2014年竹島の日に寄せて
」というムックを見かけました。WiLL2014年3月14日増刊号とあります。パラパラと斜め読みしてみると、竹島問題について大変わかりやすくまとまっていたので購入しました。私も長らく韓国ウォッチャーをしていますが、以前から申し上げている通り竹島問題は苦手科目のひとつです。何しろこの問題は、日本側と韓国側の論点が全く噛み合わないのです。
主張が対立するならするで良いのです。しかし、同じ事柄について論じるのであれば、論点が噛み合わなければ話そのものが成立しません。竹島問題は、本来であれば日韓双方が領有を主張しているのだから、その領有の根拠について論じれば良い話のはずです。
ですが竹島問題は、実際には竹島の領有が問題なのではありません。少なくとも、韓国側はそうです。彼らにとって、リアルの竹島など激しく果てしなくどうでも良いというのが本心なのは、透け透けの見え見えです。彼らが必死に抱え込んで離そうとしないのは、「日本から奪い取った象徴」としての竹島なのです。それは日本の主観で言えば「日本に対する韓国の嫌がらせ」でしかありませんが、韓国の主観で言えば「劣ったチョッパリに統治されたという【恨(ハン)】を解くために仮託する対象」なのです。
それに対し日本側は、あくまでも実体としての竹島について議論しようとしているのですから、韓国と話が噛み合うはずがありません。
おそらく日本側の担当者や専門家も、それに気づいてはいるでしょう。だからと言って日本までもが真面目に公に韓国の妄想に付き合うわけにもいきません。日本側としては、どうしても常識的な態度と主張をするしかありません。
それがまた韓国を苛立たせるのです。どうにかして日本に地団駄を踏ませたい、悔しさのあまり血の涙を流させてやりたいのに、日本は聞き分けのない子供に言って聞かせるような態度で、韓国に反論します。
韓国側の主観的には、「聞き分けのない子供」は日本なのです。「聞き分けのない子供」のくせに、「大人(韓国では、「大人(オルン)」は畏怖の対象)」のような態度を取る日本が、韓国は腹立たしくてしかたがありません。
韓国はそれで尚一層、日本を悔しがらせようと躍起になります。そのために嘘も捏造も誤解も牽強付会もマジェマジェにされていくのです。
はっきり言って、日韓の二カ国間だけで本気で竹島問題を解決しようとするならば、戦争も辞さずという覚悟が必要になるでしょう。日本側にその覚悟があるのかないのかは私にはわかりません。多分ないと思いますが、仮にあったとしても、現状それを表に出すわけにはいきません。
韓国側は、ぶっちゃけ日本と戦争する覚悟などありません。まったくありません。あるわけありません。もし韓国側に、いくらかでも本気で日本と戦争する覚悟があるならば、とっくの昔にやっています。
日本に対して韓国が武力を行使しないのは、もちろんアメリカの手前とか、北朝鮮の脅威に備えるという問題もあるにはあります。ですが彼らは、一度その気になったら、後先など全く考えず、どんな素っ頓狂も平気でやってのける生き物です。もし誰かにその素っ頓狂を責められたら、相手が辟易して黙るまで言い訳や理屈や嘘を総動員するだけですし、それで相手が辟易して黙らなければ、相手が逃げ出すほど火病るでしょう。
ですから日韓の二国間だけで竹島問題を解決することは、事実上不可能だと思っています。
そこで第三者に双方の主張を聞いてもらって、どちらの主張がより正当かを判断してもらうという方法になるわけですが、ここでも日本と韓国のやり方は食い違います。
日本は「「第三者に双方の主張を聞いてもらって、どちらの主張がより正当かを判断してもらうため」に、「国際司法裁判所への付託」を提案しています。至極常識的な発想だと思います。
対する韓国は、「国際輿論」へ訴えました。
