現在の日韓関係は戦後日本の負債のひとつ
前回記事で「別に日本が韓国からの難民を受け入れなくても、韓国と蜜月の中国が受け入れればいいじゃん」と述べたところ、
「韓国人難民を受け入れたくないのは中国だって一緒だと思います。
もし、朝鮮半島で有事が起きたら難民の99%は日本に客船や漁船で日本に向かうのではないでしょうか(私が韓国人だったら人権無視の中国なんかには絶対に行きたくありません)
それとも、韓国人難民は全部中国が引き取るという根拠があるのでしょうか。」というご返事を頂戴いたしました。
韓国難民を中国が全て引き取る根拠など、当然ありません。しかし同じ程度に、日本が韓国の難民を全て引き受けるべき根拠も皆無です。ならば日本には既に数十万単位の朝鮮難民が存在している現実があり、しかも日本は中国と比較すれば国土面積が圧倒的に小さいわけです。我が国を「小日本」と嘲る「大中華(別名大朝鮮w)」ならば、日本の十倍程度の難民ぐらい軽々引き受けられるキャパシティがあるでしょうw
それから、「人権無視の中国なんかには絶対に行きたくありません」と韓国人が考えるかどうかは、私にはわかりませんが、これまで何度も申し上げてきた通り、韓国人にとっての日本は「絶対悪」です。「絶対悪」の日本なんかには、韓国人は絶対に来たくないでしょうw
更に
「仮に100万人の韓国人難民が来たら収容する場所もないし、コンビニや商店のみならず一般民家も略奪されてしまうと思います。
しかも、兵役経験の武装難民が訪れたら自衛官でしか対応できないだろうし、日本人のメンタリティでは武装難民を射殺する事ができるのか疑問です。」と仰られましたが、ここは笑うところなのかとしばらく悩みました。
まず、100万人の難民が一時期に押し寄せる、というのは現実問題として不可能ですw 一万人を一度に運べる輸送機関を用いても、最低100往復しなければなりません。一度に一万人の輸送が可能な交通機関というものがこの地球上に存在するのかどうかは浅学のため存じませんが、日韓間には恐らく存在しないと思います。
朝鮮半島からの密航には、しばしば漁船が用いられます。漁船なら定員が少なくても数があるから100万人の輸送も可能とお考えになるかもしれませんが、元々漁船は人を運ぶ用には出来ておりませんので、定員は意外に少ないものです。まあ、居住性や安全性を一切無視して、甲板や漁獲物を入れるスペースに詰め込めば、それなりの人数が積載可能かもしれませんが、それでも数を集められる程度の漁船であれば、100人も積めるかどうかは疑問です。それで100万人を輸送するとなると、スプーンで風呂に水を満たすぐらいの根気が要りそうです。
一時期に100万は無理でも、数百から数千人単位の武装した韓国難民が日本に上陸を企てることは、かなり現実的な懸念であり、当然それは日本にとって大きな脅威になります。しかし、自分たちの要求を通すために武力に訴えてでも日本に上陸しようとする集団は、最早難民ではありません。日本を攻撃する目的の武装勢力です。日本にとっては保護すべき難民ではなく、迎撃対象です。
「韓国がコケたら日本が面倒見なければならない」という呪いにかかっている方は、「韓国がコケた時に日本に逃げてくる韓国人は、武力を行使するつもりであろうが犯罪を働くつもりであろうが、例外なく手厚く保護すべき対象」と定義されておられるようですが、「コンビニや商店のみならず一般民家も略奪」すると予想されるような集団を保護すべき理由は、少なくとも日本には皆無です。
また、「混乱に乗じて北朝鮮からの工作員が韓国人の難民に偽装して日本各地でテロを起こすかもしれません。」と予想されるのであれば尚更に、日本が韓国からの難民を拒む正当な理由たり得ます。
「朝鮮半島で有事が勃発して大量の難民が日本に押し寄せて大混乱になるぐらいだったら、韓国が倒れないくらいに援助した方が良い」というのは、「ヤクザに嫌がらせをされるぐらいなら、ヤクザの言いなりにミカジメ料を払った方が良い」というのと全く同じです。その場限りの解決にはなるでしょうけれど、根本的な解決には全くなりません。どころか、そういう対応は、嫌がらせをする恐れのあるヤクザを存続させるだけではなく、つけあがらせ肥え太らせることになります。
事実、これまで日本が韓国に行なってきた対応は、まさにこのヤクザの嫌がらせを回避するためにミカジメ料を払うというのと同じものでした。結果として、韓国はつけあがり、肥え太りました。
現在の日韓関係は言わば、戦後世代が私たちの世代に残した負債のひとつです。現在の日本における嫌韓気運の高まりは、この負債を清算する千載一遇のチャンスです。このチャンスを活かすのか、それともみすみすチャンスを逸し、負債に利子を付けて私たちの次の世代に先送りするのかを、今、私たちは問われているのだと私は考えております。