fc2ブログ
管理画面

韓国著名三女性比較

日本で著名な韓国人女性について比較考察をしてほしいというリクエストがありましたが、こないだコメント欄で暴れてた御仁のせいでリクエストコメントを掘り出すのが大変でした。つくづく、迷惑な御仁であったと思います。

さておきリクエストコメントでは呉善花氏と金慶珠氏の比較ということでしたが、個人的に呉善花氏と好対照だなと思っていたのは、田麗玉氏だったりします。

比較対象は少ないより多い方が良いだろうということで、呉善花氏、田麗玉氏、金慶珠氏の三氏について、私の個人的な所感を述べようと思います。

この三女性についての私の個人的な比較考察が、一般的な韓国考察に何か寄与するのかと言われたら、リクエストコメントにもありましたが、私もよくわかりません(無責任ですいません)。ただ、この三女性は現在の韓国を知ろうと思う際には必ず目にする人物だと思いますので、その際に「そう言えばこの人、ブログ月見櫓でこんなこと言われてたな」という基礎知識があれば、判断のよすがにすることも出来るかもしれません(先入観を与えるとも言いますがw)。

さて、まずトップバッターは、やはり呉善花氏でしょう。

Wikipediaによると呉善花氏は1956年済州島生まれとなっているので、今回比較する三女性の中では最も年長になります。20代の頃に日本に留学生として訪れ、ルポエッセイ「スカートの風」を著し、一躍知日韓国人として注目されるようになりました。

韓国における呉善花氏の評価は、「日本で韓国の悪口を言い触らして、日本人に媚を売っている売国奴」となっているようですが、氏が言っていることは、実は韓国でも結構普通に言われていることであったりします。呉善花氏が韓国で嫌われていることを理由に、何か特別な思想や思考力を持っているかのようなイメージを持っている人もいるかもしれませんが、氏の著述や言動を見る限り、びっくりするほど特殊な思想や思考力を持っているわけではないどころか、極めて常識的な思考の持ち主と言えます。

呉善花氏と他の二氏との最も大きな違いは、視野の広さだと私は考えます。呉善花氏が目を向ける対象と、他の二氏が認識出来る対象の範囲が、まるで違うのです。

そもそも処女作の「スカートの風」からしてそうだと言えます。「スカートの風」は、日本で働く韓国人ホステスに注目したルポエッセイですが、「日本で働く韓国人ホステス」などというものは、今も昔も韓国では絶対に無視すべき存在です。韓国人にとっての「無視すべき存在」とは、言い換えれば「注目してはならない存在」「存在を認めてはいけない存在」、即ち「韓国の秘密」なのです。

そこに注目し、しかも「存在してはならない存在」の話を聞き、それを分析あるいは考察するなどということは、一般的な韓国人には至難の業です。「バカの壁」ならぬ「韓国人の壁」とでも言いましょうか。呉善花氏と他の二氏の大きな違いは、この「韓国人の壁」を乗り越え得たか否かでしょう。

ネクストバッターは、田麗玉氏です。この人物は、今回比較する三女性の中で最も韓国人らしい人物だと私は考えています。Wikipediaによれば1959年生まれと言いますから、呉善花氏とはほぼ同年代です。ただし、呉善花氏が韓国でも僻地扱いの済州島出身であるのに対し、田麗玉氏はソウル出身で、しかも女子大としては韓国随一の梨花女子大を卒業した後、韓国放送公社(KBS)に入社、日本に訪れたのはKBSの東京特派員としてと言いますから、呉善花氏と比べれば段違いのエリートと言えるでしょう。

田麗玉氏が日本に滞在したのは、1991年1月からのわずか2年半ほどですが、日本滞在経験を元にした「イルボヌンオプタ(日本はない)」という本を韓国で出版しベストセラーとなりました。この「イルボヌンオプタ」を邦訳したものが「悲しい日本人」です。

私が呉善花氏と田麗玉氏を好対照だと思うのは、この二氏が著した本の印象からです。両者とも、日本という異国でのカルチャーショックが執筆動機になっているわけですが、その視線が正反対と言っても良いほど違います。呉善花氏は、日本と日本にいる同胞女性と自分自身を見つめていましたが、田麗玉氏の視界にあったのは、どこまで行っても韓国と自分自身だけでした。

日韓チャットに入り浸っていた頃、私は韓国人に対して「ウリナラマンセコンタクトレンズ」という言葉をよく使っていました。何を見ても「ウリナラマンセ(朝鮮語で「我が国万歳」という意味)」に見える彼らを揶揄した言葉です。田麗玉氏の「悲しい日本人」は、まさにこの「ウリナラマンセコンタクトレンズ」を装着した韓国人による所感でした。

