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得るもののなかった3年半ぶりの日韓首脳会談

本日3年半ぶりの日韓首脳会談が行なわれましたが、会談に関する日本側の速報と韓国側の速報を見る限り、何だかお互いの言うことが噛み合ってないような印象を受けました。

今回の日韓首脳会談の焦点は「いわゆる従軍慰安婦問題」と言って良いと思いますが、この件に関しては一応双方「慰安婦問題解決に向けた妥結点を探っていく」という意見で一致していることになったようです。

しかしこの「慰安婦問題解決」の意味と言うかイメージが、日本と韓国で大きく深く隔たっているように感じられたのは私だけでしょうか。

即ち、日本側は「当該問題は既に解決済であり、双方がそれを確認し納得すること」を「解決」と考えているのに対し、韓国側は「韓国の主張を日本側が理解し、受け容れる努力とその姿勢を見せること」を「解決」と考えているように見えました。

結局、双方が従来の主張を改めて述べただけに留まったというのが、今回の日韓首脳会談の印象でした。要するに「時間の無駄だったんじゃね?」というのが、私の率直な感想です。

「いわゆる従軍慰安婦問題」は竹島問題と同じく、韓国側はもう絶対に引くことが出来ません。自称元従軍慰安婦が死に絶えればあるいはと思う人もいるかもしれませんが、恐らく逆でしょう。自称元従軍慰安婦が死に絶えれば、彼女たちは偶像化されます。生きている間は失言することもありますが、死ねばその心配もありません。幾らでも美化することが出来ます。

更には、「従軍慰安婦問題を風化させてはいけない」などと言って、物故した自称元従軍慰安婦が得られるはずだった(と韓国人がひたすら信じている)権利を相続しようと考える韓国人も、これは多分既にいるはずです。

そうなれば全ての自称従軍慰安婦が死に絶えた後には、その遺産相続人を自負する韓国人が、自称元従軍慰安婦よりも更に問題を激化させるであろうことは、十分に想定の範囲内と言えます。

竹島問題も「いわゆる従軍慰安婦問題」も、このままではどちらかがどちらかの主張を100%飲むしか解決策はありません。外交において「どちらかがどちらかの主張を100%飲む」というのは、些細な問題なら別ですが、ここまで大きくなった問題であれば、戦争以外に決着を付ける手段はないのではないかと思います。

ですが日韓戦争も、現実味のない話です。日本にとって韓国との戦争は、負けた場合は言うまでもありませんが、勝ってもメリットに対してリスクとデメリットが多過ぎます。勝って得られるのは本来日本固有の領土であった竹島であり、既に解決済みのはずの「いわゆる従軍慰安婦問題」の解決確認だけだからです。

もちろん、勝てば韓国に対して賠償金とか戦費の請求は可能ですが、韓国に払えるかどうかという問題があります。ましてや「カネが無いからカラダで払うニダ」とばかりに、韓国を割譲される羽目になった日には、戦争してまで何でそんな災厄を背負い込まなければならないのかという話になります。

韓国にしても、日本が無防備無抵抗(要するに韓国が必ず勝つことが条件w)なら戦争しても良いけど、日本に反撃される可能性がある限り絶対やりたくない、というのが本音でしょう。

日韓双方が戦争での問題解決にはメリットがないと考えるでしょうから、日韓戦争による問題解決というのも、ほぼ考えられません。

話し合いが通じず、殺し合いするだけの価値もない相手というのは、つくづく厄介です。今後同様の問題が新たに生じることを防ぐという意味でも、これから将来に向けて韓国との関わりは最小限にしてゆくのが、日本にとっての未来志向的な日韓関係だと再確認させられた今回の日韓首脳会談でした。



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