日本側の提案は、韓国の同意がなければ絶対に実現しませんが、韓国側の行動は誰の同意も必要ありません。韓国のやりたい放題です。
先のロンドン五輪で、韓国のサッカー選手が試合後に「ドクトヌンウリタン」と書かれたプラカードを掲げて走り回ったことが大きな問題になったが、韓国がやっていることはもちろんそれだけではありません。ニューヨークタイムズに広告を出したり、外国の街角で、いきなり「ドクトヌンウリタン」と歌いながら踊り出すフラッシュモブなどもやっているようです。
もっとも領土問題は、当事国以外の国の人々の共感を得にくいものです。竹島が日韓いずれの国のものであろうと、当事国以外の人間が興味を示すとは思えません。そこで韓国人は、「ドクトウリタン」よりも「可哀想な慰安婦ハルモニ」で当事国以外の国の人々の共感を得られそうと思うと、そちらに一気にシフトしています。
このことからも、彼らの本当の目的が竹島そのものや、あるいは最近とみに盛り上がりを見せている元慰安婦に対する謝罪や補償の問題でないことは、よくわかります。
日本の立場としては、だからと言って放置するわけにもいかないのがつらいところです。問題の根本がそこにあるわけではないとわかりきっていても、竹島問題について知らなくても良いというわけにはいきません。
そういう人に、「竹島問題100問100答
」は実に良い教科書になります。これを読めば、竹島問題そのものについての知識はもちろんのこと、韓国がどんなに素っ頓狂なことを言っているのかが、よくわかるようになります。もちろん、メインテーマは韓国ではなく竹島ですから、韓国を全く知らない日本人が読むと俄に信じられなかったり理解出来ないことが多くて混乱するかも知れませんが、弊ブログをご覧の方であれば、腑に落ちること請け合いです。前述した通り、竹島問題は日韓の二国間だけで解決することは、現状不可能でしょう。ですが竹島問題が今よりもっと日本人に周知されれば、韓国は自ら立つ瀬を狭めていきます。竹島問題がここまでこじれたのは、日本人が問題発生から半世紀もの間、竹島にほとんど無関心だったためと言っても良いでしょう。
一人でも多くの日本人に竹島問題をより一層理解してもらうために、「竹島問題100問100答
」をお勧めして、竹島の日に寄せる記事としたいと思います。※お知らせ※ | |
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コメント
慰安婦問題に関して、先日セッション22で日韓に対する各国の反応というのをやっていましたが、その中でアメリカ在住の作家冷泉氏が「慰安婦問題は中学生以下に対して言っているもの以外はスルーすべき」と発言していました。
判ってないのか、あるいは理解していて意図的に言ってるのかはわかりませんが、スルーしていれば慰安婦も旭日旗も韓国側の主張が広まってゆくだけなのは目に見えています。
スルーしていた結果が今の状態で、実際すでに色々影響も出ていますし。
在米日本人や日系人が法的措置を含めて立ち上がったようですが、日本も支援すべきでしょう。
外務省も政府ももっと仕事してくれと言いたいです。
昔、アジアの玄関口N新聞に韓国人おばさんのコラム連載がありました。たぶん今のおばさん大統領と世代、経歴よく似てる。ウルだけど内容はこんな感じでした。
＊外交官の父親が日本の領事館勤務になり幼少時代は日本で過ごした。当時韓国は貧しかったので、長屋暮らしで近所の日本人に可愛がられた、らしい。
＊しかし、韓国に帰り、反日教育の中で育ち日本を憎んだ。
＊大学はドイツに留学したかったが、父親に「韓日の架け橋になってくれ」と日本留学を命じられたため、仕方なく日本に来た。
＊日本人は鬼と教えられていたので恐ろしかった。
＊折り畳み傘は飛び出す刀と思っていた。丁度三島由紀夫の自害事件があったのでやっぱりと確信した。
