尻上がりと尻すぼみ
我慢に我慢を重ねて、最後に伝家の宝刀を抜くと言えば、私より年長の人なら必ず力道山の空手チョップを思い浮かべるはずです。力道山その人は朝鮮人でしたが、「いつでも相手を撃破出来る実力を持ちながらも、理不尽な暴力に対してある程度耐え忍び、最後の最後に真の実力を発揮して悪者を打ち砕く」というスタイルは日本人の嗜好によく合致し、大変な人気を博したそうです。
私の世代なら、ウルトラマンや仮面ライダーでしょう。特にウルトラマンなどは、地球上では3分しか戦えないって最初からわかってるはずです。だったら一番最初にスペシウム光線で怪獣をやっつけてしまえば良いのに、ウルトラマンは怪獣の攻撃に散々やられながら、カラータイマーが点滅するまで耐え忍びます。テレビの前で、私たちはピコーンピコーンとうるさく鳴り響くウルトラマンのカラータイマーの明滅にハラハラドキドキしながら、ウルトラマンが必殺技を出すのを今か今かと待ちわびたものです。
水戸黄門も同様です。悪代官や悪党に翻弄されるご一行を見て「最初から印籠出しとけよ」と思ってはいても、番組後半の「控えおろう!この紋所が目に入らぬか!」の口上を聞かなければ、その日は寝つきが悪いという人は多いでしょう。
先日、空手VSテコンドーの動画を見ていた時に、ふとそれらを思い出しました。と言うのも、その空手VSテコンドーの試合が、まさにそういう感じだったからです。
その試合では、別に空手チョップが炸裂したわけでも、スペシウム光線が出たわけでも、印籠を掲げたわけでもありません。空手選手は普通に地味に拳で突き、蹴りを繰り出していただけでした。
テコンドーの選手のスタートは快調でした。高い蹴りをブンブン振り回して、空手選手を威圧していました。空手選手も決して臆していたわけではないのでしょうが、どうしても派手な蹴りを繰り出すテコンドー選手の方が素人見には見栄えがするのです。
ところが試合開始から1分半頃、テコンドー選手の蹴りが空手選手の顔面に入りました。その後の試合の様子から察するに、顔面への打突は禁止というルールだったのかもしれません。それからの空手選手の様子が、明らかに変わりました。
それまでも、それなりに果敢に攻めていた空手選手でしたが、顔面への蹴りを受けた後は怒りのエネルギーが加わったのか、攻撃の回転数が上がります。反面、それを受けるテコンドー選手の試合開始直後の勢いはどこへやら。構える手も下がり気味で、たじろいでいるようにさえ見えます。最後の方でテコンドーの選手は、「もう嫌だ・・・」とつぶやいてるんじゃないかと思わせる様子でサンドバック状態になり、とうとうノックダウンされていました。
私は格闘技に関してはずぶの素人なので、空手が強くてテコンドーが弱いとか言うつもりはありません。正確には、どちらが強いとか全然わかりません。そもそも、空手選手が日本人で、テコンドー選手が韓国人かどうかもよくわかりません。
ただこの動画を見て、空手選手に力道山やウルトラマンのような日本的パターンを感じたのと、最初は猛烈に勢いが良いのにやがて尻すぼみになるテコンドー選手に、日韓チャットでもお馴染みの韓国人パターンを感じた次第です。
コメント
耐えがたきを耐え
アイドルレスラーもそうですな。
徹底的に痛めつけられた後の一発逆転。
ようつべの動画をみると、テコンドーの選手、見た目こそ派手なものの有効打はそんなに入ってないように見えますねぇ。蹴りも重心がぶれてて威力を減殺しちゃってるし、最適位置で出せてないような。
スーパーセーフとかつけないから、顔当てなしルールだったのかなぁ……
フルコンタクトでも蹴り以外による顔面への打突禁止だったとおもうけど、さてどうでしょ。
>別に空手チョップが炸裂したわけでも、スペシウム光線が出たわけでも
思わずこれを連想してしまいましたよw
http://www.youtube.com/watch?v=rmlIVZOr47Q
どうもです。
日本は判官贔屓の国民性ですからねぇ・・・
delphinidaeさんのおっしゃる通り、蹴り以外による顔面への打突禁止だとおもいますよ。単に空手家に上段蹴りがHITしたので、「本気を出した」「切れた(^^;」ように、私には見えました。
テコンドーで顔面蹴りが禁止されていると、勝ち目はありませんので。
私は必殺技と言えば、アントニオ猪木の「延髄蹴り」を思い出します。
晩年に明らかに体力が衰えていて、腰も痛めており、スープレックスも出せない猪木の「必殺技」です。
さんざん、痛めつけられてヘロヘロの状態にさせられ、もうダメ?と思ってからの、後頭部への蹴り・・・・・何であれでダウンするの?さすが必殺技だと・・・(^^;
テコは動きが大きすぎて体力の消耗が激しいんじゃ無いでしょうか?
