韓国旅行の楽しさを具体的に教えてください
その理由は、韓国旅行を楽しいと感じたからでも、もう一度韓国に行きたいと思っているからでもありません。他人が何をどう言おうと、自分が楽しいと思ったのなら、自信を持って楽しみに行けば良いことです。そもそも他人にお伺いを立てなければならない理由もありません。韓国を楽しむ者はダメ日本人という印象操作をしたいのかもしれませんが、それ以前に、そんなことで「日本人」を引き合いに出そうとする辺りが、日本人としてはダメ過ぎると、私には感じられました。
さておき、コメントされた方がダメ日本人であるのは良いとして、もう一度行きたいと思うほど韓国が楽しかったというのが事実であるならば、私は是非とも具体的に韓国の何がどう楽しかったのかをお知らせいただきたかったと思いました。
韓国を興味深いと言うならば、それは私も共感しないではありません。珍奇なものや理解が困難なものに興味を引かれるのはよくあることです。もっとも、それらの観察が常に必ず楽しいものとは限りません。むしろ、ある種の不快を伴うことが多いでしょう。ただ、旺盛な知的好奇心がそれらの不快を凌駕するだけの話です。
韓国にもそれが当てはまります。韓国そのものは、全然楽しくありません。当然、韓国を旅行しても大して楽しくはありません。これは断言出来ます。
ですが、例えば弊ブログで述べてきたようなことを確認するための韓国旅行ならばどうでしょうか。
レストランに入ると、日本語のメニューが出てきたので、ハングルのメニューを要求すると、店員が妙に渋ります。渋る店員を叱咤して、ハングルメニューを持って来させると、案の定日本語メニューとは価格が違ったりします。その時、普通の人ならば怒りなどの不快な感情しか生じないでしょうけれど、韓国ウォッチャーなら間違いなくニヤニヤしてしまうでしょう。
韓国でタクシーに乗れば、遠回りされたり、ボッタくられたり、途中で降ろされたりすることが極めて高い頻度であります。普通の旅行客ならば、それに不快しか感じないでしょう。しかし韓国ウォッチャーなら、ネタゲットだぜと小躍りするかもしれません。
名所旧跡や遺跡等が、史料から伺える姿とはかけはなれたものに成り果ててしまっているのも、普通の観光客には興醒めでしょうけれど、韓国ウォッチャーには大喜びされるでしょう。
今日でも、旅行には非日常を楽しむという部分があります。常とは異なる環境に、人は少なからぬ興奮を覚えるものです。
かつて、今ほど旅行に関する諸条件、例えば交通手段や情報網などの整備が行き届いていなかった時代、旅行とは即ち冒険でもありました。日本大使館や領事館がある分、緊急時の対応に北朝鮮と比較すればいくらかは安心が期待出来るという意味で、ソフトな冒険を体験してみたいという向きには、韓国は適地と言えるかもしれません。
ですが、今日当然とされている旅行の楽しみ方や、旅行中の安全・安心を求めるのであれば、韓国は全くお勧め出来ません。それについては過去に再三ならず申し上げて参りました(安近短の安は、安全の安じゃない・それでも行きたいですか?・韓国の治安が良いとは、お世辞でしか言えない・それでも韓国に行きたいのですか?・韓国旅行の楽しみ方)が、良い機会なので(ネタもないことですしw)改めて申し上げたいと存じます。
北朝鮮よりは安全・安心と言っても、日本では考えられないぐらいの頻度で、韓国内では人が行方不明になりますし、凶悪犯罪も日本よりは多いのです。セウォル号事故からもわかるように、緊急時には責任者が真っ先に逃げます。そもそも、韓国は現在も休戦中の、準戦時国家です。いつ朝鮮戦争が再開されても、全く不思議ではないのです。
戦争という非常事態の勃発がなくても、韓国では日常的に顧客満足度を意識するどころか、どうやって客を騙そうかと画策している業者が、日本と比べれば恐ろしく多いのです。意図的に騙そうと思っていなくても、彼らのケンチャナヨ精神のため結果的に騙すことになってしまうのは、もはや韓国の日常と言っても過言ではありません。
旅の楽しみは「食べる・見る・遊ぶ」と言いますが、韓国の場合まず「食べる」が絶望的なのは既に周知の事実でしょう。美味い不味いは好みの問題ですからあえて問わないとしても、韓国の料理は衛生面に強い不安が伴います。
韓国では、料理に多くの副菜が添えられるのが常ですが、多くの店でその副菜を使いまわしているのは有名な事実です。副菜だけではありません。ご飯も従業員がまかないで食べ残したものをジャーに戻し、それを当然のように客に供するといいます。そういえば確か「呆韓論」には、冷麺屋の従業員が堂々とスープを玉杓子から直飲みするというエピソードがありました。
そういう行為に、韓国人は何の疑問も感じません。ある在韓日本人のブログに書かれていましたが、日本人と比べると韓国人には、「汚い」という感覚がないに等しいようです。トイレに行った後、手を洗わないことの何が汚いのか、本心からわからないらしいのです。
それが、プロの調理人でもそうだと言いますから、韓国で食事をする者は、そういう点をあらかじめ覚悟しておくか、さもなくば自炊するしか自衛手段はありません。
次に「見る」ですが、これもあまり期待出来ません。先にも述べましたが、彼らは名所旧跡や遺跡を「復元」ではなく、「新設」してしまうのです。元の姿を知っていて、それと比較出来るならまだ楽しみ方もあるかもしれませんが、元の姿を知らなければそれも出来ません。
最後の「遊ぶ」ですが、まず彼らのホスピタリティは、顧客を満足させるためのものではなく、自分を満足させるためのものであるということを知っておく必要があるでしょう。彼らの求める満足が顧客の満足と上手く合致した時はそれなりに楽しめるかもしれません。それを期待することは、かなりギャンブル的な要素を持つだけです。
私はあまり詳しくありませんが、「遊ぶ」には「夜のお楽しみ」的なカテゴリもあります。これは、韓国ではかなり安価で充実していると仄聞します。ただ、そういう「お楽しみ」であれば、日本国内にそれを売りに来ている韓国人が既に多数います。もちろん、韓国で買うよりは高くつくようですが、韓国への旅費を勘定に入れればさほど差はないか、もしかすると安くつくのではないでしょうか。
30年以上昔であれば、韓国に女を囲う日本人男性も結構いたようです。日本国内に囲うよりはバレ難く、また維持費もかなり安かったそうです。今でも、バレ難さだけなら期待出来ますが、維持費は絶望的ですし、今も昔も使った費用の元を取る前に、女に雲隠れされることがよくあるようです。
というわけで、一般的な旅の楽しみという面では、韓国は費やす金額に見合った満足度を得ることを期待するのは困難であるというのが、私の以前からの結論です。
ですが旅の楽しみ方は人それぞれですから、韓国旅行が楽しいという方は、具体的に韓国のどのような点がどういう風に楽しかったのかを是非披露していただきたいと思います。そうすれば、その内容そのものに共感は得られなくても、ある種の冒険談として他人を楽しませることが出来るかもしれません。