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いつか来た道

このところ2011年の4月末に書いた記事にいくつかコメントを頂戴しております。数年前の記事に今頃何でと思いつつ、良い機会なのでこれをお題にしようかなと思います。

この記事の主題は、日本語と朝鮮語を比較することの無意味さを取り上げたものですが、これに同意してくださる方と異論を唱える方とがいらっしゃいます。

「日本語と朝鮮語は似ているから同祖だ」とか「日本語の祖語は朝鮮語だ」という主張は、ソメイヨシノの起源説同様、まことに飽かず繰り返されます。もう結論は出ていると安心していると、思わぬ時に思わぬところで同じことを言い出すので、油断も隙もあったもんじゃありません。

何故こういう主張が繰り返されるかというと、彼らが狙っているのは、「もう結論が出ている」ということを知っている人ではないからです。

そのターゲットは、日本についても、朝鮮はもとより韓国についても、漠然としたイメージしか持たず、それ以上の知識や理解を積極的に得ようとする意欲もないという人です。

そういう人は、ただ口を開けて上を向いていれば美味しい餌がもらえると思っている雛鳥のように、自ら積極的に知識を求めて行動したり思考したりするということがありませんし、口に入れられたものは無条件で「美味しい餌」だと思っているから、何も考えず飲み込んでしまいます。

その結果、その個体だけが腹を壊して苦しむとか、中毒を起こして死んでしまうのならまだ良いのです。困るのはその個体が飲み込んだものを体内で増殖させ、再配布することです。対日工作は常にそういう人をターゲットに行なわれるのです。

十分予想していたことではありますが、一時盛り上がっていた嫌韓気運もすっかり落ち着きました。焼けた鉄板に触れてしまったかのような勢いで韓国のあんなことやこんなことに驚き憤っていた人たちも、ずいぶん減りました。多少のことなら、「ああ、またか」「韓国だししかたない」で済ませられる人が増えたとも言います。

10年も韓国ウォッチブログをやっていれば、引いては寄せる波のような日本人の韓国に対する意識の変化を実感することが出来ます。日本語と韓国語が親戚だとか、日本語の起源は韓国語とかいう言説もそれと概ね同期しています。

謂わば、韓国側にとっては今が狙い目ということでもあるでしょう。

これまで火が着いたようになって韓国に驚き憤っていた人たちは、その反動で冷静を通り越して無関心に近くなっています。最盛期には嫌韓話で盛り上がれた人たちも、今はすっかり嫌韓系の話題に倦んで、「韓国」と言われるだけでどうすれば上手に話題を変えられるだろうと考えるのではないでしょうか。

それを責める気は毛頭ありません。私たちも同じだからです。最近すっかり過疎っている月見チャットですが、常連ばかりの時は話題がなくなって無理やりウリナラチラシからネタを拾ってきても、「ああ、またか」「まあ、あいつらならそうだろう」で話が終わってしまいます。

月見チャットに韓国を知らない新人さんが来れば皆嬉々としてでもありませんが、丁寧に韓国について説明するものの、今北産業で十分に理解を得られるものじゃないこともよく知っていますから、そこまで突っ込んだ話にはなりません。

新人さんがある程度理解を得られるほどに月見チャットに定着することは稀ですから、月見チャットだけで十分な韓国知識を得る人は、いないと言っても良いほどです。

結局、どんな形であれ自ら積極的に調べようとし、更にそれを継続しなければ、韓国理解は深まりません。

ですがそれなりの時間と費用と労力を割いて韓国を十分に理解すれば、その結論はほぼ必ず「韓国などに時間や費用や労力を割くだけの価値はない」という事実に行き着いてしまうのです。

「知れば知るほど嫌いになる」というのは「韓国」に付く枕詞ですが、嫌いになり且つ知るだけの価値があると思えないものにいつまでも関心を持ち続ける人は多くありません。

逆にこういう時に韓国の話に無邪気な反応を示す人は、即ち韓国を知らない人というわけです(稀に、韓国についてよく知らないふりをして取材しようとする私のような人もいるかもしれませんがw)。

そう思うと、韓国ウォッチブログのような韓国への理解を深めるという活動はまことに不毛です。活動すればするほど、自らが唱える主張への無関心を喚起することになるからです。

ですが、ここまで踏み込んでしまったらもう後戻りは出来ませんし、日本人の韓国に対する関心がどん底まで落ち込めば、また「韓国新発見」が始まるだろうことは、これまでの経験から十分に予想出来ます。