＊下宿先の大家さんは色々親切にしてくれて、おかずを差し入れしてくれることもあったが、絶対毒が入っていると思って捨てていた。
＊下宿先に訪ねてきていた父親にそれをみつかり、殴られた。
＊父親の望む通り韓日の架け橋になろうと思う。
＊こないだ沖縄で慰安婦だった老女が祖国にも帰れず、貧困に喘いて暮らしてるのを見つけた。日帝は謝罪と賠償しろ<丶｀∀´>
脳神経病理学
脳神経病理学の視点から見ると「自閉症は、現時点では、先天的な疾病であり、生涯に渡って直らないもの」であるとされています。
まあ、そういう特殊な脳疾病患者の群れが海の向こうにいると覚悟を決め、善隣友好という理想は棚上げにし、冷たく淡々と進めるほかはありませんな。
追記／ノーサイド
フェアプレーとかノーサイドという英語はどういう具合にハングル文字に置き替えられているのか？ 仮に朝鮮語に置き替えられても、今回の月見櫓サイトに登録された文書を読む限り、朝鮮人には理解不能なのだろうと思ってしまいますね。キム・ヨナが金メダルを取れず銀メダルに終わったのが不満でプーチン大統領にクレームのメールをぶつけるなんて、キム・ヨナを辱める行為だとは思わないのかね～。実に不思議な人々だ。
韓国には延世大学（音楽）や弘益大学（美術）があるけど、う～ん、本当に理解できるのかどうか疑ってしまいますな。まあ、日本にだってろくでなしの音学家や画家なんてのは多いけどね。
日本は、竹島を実力で奪い返せばいい
その上で、国際司法裁判所で帰属の判断をしてもらえばいい
韓国がポケットに入れたものを日本のものだといっても返さないのは当然
しかし、日本のポケットにあるものを韓国が所有権を主張するなら
裁判で決着つけようといって応じないなら
それは、日本のものだと韓国が認めたことにはならないか？
読みながら笑ってしまいましたｗ
管理人様はホント、凄いワ～。
心理学を学んだ、と言うワケでも無いのでしょうに、
何もかもが的を射た分析で、もう読んでて痛快爽快なんです！
管理人様の頭脳明晰ぶりに感動です！
竹島問題。隣国に何を言っても無駄ですよね……。
「感情しか」無いのです。「理」が無い。
説得は不可能だと思います。（←！）
ただ、ポーズとしては、「正論」を公言しておかないと、
周辺各国に対し、誤解を招きますから。
「反論する目的」はそれだけですよね。
そのうち、中国の現政権が「バッターン！」すると思うんで。
政権、と言いますか、当局、と言いますか。
韓国も済し崩しになり、竹島実行支配、どころでは無くなると。
……あ、どうなるのかな？ 難民が傾れ込んでくる？？？
あ、それで竹島、勝手に線引かれて、
後に盗られるハメになったんでしたっけ……。
漱石好きの学者か何かよく解らない方が、
「実行支配してるのだから韓国のものだ」でしたっけ？
そんな事仰ってましたが……。
じゃ、日帝時代は、「韓国は日本」だったワケですよね？
何で彼等は文句を言っているんでしょう？？？
あ、「感情しか」無かった……。
嫌がらせしても、「恨」という心理的課題は解決しないんですが。
ほんのちょっとでもこちらが感情レベルで反応すれば、喜ばせるだけですね……。
機械的に処理するしかなさそうです。東アジア情勢を見ながら。
「竹島問題100問100答」を買ったのに読んでいませんでした。早速読んでみます。
街角で突然「ドクトヌンウリタン」と歌いながら踊り出す の、くだりで吹き出してしまいました。謝罪と賠償は求めません笑
まったく
マトモに付き合えないのが朝鮮人。
嘘つくな、朝鮮人！を面倒でも続けるしかないね。報われる事のない汚れ仕事かも知れんが、朝鮮問題対応局でも作って否定を繰り返す。事実を広報し続ける専門部局をつくるべきじゃないかな。実にくだらんが、放っておくわけにもいくまいて。
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