日韓共同世論調査から読む日本人の対韓意識の変化
さて、せっかく爽やかな梅雨明けだというのに、うんざりする韓国話。
先月中旬から今月上旬にかけて行なわれた日韓共同世論調査で、両国の印象が改善に向かうという報道がありました。調査結果の詳細はこちらです。
私はこの報道を見た時、不快感はありましたが意外ではありませんでした。しかし「両国の印象が改善に向か」っているかどうかには、少々疑問を抱きました。
私が感じた不快感については、特に説明の必要はないでしょう。ですので、意外ではなかったことと、抱いた疑問についてご説明申し上げたいと思います。
意外でないというのは、韓国ウォッチブログをやっている者としての実感です。少し以前の、日本で嫌韓気運が盛んになっていた頃、嫌韓及び韓国ウォッチブログ(韓国の掲示板まとめブログを含む)の勢いは凄まじいものがありました。
ブログばかりではありません。大手のネットメディアやポータルサイトでも嫌韓ネタのニュースや記事を見ない日はないと言っても良いほどでした。しかしその勢いも徐々に衰え、最近の大手メディアやポータルサイトの嫌韓ネタは、個人的な体感ですが激減しております。
弊ブログへの訪問者も減少の一途です。人気ブログランキングも、アジアカテゴリではまだかろうじて1位を維持しておりますが、その上位カテゴリである「地域情報」ではベストテンから陥落。総合ランキングにおいては、一時期ベスト200に食い込む勢いでしたが、現在は350位を下回っております。
私自身はツイッターアカウントを持っておりませんが、弊ブログにはリツイート(って言うんですかね?w)機能がついておりますので、弊ブログがツイッターでどれぐらい、またどのように言及されているかも一応チェックしております。こちらも、ここ数ヶ月というもの顕著に減少し続けております。
これらは「日本人の対韓感情が改善された」ためでしょうか。私は違うと思います。
もし「日本人の対韓感情が改善されたため」であれば、弊ブログにはもっと異論反論のコメントが投じられるはずです。「お前の対韓認識は時代遅れだ。今は違う」という主張があって然るべきです。
その主張を行なうのは、別に弊ブログでなくても良いんです。他のブログや、あるいは今まで嫌韓ネタ一色だった大手ネットメディアやポータルサイトが、擁韓ネタを繰り広げるようになり、また韓国側においても、明らかに今までとは異なる主張が台頭し、それが韓国民に支持されているのが見て取れれば、「もしかすると日韓双方の印象は改善に向かっているのだろうか」と考えることもやぶさかではありません。
しかし日本側においては、韓国ネタは明らかに飽きられております。何年前のネタだよと思うようなことが昨日のニュースだったり、最近のニュースかと思って読んだ記事が数年前のものだったりということは、韓国ウォッチャーの「あるある」です。それほど韓国ネタというのは、同じことの繰り返しが多いのです。
弊ブログでもそうです。何度同じことを書けば気が済むんだ、もうわかった、良いから次のネタ、と思って読んでおられる方は結構いるのではないでしょうか。誰より、書いてる当人がそう思っていますw
前述の世論調査においても、「極めて好意的且つ楽観的に読めば」日韓両国の印象は改善に向かっている「と読めなくもない」、というのが正確な表現でしょう。冷静且つ客観的に読めば、少なくとも日本側の意識は、「韓国どうでも良い」「韓国飽きた」に傾いていると読むのが妥当だと私は考えております。
日本人の「韓国どうでも良い」「韓国飽きた」をひっくり返す特効薬とか魔法の呪文というのはありません。日本人にとって韓国とはもともとそういう存在だからです。遠からぬ将来、日本人の「韓国どうでも良い」「韓国飽きた」は、「韓国忘却」へと流れていくでしょう。
日本人に完全に忘れ去られてから後、韓国が「再び」ではなく「新たに」発見され、その飛び抜けた素っ頓狂さや凶悪性及び他害性に日本人が驚いて注目するようになれば、日本に「新たな」韓国ブームが訪れる日が来るかもしれません。