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韓国人は言葉の意味を蔑ろにする

クリスマスが終わると、たちまち世間は新年を迎える準備で一気に慌ただしいムードになってまいりました。来年は申年ですが、先日街角のポスターで「未年」という文字が視界に入った気がしたので、「あれ?何で未年?」と思って二度見すると、「年末」と書かれているのを逆から読んでしまっただけでした。

さて日韓関連では年末に向けて慰安婦問題がどうたら言ってるようです。年内解決とかいう音も聞こえたような気がしましたが、変に急いで解決しても、どうせまた韓国が蒸し返すだろと冷ややかに観測しております。

というわけでそちらの方は経過観察することにして、月見チャットでも頂いていた「“社会”という言葉の意味?漢字の意味?が違うっていうのはよくわかりません」というご質問について述べてみようかと思います。

まず基礎知識として、韓国人や韓国人に共感する人は、概して言葉の意味を蔑ろにする傾向が強いという事実をご理解ください。

日本が統治していた期間、朝鮮半島では識字率が跳ね上がり、李朝期であればハングルすら覚束なかった人々もリテラシーを獲得しました。その結果、現在の韓国における語彙には、和製漢語が極めて多いということがあります。

彼らは時々発作的に日帝残滓排斥を叫び、韓国に残る和製漢語を朝鮮固有語で言い換えようとしますがが、なかなか徹底出来ないのが現実です。

その理由のひとつには、和製漢語を朝鮮固有語で言い換えようとすると、冗長になりがちということがあるようです。これは日本語において漢字語をやまとことばで言い換えれば、どうしても冗長になるのと同じ現象でしょう。

そこで彼らは、和製漢語を全て純粋な朝鮮固有語に言い換えることは断念し、和製漢語でなければ漢字語でも良いということにしているようです。

ところが問題は、現在の韓国人の漢字リテラシーが極めて貧弱であるということです。例えば韓国では「セクハラ」を「ソンヒロン」といいます。これは漢字で「性戯弄」と書くのだと、確か産経新聞の黒田氏がしきりに感心していました。なるほど、「性的嫌がらせ」と言うよりは「性を戯れで弄ぶ」という方が「セクシャルハラスメント」という言葉のニュアンスを上手く表現しているのかもしれません。

では、「ソンヒロン」を「性戯弄」と書くのだと知っている韓国人はどれほどいるでしょうか。あるいは「性戯弄」と書いて「ソンヒロン」と読める韓国人はどれほどいるでしょうか。

ここにも、日本人と韓国人の「言葉」や「語彙」に対する理解の差が如実に出ます。日本人であれば、「性戯弄」と書いてあれば何となくでもその意味を察せられるでしょうし、産経新聞の黒田氏のように、「セクハラ」という言葉に「性戯弄」という漢字を当てることに感心したり、ニヤリとすることが出来ます。

そこで日本人が韓国人に「あなたのお国はさすがに漢字の使い方がお上手ですな」などとお世辞を言えば、韓国人は普通に抜け抜けと「そうです、ウリナラでは昔から漢字を使ってましたから」などと答えるでしょう。しかし言ってる当人は、漢字の読み書きがほとんど出来ないし、「ソンヒロン」を「性戯弄」と書くことの何がお上手なのか、おそらく全く理解出来ていないでしょう。

それでも彼らは、「自分(ウリ)は漢字を理解していない」などとは全く思っていません。韓国の語彙における漢字語の割合は、正確な数字は存在しませんが、体感では少なく見積もっても6割以上、一説では8割とも言われています。それらは現在、ほとんどハングルで書かれていますが、韓国人はハングルで書かれた漢字語を見て、「ウリは漢字がわかる」と心の底から本気で思っているのです。

かつての日本でも、段階的に漢字を廃止すべく、当用漢字が定められていました。そのためでしょう、新聞は時々漢字熟語を仮名交じりで書くことがありました。

確か私が小学校低学年の頃だったと思います。産婦人科の医師が望まない妊娠をした女性から、子供に恵まれない夫婦に新生児を斡旋するという事件がありました。

私はこの事件の報道を新聞で読んだのですが、記事には「新生児あっ旋」と書かれていたために、「誰が何に驚いているのだろう?」ととても不思議に思った記憶があります。当時はまだ「斡旋」という言葉を知らなかったので、「あっ旋」の「あっ」を感嘆詞と勘違いしたのです。

