韓流ピグマリオン効果
ピグマリオン効果とは、教育心理学における心理的行動の1つで、教師の期待によって学習者の成績が向上することである。別名、教師期待効果(きょうしきたいこうか)、ローゼンタール効果(ローゼンタールこうか)などとも呼ばれている(by Wikipedia)とされます。
要は、人は誰かに期待されるとより良い成果を出せる傾向があるということです。という前知識を持って、中央日報のコラムを読むと、強い違和感を覚えます。
当該コラムでは、「ピグマリオン効果」を「前向きな期待や関心が良い影響を及ぼす現象」だと述べます。その上で、「 「万年ナンバー2」という悲しみに「国内向け選手」とまで言われたオ・ヘリ(中略)はピグマリオンという6文字を握りしめて「きっとうまくいく」と絶えず自己暗示をかけて自らを奮い立たせ、夢を実現させた」と語ります。
もしかすると当該コラム筆者は、「ピグマリオン」という言葉を「ピグマリオン効果」という意味ではなく、「肯定的に考え続ければ良い成果を出せるかもしれない」という意味で使った、と言うかもしれません。
しかし一般的に「ピグマリオン」と言えば「ピグマリオン効果」、でなければ「ピグマリオンコンプレックス」を意味します。後者は、男性が恋愛対象とするべき生身の女性に対する複合意識のことですから、「肯定的に考え続ければ良い結果を出せるかもしれない」という意味にはまずつながりません。
なので当該コラムの筆者が「ピグマリオン」を、「ピグマリオン効果」を意識して用いたのは、まず間違いないと思います。
ですが「ピグマリオン効果」とは本来「他者から期待をかけられた者は成果を出せる傾向がある」という教育心理学用語です。自分で自分に期待を掛け続けることが成果につながるという意味ではありません。
ならば当該コラムの筆者は、この用語を誤って理解し用いたのでしょうか。
もちろん、その可能性は大いにあります。韓国人は何処かで聞きかじった、権威あると思われる言葉を用いたがる傾向がものすごく強いというのは、日韓チャットでも非常にしばしば見られた現象でした。
大抵の場合、彼らはその言葉の意味を正しく理解せずに使います。自分がその言葉に恐れいったように、相手がその言葉に恐れいることを期待するのです。
韓国言論を見ていると、そのパターンに当てはまるものは珍しくありません。まさにコケオドシとでも言いましょうか、彼らは頻繁に小難しそうな言葉を使いたがります。
当該コラムにおける「ピグマリオン」もそうです。「物事は肯定的に考えた方が上手くいくようになる」と言いたいのであれば普通に「肯定的思考」、あるいは「ポジティブシンキング」と言えば良いのです。当該コラムでは「ピグマリオン」よりもそちらの語彙を使った方が明らかに意味がわかりやすいでしょう。
それなのに当該コラム筆者があえて「ピグマリオン」という言葉を用いたのは、韓国人によくあるコケオドシのためかもしれません。
ですが、もうひとつの可能性も考えられます。
当該コラム筆者は「ピグマリオン」という言葉を「ピグマリオン効果」と同じ意味で用い、且つその意味を正しく理解している可能性です。但し、その意味の正しさは韓国人にしか通じませんが。
どういうことかと言いますと、毎度毎度の「ウリ・ナム」思想です。「ウリ・ナム」思想における「ナム」とは、「他者」を意味します。但しこの「他者」は、日本人が考える「他者」と同じではありません。
日本人が考える「他者」は、明確にその存在を意識されます。日本人なら誰もが持つ「他人に迷惑を掛けてはいけない」という意識が、その現れです。
対する韓国人の「ナム」は、その存在を意識されません。ですから彼らは「ナムに迷惑をかけてはいけない」などとは微塵も考えません。「ナムに迷惑をかける」というイメージさえ持たないでしょう。居ないものは意識出来ないからです。彼らにとって「ナム」とは「存在しない存在」なのです。
ですから彼らにとって「ナムから期待される」という考えはあり得ません。「存在しない存在」からの期待など、感知出来ないからです。彼らに期待するのは常に必ず間違いなく「ウリ」であり、それ以外にはありません。
その「ウリ」は、以前から弊ブログで主張している通り「自分自身」のことです。但し「自分自身」の主体が必ず「自分自身」であるとは限りませんが(この辺りの機微は、詳しく説明し始めると話が果てしなく逸れていくので割愛します)。日本人から見れば「他者」に当たる者であっても、韓国人の感覚では「ウリ=自分自身」なのです。
