過去の過ちと他山の石
その中に【もしネタに詰まるようでしたら、読者からの質問を受け付けてはいかがでしょうか?】というご意見をいただいておりますが、実は昔から弊ブログでは異論・反論と共にご質問は大歓迎しております。
ただ、全てのご質問に必ず答えるというわけではないのと、これは月見チャットでも時々言われることなのですが、「下手なこと言ったり訊ねたりしたら管理人に怒られそう」と思ってる方が結構いらっしゃるようで、遠慮されてるような気がしなくもありません。
基本的に弊ブログに頂戴した全てのコメントには目を通しており、いただいたご質問には出来るだけ誠実にお答えしようと思ってはいます。
ただ、既に他のコメントで明確に答えが出てしまっているご質問や、ご質問に対する答えがひとつの記事にならないご質問(例えば弊ブログの主旨にそぐわないご質問やYES、NOだけで答えられるご質問)については、申し訳ございませんが記事にしない場合も割とあります。それでもどうしても私に答えて欲しいとお考えの方は、是非月見チャットにお越しいただき、直接お尋ねいただくのが確実です。あと、それが私への質問なのか、ご本人の自問なのかわからない書き方をされると、スルーする場合もあります。
またチャットログなどで、韓国人や韓国人のような真似をする者に向けられる私の辛辣な対応を見て「下手な質問をしたら怒られそう」と思われてしまう方もいらっしゃるのかもしれませんが(って言うか、確実にいると思いますがw)、私は誰に対してもああいう応答をするわけではありません。
日本の社会(ネット社会も含む)で周囲と軋轢を起こさず普通に平穏に生活出来ている方であれば、意識的に私を怒らせようとでもしない限り、私に噛み付かれるということはまずありません。どうぞ安心してご質問ください。逆に言えば、日本の社会で周囲と常に軋轢を起こし、毎日が修羅場というような方は危ないかもしれませんがw
さて、そういう訳で今回は【もしネタに詰まるようでしたら、読者からの質問を受け付けてはいかがでしょうか?】というコメントをくださった方からのご質問にお答えしてみようかと存じます。
民主党は今となっては反日色が非常に強いと分かりましたが、民主党政権が生まれる前、風向きは完全に彼らの味方でした。 もちろん、反日マスコミがこぞって煽ったことが第一要因でしょうが、あの頃、かなり右寄り・保守と呼ばれる論客(例えば故・三宅氏や宮崎哲也氏)も「一度民主にやらせてみよう」という発言が目だったように思います。 私の覚えている限り、一貫して民主反対だったのは元台湾人の金美玲さんだけだったような・・・? 一般人がマスコミに騙されるだけならまだ分かりますが、政界事情に詳しいはずの保守論客やコメンテーターも騙された(?)のは何故なんでしょうか? |
民主党政権誕生が確定した当時の記事を振り返ると、私は「日本が終わるかもしれない」という悲壮な覚悟をしておりました。
あの時、民主党に疑問を持つ人がいなかったわけではありませんでした。しかしそれ以上に、それまで続いた自民党による長期政権に倦んでいた人が多かったことが民主党政権誕生の原動力になったというのが、おそらく正解でしょう。
保守系有識者が「一度民主党にやらせてみれば良い」と言っていたというのも、必ずしも民主党の政権運営能力を全面的に信頼していたためではありません。それまで自民党が長年惰性的に政権運営を行なっていたために、「政権運営なんかどの党がやっても同じ」=「どの党でも自民党程度の政権運営は容易に出来る」と思われたためでしょう。
プロの仕事を見ると、力の抜けたムダのない動きに、何だか自分にも出来そうな気がするものです。自民党の政権運営もそのように見られた部分があったのでしょう。
もちろん、当時の自民党に長年政権を担当したという自負以上の驕りや怠慢、政治と直接関係のない政党内部のゴタゴタがあったのも民主党の躍進を後押しする要因のひとつになったことは否めません。それは当時「自民党に一度灸を据えてやれ」と盛んに言われていたことからもよくわかります。つまり、「民主党が良いから」という理由ではなく、「自民党がダメだから」という理由が民主党支持を底上げしていたのです。
ご質問では、「政界事情に詳しいはずの保守論客やコメンテーターも騙された(?)」と仰っておられますが、「何に(誰に)どう騙されたのか」という点が問題になるでしょう。「マスコミや民主党に騙された」、即ち彼らの「民主党にも自民党程度(あるいはそれ以上)の政権運営は出来る」という大言壮語に騙されたというのであれば、それは違います。
