる日本人を保護することは困難です。ましてや韓国政府が在韓日本人の保護を考えてくれるとも思えません(あの国の政府は、自国民の保護さえ考えるかどうか怪しいのですから)。

つまり有事の際には、韓国にいる日本人は丸腰で戦乱に巻き込まれ負傷したり生命を落とす危険性が極めて高くなるということです。結局集団的自衛権が行使出来ようが出来まいが、朝鮮戦争が再開されるようなことになれば、そのために日本人の生命身体に危険が及ぶ恐れは多分にあるのです。

どちらにしても日本人の身体生命に危険が及ぶのは同じことだから、有事に韓国に居残るような間抜けな日本人は丸腰無抵抗で殺されろとは、いくら私が嫌韓でもとても言えません。

もちろん、武装し訓練を積んだ自衛隊員が殺されるのなら良いというわけでもありませんが、どちらにしても戦争に巻き込まれ、身体生命を脅かされるのであれば、私だったら丸腰のままよりは武装していたいと思います。

日本の集団的自衛権について、必ずしも良い面ばかりとは私も思っておりませんが、何であれ物事には光と影の部分があるものです。光を選べば、否応もなく影の部分もついてきます。それが嫌だと言って何も選ばなければ、ジリ貧になるばかりでしょう。

事実、戦後の日本は軍事的には能動的に何も選べず、結果的に多くの国益を失ってきたとも言えます。同じく結果的に得た国益も皆無ではないかもしれませんが、それは単に幸運だっただけです。その幸運は狙って得たものではないだけに、今後も得られる保証は全くありません。

つまり座して幸運を期待するだけで無為に過ごすのではなく、日本が国家として自ら積極的に国益を守るために、集団的自衛権を行使出来るようにしておくことは、どうしても必要なことだったのだろうと私は理解しています。

蛇足ながら日本の集団的自衛権行使に関する韓国の拒否感についてですが、かつての朝鮮戦争について韓国人は「チョッパリはウリが血を流している時に安全なところで甘い汁を吸ってた」とほざいています。

朝鮮戦争が再開された場合、連中は日本が韓国に加勢しなければしないで文句を言うでしょうし、加勢したとしてもやはり文句を言うでしょう。どちらに転んでも彼らが文句を言うのは同じです。

つまりは「理由は聞くな、どうせ大したことは言ってない」ということです。韓国人の言うことをいちいち取り上げて錦の御旗にしようとする反日マスコミの言うことも、韓国人と同じ扱いで良いのではないかと考える次第です。



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