韓国のことわざについて
ところで韓国はと言えば、盗んだ仏像2体の内の1体を返還すると発表した模様です。
これによって現在凍結状態にある日韓関係を、韓国に有利に改善するつもりだったのでしょうけれど、日本政府は「盗んだものを返すのは当然」として、この件を日韓関係と結び付けて考えるということは、特にしない方針のようです。
韓国もそうですし北朝鮮もそうですが、盗んだ物や拉致した人を返すことで、日本が彼らに感謝感激して、その後彼らの言いなりになることを期待するという思考を持っているようです。
思えば、かつての朝鮮でも、両班が富裕な庶民を拉致して身代金を要求する習慣がありました。今の韓国・北朝鮮もその伝統を保っているということでしょう。
そう言えば私も昔、韓国の慶州で悪質ガイドに引っかかって土産物屋に軟禁されたことがありますw 慶州特産の紫水晶(日本円で数万円)を買わねば店から出さぬと言われ、そんなこと言われたってお金持ってないしと言い返し(実際その時の所持金は日本円で一万円程度だったと思います)、何が何でも私から毟り取らねば気が済まぬ店主が韓国海苔1パックを二千円(※日本円)で買えという妥協案を示し、このままずっと軟禁されてはたまらんと思った私は、二千円で解放されるなら安いものだと思って払いました。ちなみにその韓国海苔は韓国のスーパーで買えば、日本円換算で数百円相当の品でしたw
韓国人の思考なら、私はたった二千円で無事解放されたことを韓国人に感謝しなければならないのでしょうw
似たような例では、韓国でタクシーに乗ったら法外な値段を要求され、払わなければ車から降ろさないというパターンも考えられます。現在の韓国は、日本風に外から店内が見える店も増えているようですが、昔の韓国は外から中が見えないように作られた店が多く、ハングルが読めないと何屋さんなのかよくわからないということがよくありました。そういう飲食店で食事をしたら不当な料金を請求され、支払いを拒否したら店から出してもらえないということも十分考えられます。
南アフリカや南米等の、世界的にずば抜けて治安の悪いところと比較すれば、韓国の治安は良い方だと言えます。何しろ南アフリカや南米では、ホールドアップともギブミーマネーとも言ってくれず、突然背後から襲いかかり、とりあえず標的を完全に無力化してから金品を奪うという犯罪が珍しくないそうです。そういうレベルと比較すれば、確かに韓国での犯罪はいきなり身体に危害を加えるということが比較的(あくまで「比較的」です)少ないのは事実でしょう。だから韓国は安全とか治安が良いと言われたら、私は首を傾げますが。
「南アや南米と比べれば」韓国は治安の良い国と言えますが、「日本と比べれば」韓国の治安は決して良いとは言えません。嫌韓気運の高まっている昨今、韓国に何も考えず出かける方はそんなに多くないと思いますが、どんなに気を付けていても犯罪被害に遭う危険性は小さくありません。一番良いのは韓国なんかに行かないことですが、広義の強制連行等で行かざるを得ない方は、情報の収集と警戒心の維持に努められますよう、心よりご忠告申し上げます。
枕が長くなりましたが、コメントでネタ提供を戴いたのでそれを今回のお題にしようと思います。
「韓国のことわざや、うたい文句のようなものをご紹介いただければ」というご要望を頂戴しました。 韓国のことわざについては、弊ブログでも時々取り上げますが、それについて詳しい言及をしたことは多分なかったと思います。
今回も、実は韓国のことわざについて詳しい言及をするつもりはありません。と言うのも、日本のことわざもそうですが、ことわざというのは非常にしばしば矛盾するものがあります。例えば日本のことわざでも、「急がば回れ」と言っておきながら、「先んずれば人を制す」などと言います。「人を見れば泥棒と思え」と言いながら、「渡る世間に鬼はなし」などと言います。
この点は韓国のことわざも同様で、嫌韓向けに喧伝されている酷いことわざ(「女は三日殴らないと狐になる」 「他人の牛が逃げ回るのは見ものだ」「他人の家の火事見物をしない君子はいない」「弟の死は肥やし」「梨の腐ったのは娘にやり、栗の腐ったのは嫁にやる」等)以外に、日本人が見てもまともと思えることわざも、無いわけではありません。
例えば、「人であれば人なのか、人こそ人だ(人の形をしていれば人なのではなく、人として正しく生きてこそ人だ)」という意味のことわざが韓国にはあったと思います。余談ながら、日韓チャットを始めた頃、このことわざを知り、日韓チャットで韓国人に向かって使ってみたことがあるのですが、まだハングルが使えなかったので無理やりカタカナで書いて見せたら、「何その発音」と鼻で笑われて終わりましたw
韓国にもまともなことわざがあるとしても、それがまともに用いられるかどうかという疑問はあります。例えば、弊ブログでしばしば引き合いにだすのが、「易地思之」という四字熟語です。四字熟語ですから、出典は確実に中国でしょう。故盧武鉉大統領が用いたことで、韓国では一躍有名になった言葉です。
意味するところは、「相手の立場に立って考える」という意味のようですが、これが用いられるのは、必ずと断言出来るぐらい「相手にそれを要求する時」でした。韓国人が、自分が相手の立場に立って考えようという意味でこの言葉を用いるのを見たことは一度もありません。
前出「人であれば云々」にしても、まさに韓国人の耳元で声を大にして言ってやりたいことわざですが、韓国人がこのことわざを我が身に照らして考えることがないのは、私の経験からも、彼らの行動様式からも明らかです。
だからと言って韓国の奇妙なことわざばかりをピックアップして面白可笑しく嫌韓を煽れば、それはそれなりに楽しいかもしれませんが、逆に韓国人に「日本人は韓国をこんなふうに曲解して嫌韓を煽っている」という言質を与えることになりかねないとも言えます。
日本のことわざには、中国の故事成語が由来のことわざもありますが、朝鮮も同様です。加えて朝鮮はわずか35年といえども日本だった時期があったわけですから、日本のことわざが由来と思われることわざが今も韓国に結構たくさんあります。そういうことわざばかりをピックアップすれば、嫌韓の思惑とは逆に「韓国って日本と同じ文化や思考の国?」と誤解させることも可能なわけです。
韓国のことわざを知る必要がないとは言いませんが、個人的には韓国のことわざを知ることで彼らの民族性を読み解くことが出来るとは思えないというご回答とさせていただきます。
最後になりましたが、実は「韓国のことわざ」については既に数年前に韓国人がこういう風に反論しておりますので、よろしければご参考までに。