あの当時、「民主党にも自民党程度の政権運営は出来る」と過信していたのは、最初から有識者や有権者の方でした。「政権運営など誰がやっても同じ」なら、「あれだけ言ってるんだから民主党に一度やらせてみれば良いじゃないか」「ダメなら辞めさせれば良い」という有識者の主張に多くの有権者が付和雷同し、それに民主党や反日マスコミが便乗したというのが事実だと私は考えています。
また当時民主党が反日的であったということは、ほとんど問題にされておりませんでした。むしろ好意的に受け止められていたフシがあったと言っても過言ではありません。今でさえ、日本人の日本に対する愛国を禁忌と見る人が少なくないこと、日本人の愛国表明に反射的に嫌悪感を抱く人が極めて多いのです。わずか数年前ではありますが当時は尚更でした。そこに付け込まれた部分も大いにありました。
あの民主党政権時代があったからこその、現在の安倍政権であり、現在の日本の嫌韓気運の高まりと言うことは出来ます。そういう意味で、民主党政権という「灸」の効果はあったと言えるでしょう。
しかしそれは結果論です。民主党政権誕生時に私が覚悟したように、もし日本が終わっていれば、灸もへったくれもありません。また民主党による3年3ヶ月に及ぶ政権運営の代償は小さくも少なくもありません。アベノミクスの輝きに目が眩みますが、民主党政権時代に作られた負債は、今も日本に大きくのしかかっているのです。
驕りや惰性というのは恐ろしいもので、自分ではそのつもりがなくても、知らず知らずの内に陥ってしまうものです。もちろん、今の安倍政権にもそれがないとは断言出来ません。また有識者と言われる人々も、神様ではありません。間違うことはあります。もちろん、私たち有権者も同じです。
神ならぬ人の身であれば、誰もが過ちを犯すものですが、もし私たちがあの民主党政権時代を過ちだったと思うのであれば、それを教訓とするべきです。過去の過ちを教訓とし、それを二度と繰り返さないことが、神ならぬ人の知恵です。
韓国では、過去を教訓にするということが出来ません。ですから同じ過ちを何度でも繰り返します。弊ブログではその様子をご紹介することがありますが、その様子をただ嗤うためだけとするのではなく、以って他山の石とするということを、私たちは常に意識しておく必要があるのではないかと、改めて強く思う次第です。
コメント
人は忘れる生き物
自民党の長期政権言うた所で、橋龍からのたった15年くらいだったのですがねぇ…
結局、人ってのは忘れっぽいんですよ
08年、09年頃は、細川、羽田内閣時代の事や村山内閣での阪神の震災の事を忘れて、「誰がやっても変わらない」って言ってましたし…
現時点でも、宮崎口蹄疫騒動や福島の原発、消費税増税法案が「自民党政権下での出来事」と発言する人が出てきている始末です。(ここのサイトに来る方にはそのような方はおりませんが)
ネットで過去の類似例をきちんと参照できるように整理にして
将来、同じ過ちを繰り返さないようにしていきたいものです。
マスコミを信じてはいけないという手痛い教訓は、
民主党の遺した最大の功績だったと思います。
自民党のままだったからここまで嫌韓は広まらなかったかも。
韓国、中国、アメリカ等の国民が自国びいきしても極右ガーとならないのに
日本人が日本びいきすると極右ガーってなる洗脳はまだまだ解けないんでしょうね
なぜだろう
主さん更新お疲れ様です
初めてコメントさせて頂きます
m(__)m
韓国の事は全くといっていいほど
無関心でありました
彼の国が反日であることは
知ってはいましたが
気にも止めていませんでした
世界遺産のニュースで
何故こんなに韓国は絡んでくるのか
少し不思議に思い
ネットで検索していた所
ここにたどり着いた次第であります
主さんの過去に書かれている
内容を読んでいますと
もっと早くに
ここに来ていれば良かったと
慚愧に耐えません
このブログを知っていれば
民主党には絶対に票は
いれなかったと思います
世界中に日本の悪口を言い
竹島を不法に占拠し
慰安婦問題などをでっち上げ
自らの正当性ばかり誇示する
怒りより憐れみを感じますし
もはや救いようが無いとも感じます
私のようにここに来て目覚める人も
少なからずいるはずですので
今後も大変ではあると思いますが
日本人への啓蒙をお願いしたいです
これから暑くなりますが
