檀君神話をご存知ですか?Vol.4
さて、前回は「比較的好意的な解釈論」を述べました。今回は比較的好意的ではない方の解釈を述べます。
神話の中で、原住民たちは、ヨモギとニンニクだけという粗末な食物を与えられ「日に当たらず物忌みせよ」と桓雄に命じられます。このことから想像するに、彼らはあまり条件の良くない土地に押し込められたのではないでしょうか。
桓雄族が朝鮮半島に入植した際、彼らは開墾しやすい土地を占有しました。それは武力によってか、あるいは平和的な方法だったかはわかりませんが、獣に擬された朝鮮半島原住民はおそらく農業を行っていなかったでしょうから、桓雄族が入植した時点では土地争いは起こらなかったのではないかと思います。
しかし原住民たちが入植者に農業を教わろうとしたときに彼らに与えられた土地は、新規入植者が開拓をためらったような土地だったのではないでしょうか。
原住民は、桓雄族に教えられたとおりに開墾作業をしてはみましたが、目に見えるような変化がすぐには現われないのが農業です。それを不満に思った原住民が、桓雄族に対して反乱を起こします。しかし圧倒的な文明の差で、原住民側はたちまち鎮圧・駆逐されます。
通常、支配民族と被支配民族との関係においては、男子は根絶されます。しかし女子は残され、支配民族と混血するのが常です。この檀君神話においても、まさに熊=女性原住民は桓雄と交わり子供を産んでおります。
つまり檀君神話は、支配民族と被支配民族との関係を投影したものではないかというのが、私の仮説です。
さらに大胆な仮説を試みるならば、檀君神話にも登場する箕子こそが「桓雄」ではないかと考えます。箕子は、中国の王族の出身であり賢者であったが、時の皇帝に迫害され狂者のふりをして逃れたといいます。
現在箕子の実在を裏付ける考古学的資料は皆無ですが、それは「中国人が朝鮮の祖であることは認めたくない」という現代朝鮮人の感情的理由から、箕子伝説についての調査・研究がなされてないだけだと思います。
実際、現代朝鮮人は自分たちの思惑から外れた考古学的発見は良くて黙殺、悪ければ破壊してなかったことにしてしまうことがありますから、あり得ない話ではありません。
文化でも歴史でも、本来の発生時期よりも早い時期に朝鮮半島で発祥したと唱えるのは、現在でも朝鮮人が日本の優れた文化を朝鮮起源と唱える際によく見られる方法です。すなわち日本でその文化が発祥したとされる時期よりも上代の話を捏造して、日本文化の本当の起源は朝鮮にあったと言い立てる例の手法です。
三国遺事が書かれた十三世紀末といえば、高麗が蒙古軍に屈服した時期です。箕子伝説を知る僧一然が、箕子伝説に擬して更にそれよりも上代の伝説を作って民族意識の高揚を図ったと考えるのは、少々飛躍しすぎでしょうか。
コメント
fetiaさんの解釈によりますと、朝鮮の人は千年属国どころか半万年も前から中国人に支配されていた可哀想な人たちだったんですねえ。
でも、だからと言って嫌韓は和らぎません。
私はただ朝鮮人だからという理由で嫌いなのではないのですから。
おかしな言動をとる非常識な人々が多いからです。
良識ある人々なら決して嫌いにはなりません。
嫌韓は自分たちのおかしな言動を映す鏡であるということを韓国の人たちには知って欲しいと思いますが…絶対無理!ですよね。
まあ、朝鮮半島に生きているということ自体ががおかしくなる原因かと…
さて、次の斬り口は?
楽しみにしております。
>marie様
千年属国って言うか、ぶっちゃけ朝鮮人はもともと中国人の一部族と考えていますw
>まあ、朝鮮半島に生きているということ自体ががおかしくなる原因かと…
これは実に良いところを突いています。
以前から、朝鮮人の異常さの根源はどこにあるのかという疑問がありまして、いつか
これをネタに一本書くつもりです。