さてそこで「ピグマリオン効果」です。
繰り返しになりますが、「ピグマリオン効果」とは冒頭述べた通り「教師の期待によって学習者の成績が向上すること」です。
日本人の感覚では、「教師」は「学習者」にとって明らかに「他者」になります。即ちピグマリオン効果とは、主観的に言えば「他者に期待されることによって自分の成績が向上すること」と言えます。
では「自分・他者」を韓国人の「ウリ・ナム」に置き換えて「ナムに期待されることによってウリの成績が向上する」と言うことが出来るでしょうか。答えは当然否です。「ナム」という存在しない存在にどれほど期待されても、「ウリ」はそれを感知することが出来ないからです。
従って韓国人にとって「ウリ」に期待をかけるのは常に「ウリ」しかあり得ません。
ここまで書けばもうお分かりでしょう。韓国人にとっての「ピグマリオン効果」とは、「ウリがウリに期待をかけることによって、ウリの成績が向上する」ということになる可能性があるのです。もしそうであれば、当該コラムの筆者の「ピグマリオン効果」に対する理解は、必ずしも間違っているとは言えません。
ただ、そんな「韓流ピグマリオン効果」が、本当に効果を発揮するのかどうかには甚だ疑問を感じざるを得ませんが。
コメント
連中が自分自身に期待して成果を出す事と言えば反日行動破壊活動模倣に…何だろうか?まともなのが思い浮かばない…しかし存在しないはずのナムに罵倒侮辱されたりすればキッチリと万倍にしてお返しするのは何で?自分は頂点だから下の戯言なんぞ聞こえんなぁ、で通せばいいものを…それでもって絶えれば直義。正解には永遠に辿り着かない永遠の放浪者に付き合わされるのは勘弁。それと、聞き慣れない語句をわざわざ用いて偉ぶるのはいいが正解を指摘されて火病るのもやめて欲しい。まともな人間が殆どいないのは中韓の永遠のテーマなのか…
ピグマリオン効果って初めて聞いたので、僕もWIKI覗きました。
「教師の期待によって学習者の成績が向上することである。」
確かに書いてありました。
韓国人の場合は、ウリ・ナムの思考から察するに、ピグマリオンというより「ゴーレム効果」のほうがしっくりきまつる。
教え子が教師より名声を得るなんて、ウリ・ナム思考からだと耐えられんと思いまつる。
韓国人の間で、ピグマリオン効果が発揮されるとしたら、教える側が伝説的な英雄でないと無理でつよ。
ただ・・・
ポジティブシンキングは、韓国人と親和性が高いような気がします。
大抵の場合は、裏付けとなる経験を元にして行いますが、韓国人はプラスアルファとして「高すぎる自己評価」というブーストもついていまつるー。
だから、裏付ける経験があって、相手の理解がいらない場合は、かなり威力を発揮しまつるよー。
さすがは「ウリナム思想」。韓国人とあったことがなくてもある程度の推測ができる!
例の季節が近づいています。ノーベル病身舞、今年は何を見せてくれるのでしょう。
さて、ノーベルと言えば有名な「台座」ですが、本論考を読んで、あれもウリナラピグマリオン
効果の発露かと考えました。
「台座も建てた。受賞は願った。後は現実が願望に追いつくだけだ。」
こういう発想だから、受賞できない連中なのですが。
ピグマリオの伝説
ピグマリオンと言うから、漫画のピグマリオに関係があるのかと思ったら、全然関係ないのね。残念。
ピグマリオは面白かったなあ。もしかして「ゼルダの伝説」は、これを真似したんじゃないだろうなと思った時もありました。
中央日報の言うことだからねえ。ちょっと難しい言葉を覚えたんで、使ってみたくなったんじゃないですか。
韓国人の考えるピグマリオン効果って、「韓国で大人気のアイドルだから、日本でも大人気に違いない」に通じる物がある気がしますね。
自分で自分を褒める=ウリ全体が自分を褒めるという理解になっているのでは?
昭和力さまのコメントを拝読して思い出した事。人の家の前で犬に粗相をさせて片付けずに立ち去ろうとしたヤツを捕まえて注意したら、アンタはこの犬の可愛さが分からないからそんな事言うんだ、文句があるなら犬に言え!と逆ギレ。今思うとソイツも半島系列だったのかな…
「ウリは優秀だ」は期待じゃなくて、確信では?
なるほど、韓国人のする表現がやたら大袈裟なのは虚仮威しですか。只の道路の陥没をシンクホールと言ったり、只ファビョったのをPTSDとか言ったり