お身体ご自愛下さい
長文失礼しましたm(__)m
かつて民主党が参院第一党になったのは、第一次安倍政権時でしたか。それ以後、審議拒否の連発により国会の運営に多大な支障を来しましたし、衆参両院をストップさせた小沢訪中団なんてものもありました。第一党による審議拒否は、民主主義の根幹たる話し合いと多数決を同時に否定する行為だし、訪中団の行為は国会軽視の極みと言えます。これら二事からみても、民主党には与党として議会制民主主義を運営する意思が毛頭ないことは当時から明らかだったはずなんですが、そういう視点での民主党評はあまり見られず、政権交代に至ったのは痛恨事だったと思います。まあ、想像以上に運営能力が欠けていたので、心配したほど痛い目みずに済んだのは、不幸中の幸いだったかもしれませんが。
2000年代後半は、経済政策が混乱していましたね。テレビの討論番組では
「年金問題」「世代間格差」「国の借金」などが繰り返し論じられていましたが、
「構造改革」「グローバル化」といった新自由主義的な経済政策で生じた問題を
さらに新自由主義を進めることで解決しようとしていた時代でした。
韓国はIMF以降、特に李明博政権で「構造改革」「グローバル化」を進めていたので、
日本のマスゴミは「サムスンを見習え」「韓国を見習え」を繰り返していました。
過去を振り返れるように
以前に過去記事のコメント欄に書いた「嫌韓時系列表」に新たな出来事を付け足して
こちらにも書きます。2014年は、日本で「嫌韓」が大ブレイクした年でした。
2002年 5月 サッカーワールドカップ日韓共催 ← 嫌韓のはじまり
2003年 4月 「冬のソナタ」がNHKで放映 ← 韓流ゴリ押しのはじまり
2009年 7月 民主党に政権交代
2010年 9月 尖閣諸島付近で中国漁船が海上保安庁の巡視船に衝突
2010年11月 ロシアのメドヴェージェフ大統領がロシアの大統領として北方領土に初上陸
2011年 3月 東日本大震災が発生
2012年 8月 韓国の李明博大統領が竹島に上陸、天皇陛下を侮辱する発言
2012年 9月 尖閣諸島を国有化
2012年 9月 中国全土で過去最大の反日暴動
2012年12月 韓国で朴槿恵が大統領に就任
2012年12月 自民党安倍政権へ政権交代
2013年 3月 朴槿恵大統領「加害者と被害者という歴史的立場は千年の歴史が流れても
変わらない」と発言
2013年 7月 カリフォルニア州グレンデール市に慰安婦像が設置される
2013年 7月 日韓通貨スワップ協定終了
2013年 7月 IMFと世界銀行が韓国にストレステストを実施
2013年11月 IMFアジア太平洋局長に韓国人が就任、韓国へのストレステスト結果発表が
無期延期に
2014年 4月 セウォル号沈没事件発生、韓国の実態が広く知られるようになる
2014年 7月 国連自由権規約委員会が慰安婦への謝罪と賠償、ヘイトスピーチ規制を
日本に勧告
2014年 7月 桝添要一都知事が韓国訪問、朴槿恵大統領と会談、東京都に抗議殺到
2014年 8月 朝日新聞が慰安婦記事の一部を取り下げ
2014年 8月 韓国の検察が産経新聞ソウル支局長に出頭命令、出国禁止
2014年 8月 国連人種差別撤廃委員会が慰安婦への謝罪と賠償、ヘイトスピーチ規制を
日本に勧告
2014年10月 仁川アジア大会で不公正な判定を連発
その様子が動画で世界に拡散、嫌韓が世界に広まる
2014年10月 産経新聞前ソウル支局長が韓国で在宅起訴される。日本以外の国も非難
2014年12月 衆議院選挙で自民党が勝利。第3次安倍内閣成立
2015年 4月 安倍首相が日本の首相として初めて米議会の上下両院合同会議で演説
韓国は反発
2015年 5月 韓国でMERS(中東呼吸器症候群)の患者が見つかる。
その後、爆発的に感染が拡大
2015年 5月 国際サッカー連盟(FIFA)の幹部らが汚職で逮捕
2015年 5月 日本が軍艦島など明治日本の産業革命遺産をユネスコの世界文化遺産に
推薦。韓国が反発
2015年 6月 神社仏閣に油をまいていた疑いで警察がアメリカ在住の日本国籍の医師に
逮捕状をとる。ネット上で犯人は韓国系帰化人と特定される
そして、今後予定されている出来事です。
2015年 7月 特別永住者の「外国人登録証明書」から「特別永住者証明書」への
切り替え期限
2015年12月 在韓米軍の戦時作戦統制権がアメリカから韓国に移管 → 延期された?
