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理想的な日韓友好を考えてみた

日韓友好を唱える人は、日本人にも韓国人にもたくさんいます。

日本人の場合、親韓な人や韓国をよく知らない人が日韓友好を唱える傾向が強く、嫌韓日本人は日韓友好に消極的だったり否定的だったり悲観的です。

翻って韓国人の場合、親日韓国人が日韓友好を主張するのは当然として、不思議なことに反日韓国人でも日韓友好を必須と考えている例が圧倒多数です。これは、ひとつには韓国人はほぼ全員が反日であると同時に、ほぼ全員が親日でもあるからでしょう。

もうひとつの理由としては、韓国人の考える「理想的な日韓友好」とは、韓国に対する日本の盲目的絶対服従、即ち日本が韓国に隷属することを意味するからだということは、これまでにも述べてきました。

日本人としては、韓国人の考える「理想的な日韓友好」などというものが絶対に受け入れられないことは言うまでもありません。「韓国人の考える理想的な日韓友好」が周知されれば、ほとんどの日本人がそう考えるでしょう。現在、日韓友好に肯定的な人は、「韓国人の考える理想的な日韓関係」というものの詳細を知らないからでしょう。

「韓国人の考える理想的な日韓友好」というものが、親韓だろうが嫌韓だろうが韓国に無知だろうが、日本人であれば断じて絶対に何が何でも如何なる理由があろうとも受け入れられないものであることは、議論の余地がありません。

では、「日本人にとっての理想的な日韓友好」であればどうだろうか、ということを考えてみました。

思えば、これまで「日本人にとっての理想的な日韓友好」というものを具体的に考えたことはあまりありませんでした。韓国をよく知らない日本人は当然として、きっと親韓日本人ですらそうでしょう。

嫌韓日本人は、韓国人の考える理想的な日韓友好が日本人として断じて受け入れられないことを知っています。知っているからこそ、日本人の考える理想的な日韓友好について考察する必要性を失っているわけです。

ですが、「日本人の考える理想的な日韓友好」を具体的に提示しなければ、親韓や韓国をよく知らない日本人が抱く漠然とした「日韓友好」が実現不可能な幻想であることを示すことは出来ないのではないでしょうか。

というわけで、「日本人にとっての理想的な日韓友好」とはどういうものなのかを考えてみたいと思います。

まずあげられるのは、「相互理解」でしょう。

日本側が韓国を理解しようとする姿勢を持つのと同時に、韓国側も日本を理解しようとする姿勢を持つことが必要になります。ここで注意したいのは、韓国人の言う「理解」が、非常にしばしば日本人の言う「理解」と意味が異なることがあることです。今回は「日本人にとっての理想的な日韓関係」の模索ですから、当然日本人が言う「理解」の意味でなければなりません。

例えばそれぞれの歴史認識において、相容れない部分があるとしても、と言うか、確実にあるわけですが、互いに相容れない部分があるということを、それぞれ認め合うことが出来るかどうかが問われるでしょう。

更には、互いが互いを、自分とは違う存在であるということを認識し、その上で共有出来る部分を模索し合うことが出来るかどうかも重要です。

日本人的には、どれほど親しい相手であって、自分のテリトリーが侵害されることを好みません。ところが韓国人は、親しい相手とはテリトリーどころか、接した互いの皮膚さえ融け合うような関係になることを猛烈に欲します。

日本人がそういう関係を望まないこと、韓国人がそういう関係を望むことを互いに理解した上で、お互いが納得出来る距離感を模索することが出来れば、実際にそういう距離感が見つかるかどうかはさておき、そういう関係もまたひとつの友好の形と言えるかもしれません。

次に、互いに相手に敬意を持ち、尊重することが出来るかどうかということがあげられるでしょう。相手の長所や美点を認め、短所や欠点を必要以上に咎めず、しかし互いに忌憚ない苦言が言えて、忌憚ない苦言を受け入れることが出来るかどうかが問われます。

それから、互いが互いにとって有益な存在であるということも重要です。国力の差があれば、相手にしてあげられることがいつも必ず同等とは限りませんが、自分の出来る範囲で精一杯相手の為になろうという気持ちが通じ合っていれば、その点は問題はありません。

最後に、互いが互いを単純に好きになれるかどうかでしょう。どんなに努力しても、生理的に受け入れられない相手というのは存在するものです。

「日本人にとっての理想的な日韓友好」を構成する要素は、まだこれ以外にもあるかもしれませんが、とりあえずこの程度のことが実現出来ないのであれば、日本人にとって理想的な日韓友好など、絶対に達成出来るわけがありません。

また、この「日本人にとっての理想的な日韓関係」というものが、韓国人にとっては断じて絶対に何が何でも如何なる理由があろうとも受け入れられないものであるという可能性も十分に考えられます。それは、日本人が「韓国人にとっての理想的な日韓関係」を絶対受け入れられないということの裏返しとも言えます。

もしそうならば、日本と韓国は相思相憎です。どうこねくり回そうとも、双方が納得し得る友好は絶対に成立しないでしょう。

日韓友好を唱える御仁には、「日本人にとっての理想的な日韓友好」とはどのようなものかを考えてもらい、それが実現可能かどうか、またそれを韓国人が受け入れることが可能かどうかを考えてもらえば、多少は日韓間における友好の成立というものの非現実さを、少しは理解してもらえるようになるかもしれません。



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