格闘技に向かない競技だと思います:-)
テコンドーは実践で鍛えられた経験が無く、見栄えのする足技は多いですが、体幹を不安定にするため実践で役にはたたない格闘技です。
テコンドー自体、作った方が日本の空手をベースにしていることを告白してますが、彼の国の人には認められない真実でしょうね。
ムエタイ選手にぼこられてた映像も見たことあります。
無題
>「いつでも相手を撃破出来る実力を持ちながらも、理不尽な暴力に対してある程度耐え忍び、最後の最後に真の実力を発揮して悪者を打ち砕く」
私の世代では、キン肉マンとか、ドラゴンボールとかでしょうか。生粋のジャンプっ子でした。日本人は戦いが大好きなくせにお人よしですから、相手がルールを破る、外道行為に及ぶ等しないと無意識に力をセーブしてしまうのかも。
その点、朝鮮人の相手をする場合は常に120%の力を発揮できそうです。
私の見たところ…。
剣道をやり、柔道やボクシングもよく観戦する身として、ちょっと書かせますが…、
最初は相手の動きの見極めというか、様子見のため、無駄な体力を消費しないよう制限しながら対戦しているように見受けました。
蹴りを出した直後に突きを繰り出してくるか、蹴りの後すぐ蹴ってきたりするか、など一人一人の戦い方に癖がありますからね。
また蹴りは強いが突きは弱いと見ると蹴りさえ押さえてしまえば突きを恐れずに相手の間合いを詰めて何度も突き(殴り)出せますし。
それから、コメントの中の力士のようつべ、メチャ面白かったです(笑)。
あ、ウルトラマンね、スペシウム光線は全エネルギーを集中させた一発必殺ものなので、最初にそれを放って、もし怪獣がサッと身をかわして避けてしまったら、おしまいでしょう。
ですから怪獣をぐぁんぐぁん痛めつけて、避ける元気と言うか体力を奪っておいて一気にスペシウム光線をかますという…のが絶対必殺作戦かと私は思うのでありますです(わはは)。
WTFテコンドー経験者です
空手の選手は空手らしい、テコンドーの選手はテコンドーらしい戦い方、試合だなーと思いました。
テコンドーってのは、距離をとって蹴り合う競技なんで、間合いを詰められたら打つ手なし。テコンドーの試合ならクリンチしてブレークに持ち込む状況です。
試合開始直後は、相手との距離が開いているから、派手な蹴りも出せますけど、パンチとローキックでズンズン距離を詰められたら、どうすることもできない。
しかも、中途半端な距離で中途半端な蹴りを出すから、脚をつかまれて反撃される。結局、手数も減ってしまって、最終的にはサンドバック状態。っていう流れだと感じました。
勢いだけで暴れまわる。どっしり構えて追い詰めていく。っていう意味では、朝鮮人っぽい、日本人っぽい格闘技なのかなあ、と。
顔面攻撃については、運営サイドでなんら反則をとろうというアクションがないので、「アリ」なんじゃないでしょうか。
空手の試合でも、フルコンタクトだと、顔面パンチは駄目だけど蹴りはOKというのは結構あります。
OKとはいっても、顔を蹴けられたらカチンとくるだろうから、エンジンがかかったんだとすると、そっちかも。
蹴られたままだと判定負けするからじゃないっすか?
4/16の記事に
日本は沈むとありますが、韓国の大事な竹島も一緒に沈んじゃうんじゃないですかね?
是非そこの所も聞いて頂きたいですw
大体テコンドー自体が格闘技か?
テコンドーの経験はないが「WTFテコンドー経験者です」のおっしゃるとおりでしょうねえ。
距離詰めたら派手な蹴りは封じられ、ついでに足を掴まれていいようにあしらわれる。投げ技も関節技も持たず使えず、パンチも禄に出せないなら、殴られまくってマットに沈む他無いでしょうねえ。
逆に言うと、手による打撃も投げ技関節技持たない武術って使えるのかと思う。投げ技関節技が来ると判っていたら、迂闊に接近戦に持ち込めば餌食になるのが判っているから、距離を詰められない。下手に蹴られるより投げられたときの方がダメージでかいし、関節決められたら動けなくなるからそこで終わり。短距離打撃繰り返せば投げ技関節技に持っていくのがやりにくくなるけどね。
テコンドーは空手の中のいち流派にすぎない結局 空手 対 空手
>テコンドーは空手の中のいち流派にすぎない結局 空手 対 空手
あのような曲芸を、流派扱いするのはおぞましい。
武道である域に達した方と正対すれば、自分が時間稼ぎの雑魚に過ぎないことを思い知らされる。
判らない人間から見れば、何のことはない動きだが、当て身を喰らう側にとっては痛みを伴うので判る。
受け身をとった奴の告白を聞いて、やっと見えない当て身を知るというのは恐いものだ。撮影したビデオをスロー再生してやっと当て身が来ているのを理解するのは不様としか言いようが無かった。
http://www.youtube.com/watch?v=JIowy89IXco&mode=related&search=
ふざけているように見えるが、実はマジで畳に這い蹲る羽目になってる。
何気なくヤバイのが武道家。