自分で経験しないとわからない?
韓国言論を流し見ても、韓国の経済が逼迫していることを伺わせる情けない記事がほとんどで、時々気を取り直したようにウリナラ最高節を唱えるというような感じです。
日本の嫌韓気運もすっかり落ち着き、「嫌う」ではなく「厭う」という感じになってきています。特にある程度韓国を知った人にとっては、もううんざり、お腹いっぱい、見たくもないという状態になった人も少なくないでしょう。
もちろん、「まだ韓国に対する怒り、憤りを忘れていない」という方もいらっしゃるでしょう。しかし自分に実害がなければ人は、特に日本人は、怒りや憤りを保ち続けることが難しいものです。
自分に直接の害はないけれど、日本に対する韓国からの害を我が事と思って怒りや憤りを保ち続けるのはかなりの精神力を要求されることですし、世界は韓国だけではありませんと言うか、ぶっちゃけ韓国なんか世界の中では些末な存在です。
世界で様々なことが起き、日本もそれに無関係ではいられないこのご時世に、たまたま日本の隣にあるという(日本にとっての)不幸があるがために、韓国なんかに心を煩わせられるのは誠に理不尽極まりないと言わざるを得ません。
色々思えば思うほど、日本と韓国は互いに遠ざけ合う方が、少なくとも日本にとっては好ましいのです。ですが今なお、日本と韓国は親密な関係を構築、維持しなければならないと唱える人が少なくありません。
私はこの手の意見を見るたびに、「何故そう思うのだろう」と本気で考え込みます。
超短期的且つ超近視眼的に見れば、日本と韓国が親密な関係を構築、維持することで両国にとって好ましい結果が期待出来るというのは、わかります。
日本は内需の盛んな国ではありますが、内需だけに頼っていては将来必ず行き詰まるので、海外にも市場を求める必要があります。韓国は小さな市場ではありますが、日本から近い上に日本の製品に対する欲求が高く、一応西側に属する国というタテマエもあって、手軽な海外進出を考えるにはおあつらえ向きの国です。
ですから超短期的且つ超近視眼的であれば、日本企業が韓国で成功することは容易で可能なのです。
問題は長期的且つ広角的に見た場合です。韓国で長期に渡り安定して成功している日本企業を、私はほとんど知りません。日本と関連した企業では、ロッテが韓国で大成功していますが、皆様御存知の通りロッテはまず日本で在日韓国人が創業し、その利益を韓国に注ぎ込んで作り上げたのが韓国ロッテです。
「だから厳密には日本のロッテも韓国企業だ」と言うつもりは私にはありませんが、韓国人にはそう言う者が珍しくありませんし、ロッテが韓国で成功し得たのは、経営者が韓国人だったからという典型的実例と言うことは出来るでしょう。まあ、そのロッテにしても、現在は後継者問題ですったかもんだかのお家騒動を展開しておりますが。
つまり日本人の日本人による日本人のための企業が韓国で成功することは、まずありません。もしそんなことになれば、必ず韓国人がものすごい勢いで妨害してくるからです。それは韓国籍を持つ在日であっても避けられませんが、韓国では法律上八親等までが親族になりますので、韓国籍を持つ者であれば必ず韓国内に親族がいます。
韓国では法よりも親族の方が頼りになりますので、親族の有る無しは韓国で企業活動を行なう場合、大変重要になります。
日本人が韓国で起業する場合、必ず韓国人の共同経営者が必要になります。これは確か法律上でも必要だったと思いますが、それ以上に現実問題として絶対に必要です。
その韓国人の共同経営者が個人としてどれほど信頼のおける人物であったとしても、その韓国人には必ず韓国人の親族がいるわけです。もしその韓国人共同経営者が親族に何か頼まれれば、それがたとえ会社にとって不利益なことであっても、その韓国人共同経営者が親族の言うことを聞く恐れは極めて高いのです。ましてやそれが日本企業であれば、「ウリとチョッパリのどちらが大切ニカ」と迫られて落ちない韓国人はいません。
更に韓国では「Me too商法」と言って成功した企業のやり方をそのままパクるのが普通に横行しております。少しでも成功すればその後追いをする者が続出する上に、自社の内部機密を横流しして小銭稼ぎをしたり、あるいは自分を優遇しない会社に報復しようとする韓国人が出てくるのです。これらのダメージの積み重ねが、企業を徐々に蝕み、衰退させていきます。
そういう事例は、ちょっと調べれば腐るほどあるのがわかるのに、韓国に進出しようとする日本企業が後を絶ちません。
この現象は会社に限らず、個人や国家とその規模や範囲を変えても同じです。韓国と関われば必ず失敗する、必ず不幸になるという例の「法則」の強さを、舐めてかかっている日本人があまりにも多いのでしょう。
だから日本と韓国は発展的に関係を解消するべきだと弊ブログでは長らく唱えているのですが、嫌韓は多少浸透しても日韓の発展的関係解消を目指す意識がちっとも浸透しない現実を見ると、日本人にもホントに自分が痛い目に遭わないとわからない人は多いのだなと思うと同時に、だったら韓国に対する警鐘なんか鳴らさずに、ホントに韓国に痛い目に遭わされて、韓国とは関わりを絶たねばならないと実感する日本人が多数派になるまで黙って傍観してた方が良いんだろうかと、少々なげやりな気分になる今日この頃です。