日本に居ながら日本を見ず、日本人と話しながら日本人を見ていないのです。氏の目に映るものは全て、韓国の価値観に照らして是か否かで量られているため、その結果がウリナラマンセになるのは当然というものです。そういう意味で「悲しい日本人」という本は、「ウリナラマンセコンタクトレンズ」を装着した韓国人が、日本を見てどのような思考を巡らせるかを知るには適した本であったかもしれませんが、韓国人から見た日本人を知りたいと思う人には、何のご利益もない本でした。

この「イルボヌンオプタ」と同じ頃に、「醜い韓国人」という本が出ました。これは内容もさりながら、その執筆者が日本人ではないかと疑われたことで物議を醸した本ですが、それを踏まえて『醜い韓国人』vs『悲しい日本人』という対談本が出されました。この対談本の中で田麗玉氏は、「イルボヌンオプタ」に書かれたことを「全て私が体験したことである」と言い切っていましたが、後になって「イルボヌンオプタ」には盗作した内容が含まれていたことが暴露され、本当にどこを切っても韓国人らしい人物であるなあと感心したものです。

田麗玉氏は2004年に国会議員に転身し、ハンナラ党のスポークスマンとしてちょくちょく韓国メディアで見掛けましたが、2012年の総選挙で落選し、今は何をしているのかよくわかりません。

最後に金慶珠氏です。この人は、三女性の中では最年少の1967年生まれで、田麗玉氏と同様ソウル市出身梨花女子大卒です。多少の朝鮮語訛りはありますが、三女性の中では最も流暢な日本語を話します。ある意味、田麗玉氏の次世代バージョンと考えると近いかもしれません。

金慶珠氏が前出の二氏と大きく異なるのは、積極的且つ精力的に日本のメディアに出演している点でしょう。何しろ東海大学教養学部国際学科准教授という身分でありながら、何故か芸能事務所ホリプロに所属しているぐらいです。

氏の主張は、個人的には正直聞くに堪えません。その理由は、韓国側に立った主張をするからではありません。韓国にとって都合が悪い意見には、あからさまに思考停止してしまうからです。そういう時に突っ込まれると、話を逸らすかすっとぼけます。無難な話の時はパキパキとした物言いをするのに、都合が悪くなるとフニャフニャグダグダはぐらかそうとする態度は、日韓チャットの韓国人と何ら変わるところがありません。

それが私の参加する日韓チャット(あるいは月見チャットw)であれば、どこまでも問い詰めて問い詰めて問い詰め倒して答えさせるのですが、日本の反日メディアが、自分たちの主張を代弁してくれている韓国人に番組内でそんなことをするわけもなく、そのため氏が出る番組を見ると、不完全燃焼で中毒を起こしそうになります。

金慶珠氏は田麗玉氏の次世代バージョンのようなものですが、田麗玉氏と比べるとやや小物感が漂います。日本のメディアに露出し過ぎな点も、韓国では嫉妬と侮蔑を同時に買うおそれが強いでしょう。ただし対日工作員としては、前者二氏よりも優れているかもしれません。

個人的には、この三女性の中で呉善花氏だけが飛び抜けて聡明であるとか知的であるとは、実は思っていません。知的レベルというだけならば、皆それなりに優れているでしょう。

ただ、前述したとおりこの三女性の中で、呉善花氏だけが視野と言うか、視界が広いのではないかと私は思っております。

確か日韓翻訳掲示板NAVERだったと思いますが、「呉善花氏がソウル大学の教授になるようなことがあれば、韓国は日本の脅威になるかもしれない」と言われていました。即ち教養ある韓国人が現在のような狭窄した視野で日本及び世界を見るのではなく、呉善花氏と同じぐらいの視野で日本及び世界を見るようになれば、韓国は良い意味で大きく変化するのではないかと言われていたのです。

しかし実際には、韓国は呉善花氏をソウル大学の教壇に立たせるどころか、陰湿に迫害しただけでした。彼女がソウル大学の教壇に立つことは、今後もおそらく決して実現しないでしょう。対する田麗玉氏が(現在はともかくとして)、国民の支持を得て国会議員にまで登り詰めたのを見れば、両氏に対する韓国人の認識が透けて見えるというものです。



人気ブログランキング FC2ランキング

本日もクリックありがとうございます<(_"_)>
スポンサーサイト




月見櫓 韓国 日韓