2017年 1月 潘基文(パン・ギムン)国連事務総長が退任
2017年12月 韓国新大統領就任
2018年 1月 アメリカ新大統領就任
2018年 2月 平昌オリンピック開催
2020年 7月 東京オリンピック開催
民主政権の誕生についてですが、当時20位の若者が投票するのは分かるんですよ
自社さ連立政権を知らないんですから(ネットで調べりゃ分かるんですが)、小沢がやったことや社会党が震災時とった行動も知る由もないですからね
しかし、30後半の自分の世代が特亜支援狙いの小金欲しさ(学費の無償や子ども手当)に投票しようとする様は泣きたくなりましたね
自分の思い通りにならずに捨て台詞を吐くような言い方で嫌いなんですが、左翼どものよく言う「愚民」って言葉が頭を過ぎりました
また10年もしたら、マスゴミが風説を流布して同じことの繰り返しになるんですかねぇ
日本存亡の危機なんて、何度も味わいたくないですよ、もう
ワンコリア支持。韓国を北と同等に扱うべし
Kometo が聖剣を握ってから二本のおかしさが加速した気がします。
行動を分析できないのはなぜ?Kometo は見えない?
すれば歴史する?東京湾でドラえもんする?だからタブー?
ネタ案(^^;)
ここを毎エントリではないですがROMし始めてからそろそろ2年経ちます。読むたびに「なるほど」と膝を打ち、「そうだったか」「やっぱり」と自分のもやもやとした疑念を快刀乱麻のごとく断ち切り頂き、「韓国に同情的な気分になったら月見櫓を見る」習慣が出来ました(^^;)
ネタが尽きているとのことですが、世に数多く出ている「嫌韓本」。ブログ主様もお読みになったものがあろうかと思いますので、「ブログ主様が勧める嫌韓本」「眉ツハで読むべき嫌韓本(^^;)」「あの話題の嫌韓本について」など、韓国朝鮮関連の書籍の書評など、過去記事ではそれとなく書かれていたりするものも有りますが「ブックレビュー」と題されているものは案外少ないようにも思います。
月見櫓ブログ主様の視点ではどのように感じるか・・・私には少し興味が有るのですがどうでしょうか?
私が思うくらいなので同じようなことを提言された方もいらっしゃたかもしれませんが、不定期シリーズとしてあってもいいように思います。
マスコミの政治論評比較。
「夕刊フジ」と「日刊ゲンダイ」の読み比べがなかなか面白いかと思います。
とかく両極端なまでに正反対なんですよね、記事内容が。
後学の為に
船の衝突とか尖閣諸島などは印象に残っているのですが民主党政権の害や影響について学びやすい情報(ネットでも書籍でも)があれば共有頂けないでしょうか
自民党も庶民にとって必ずしも良い政権ではありませんが長年官僚と国を運営してきただけに色々とマシだったというのは今日では明らかです。
あれらが薄くて浅くて上っ面というのはなんとなく納得できるのだけど
「これより下は無いと思ってるのに底が無い」ということは未だにあります。
下限の底知れなさなら広くて深いと思うのですが如何でしょうか。