今でも「障がい者」とか「子ども」と書かれているのを見ると一瞬イラッとするのはその記憶からかもしれません。ともかく、漢字を仮名交じりで書くと、その語彙の意味がわかりにくくなるだけではなく、読み間違いも起こしやすいのです。ましてや漢字語を全部ひらがなやカタカナで書けば、その言葉の意味は全くと言って良いぐらいわからなくなります。

弊ブログで時々「差別」を「サベツ」と書いていることにお気づきの方は多いと思います。そう書かれている場合、「サベツ」という表記からは「差別」という言葉の(正しい)意味が喪失されているということを示すために、意図的に行なっているのです。

漢字語をハングルにするということは、まさにこの「差別」を「サベツ」と書くことと同じことなのです。もちろん、彼らはそんなことを意図してはいません。ハングルで書いても漢字語は漢字語の意味を失わないと確信しています。

しかし現実は彼らが思うほど優しくも甘くもありません。「放水」と「防水」が同音、即ちハングルにおいて全く同じ表記であるために、KTXのコンクリート製枕木が不良品であったという有名な事件がありましたが、韓国でこれに類する話は枚挙にいとまがないどころではないでしょう。

韓国人は「文章の前後を読めばハングルで書かれた漢字語でもその意味は正しくわかりますね」と嘯きますが、「安重根は偉大な義士であった」という文をハングルで書けば、安重根を知らない人には、彼が義士だったのか医師だったのか全くわからないのです(ハングルでは「義士」と「医師」は全く同じ表記)。

それは同音異義語だけの話で、他の語彙なら大丈夫ではないのかと思う人もいるかもしれません。しかし彼らが綴るハングルは、極めて恣意的です。多少間違えても読む人が察せば良いという意識で書かれる彼らの文章は、朝鮮語ネイティブでも俄にわからないほど崩れていることが珍しくありません。

以前、韓国の掲示板を翻訳した時に、どうしても機械翻訳を通らない文章があったので、知り合いの韓国人に教えてもらおうとしたことがあります。ネイティブだけに、その韓国人はスラスラと翻訳するのですが、どうも意訳や省略が甚だしいのです。「ちょっと待った。意訳は自分でやるから、原文に忠実に訳してくれ」と言うと、「意味のわからない単語があるので、直訳は出来ない」と言います。

それは私の知り合いの韓国人の語彙力が乏しいからではなく、原文の語彙の綴りや表記が崩れに崩れまくっているためでした。日本の某巨大匿名掲示板などでも、そこでは頻繁に用いられるが一般にはほとんど用いられない言葉がありますが、韓国の場合はそういうのとも違うのです。その時その場で思い付きで綴るので(あるいは速く入力しようとして間違えるので)、生粋の韓国人でもわからなくなることがあるのです。

そういう場合韓国人はどうするかと言うと、私の知り合いの韓国人がやったように、自分で勝手に解釈してしまいます。それが正しいかどうかは、全く確認しません。自分で勝手にした解釈に基いて、返答なり反応なりをするのです。その文章も綴りや表記が崩れますが、書く方も読む方も韓国人は気にしません。結果、彼らの間で交わされる話はキャッチボールではなくピンボール状態になります。

「コミュニケーション」という言葉の本来の意味からすればそれは全く「コミュニケーション」ではありませんが、それが韓国人のコミュニケーションなのです。

コミュニケーションはいわば「社会」の基本ですが、彼らの「社会」が日本で言うところの「社会」と異なるのは、「社会」という語彙の意味的にも、また彼らの「社会」に対する意識としても、日本と大きく異なっているからです。日本人から見れば、そんなものは「社会」とは言えないのではないかと思うのですが、韓国人にとってはそれこそが「社会」なのです。

他にもまだまだ色んな要素がありますが、とりあえずは「日本で言うところの「社会」と、韓国で言うところの「社会」は違う」というのは、そういう意味で理解するのが、多分一番簡単ではないかと思う次第です。



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