その時「それは新発見ではない」ということを示すことが出来るだろうという希望をよすがに、地道にブログを続けていこうと思う次第です。


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コメント

何が凄いって…

古代朝鮮語について文献などもまともになく、まるでわかってない、研究も進んでないってこと。ウリジナルに日本を絡めてマウンティングしようとしてるだけの低脳だが、ウソを百回を実践してるのが厄介です。

2016/05/23-11:36 | URL | スキップ #-[ Edit]

こんにちは。朝鮮語は日本語の祖って、まだ言ってるんですね。
自分語りですが、小学生の頃に「万葉集は古代朝鮮語で読み解ける」とかいう趣旨の本を古本屋で見かけまして
どん引くような性描写を流し読みしながら、じゃあ古代朝鮮語を知りたいなと探したことがあったのです。
まあ小学生ですし、20年も前でネットなんてありませんでしたので図書館などで探しましたが何一つ見当たらず。
古語の言及は他の言語であれば存在するのに朝鮮語だけはなく、ようやく「資料少なすぎて全く研究進んでいない」といった一文を見つけただけでした。

不思議なのは、この手の、今でいうサヨクが出すものはR指定免れるんですかね。
かなりえぐい性描写がたくさんあったのに、子供の手の届く場所にあったんですよね。

2016/05/23-19:55 | URL | こと #-[ Edit]

そう言えば一時期「中国韓国の話は聞くのもイヤ!」と言っていた友人が、「やっぱ韓国は嫌いなんだけど韓国アイドルはダンス凄いよね」と言いながら日本語版歌ってましたよw
まあ私も「一定レベルの身長とダンスと歌唱力」は高いと思いますが、全部画一的な工業製品なのですよねー。違いが無い。身長が似たり寄ったりだからか声も似ていて歌い方も一緒、ダンスの系統も曲も個性は無い。
確かに嫌韓に飽きていると言うか膿んでいますね。
しかし、それが日本人の悪い所です。喉元過ぎれば何とやら、面倒なクレーマーは宥めて譲歩して黙らせる。これは良くありません・・・なんて事はこちらをお読みになってる皆さんはご存知ですよね。

またぞろ「韓国のカキ氷が」ウンタラカンタラと念仏唱えてる記事をちらほら見かけます。懲りないんですねえ。

2016/05/23-22:30 | URL | yuri #u2lyCPR2[ Edit]

更新ご苦労様です。
韓国に携わるものはことごとく落ちぶれる又は不幸になる。
世の常の冷淡を知る思いですが、それが真理でしょう。

2016/05/23-22:47 | URL | 錬 #-[ Edit]

私はまだ嫌韓の情熱は冷めてませんよ。
彼らのやることや悪口に慣れるということも全くないです。今だ心無い文字や言葉にぐさりぐさりと傷ついています。熊本の地震の際は彼らが狂喜しているのが予想されたので
信頼しているみずきさんのブログも、日課のように読んでいた中央日報と朝鮮日報もしばらくというか今でも見る気になれないでいます。
嫌韓本については買っても「なんだこれしか書いていないのか」とがっかりすることが多くてお金がもったいないので、今では見ないで買うのは余命本くらいであとは図書館で借りて内容を確かめてから手元に置きたい本だけ買っています。

本当は知り合いがいたら韓国の悪口で盛り上がりたいのですが、引きこもりで友達もいないので寂しいです。



2016/05/25-00:47 | URL | 名無櫓 #-[ Edit]

名無櫓様のご意見ごもっとも。しかも余命本の名を出されるとは!今までこのサイトでその名を見た記憶がないので感動しました。このサイトも日記形式の本として出版されないもんですかね?尚、あまりアテにならない書籍は所謂入門書とでもなりましょうか。某言語にもそういうのがありますから。当たってはいるけどその先が、というやつ。早く釜山港へ帰れ!ですね。帰国したら鎖国するのも忘れずに!ですね。

2016/05/25-17:40 | URL | 試し腹幾重 #-[ Edit]

月見櫓さんの、2011年四月末の、日本語と朝鮮語は比較にならない、の論説、あらためて読み返し、再度、啓発されました。その後さまざまなコメントがあったようですが、特に、日本語の水源というコメントでは、日本語や日本文化が朝鮮起源であることを、執拗に主張していました。投稿者は、朝鮮人なのか朝鮮かぶれの日本人なのか、おかしな奇人なのかしりませんが、きわめて傲慢な文体でした。そののち、この五月に、その水源論者を批判するコメントがいくつかよせられ、たのもしい気持ちで読ませていただきました。いずれも長文のコメントですが、興味あるかたは、検索をおすすめします。

2016/05/31-10:07 | URL | こたろうちゃん #-[ Edit]

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