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今も変わらぬ韓国人の対日意識

相変わらずぱっとしない韓国ですが、フランスでテロ、トルコでクーデターと、世界情勢はずいぶん激しく動いております。

ところでトルコと言えば韓国が「兄弟国」などと言って親近感を強調する国であることを韓国ウォッチャーなら知らない人はいません。このところ日本では盛んに報じられているトルコのクーデターですが、韓国言論で報道しているのをほとんど見ません。日本語版だからそうなのかと思って朝鮮語版も覗いてみたのですが、やはり見当たりませんでした。

あいつらの言う「兄弟」なんてのは、所詮その程度ということなのでしょう。

さて韓国三大紙のひとつである朝鮮日報には、鮮于鉦という名物男がいます。父は鮮于煇といい、やはり朝鮮日報の主筆まで務めた人物ですが、この父子の思想は180度違うと言っても良いほど異なります。

父の鮮于煇は日帝統治下の朝鮮に生まれ、解放から朝鮮戦争を経て漢江の奇跡と呼ばれる高度経済成長の最中に急死しました。

息子の鉦は、日韓基本条約が成立した後の1967年に生まれ、韓国が「漢江の奇跡」を謳歌する中、朝鮮日報の重鎮である父の庇護の下、何不自由なく育ったのでしょう。

父は激動の時代を生き、軍人として朝鮮戦争にも参加し、作家及びジャーナリストとして著名な日本人との交友関係もあったためか、それなりに日韓関係の理想と現実に折り合いをつけていた比較的稀な韓国人だったようですが、息子の方はどうにもこうにもわかりやすいほど普通の韓国人としか言いようがありません。

鮮于鉦の書く記事は日本が絡んだ時だけおかしくなる、それ以外の時は比較的まともだと仰る方もいらっしゃいますが、「日本が絡んだらおかしくなる」ということこそが、限りなく韓国人らしいと私は思います。

その「日本が絡んだらおかしくなる鮮于鉦」が、朝鮮日報で「明仁天皇」と題するコラムを書いておりました。

それは日本人が読んだら不快を催すこと間違いなしですが、実は日本語版の方は日本人にかなり配慮して翻訳されており、朝鮮語版の方は更に不快さマシマシになっております。

このコラムでは五段落の内、三段落までは日本における天皇の歴史について語ります。それも出来るだけ馬鹿にするというか、明暗の暗部と思われる部分だけを抜き書きするやり方です。

四段落目で今上天皇について語ります。もちろん、出来るだけ馬鹿にすることは忘れません。ただ馬鹿にするだけではなく、今上天皇について評価もします。まるで上司が部下を査定するように。

最後の段落で最近の今上天皇の譲位報道について、鮮于鉦個人の所感を述べます。

この段落では、陛下が歴史和解(≒韓国に対する謝罪)に向けた最後の旅(!?)に韓国を訪れたいと望んでいるなどと、大御心を不敬にも鮮于鉦が勝手に代弁します。その上で「退位後に軽くなった心と体で韓国を訪れるのはどうだろうか。温かい心で迎える韓国人も少なくないだろう。」と、とんでもなく上から目線の言い草です。

鮮于鉦のこのコラムは、言い回しこそ工夫しているつもりのようですが、かつて李明博が「(天皇陛下が)韓国に来たいのであれば、独立運動家を回って跪いて謝るべきだ」と発言したのと大差ありません。

日韓関係の悪化を引き起こしたとされる李明博前韓国大統領の天皇陛下侮辱発言ですが、私は当時から李明博的には「何でこの発言が今更問題視されるのか」と困惑していただろうと思っていました。

というのも、天皇陛下を侮辱することで日本より上になったつもりになる韓国人は極めて一般的で、日本人の前でも盛んに言われていたことであり(私も日韓チャットで頻繁に韓国人に言われた経験があります)、李明博の発言もそれを踏まえた上での大衆迎合発言だったからです。

鮮于鉦の今回のコラムは、日本の天皇陛下に対する韓国人の一般的な考え方、ひいては対日意識が李明博発言の後も全く変わっていないということを如実に示して見せたものという点のみで、評価出来ると私は考えております。

なお、日本語版で「天皇」となっている部分は、朝鮮語版では全て「日王」となっていることを最後にお知らせしておきます。


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