朝鮮的民主主義
便利な世の中になったもので、昔と違って今はインターネットを通じて、そのデモの様子をリアルタイムで見ることが出来ます。オーマイニュースという、市民記者が執筆することで有名な韓国のネット新聞が、現場からの生映像をネット配信しており、6日から7日にかけては、私のPCの調子が悪かったためにあまり見れなかったのですが、7日から8日にかけては、じっくりたっぷり観覧しました。
市民記者が執筆するネット新聞が配信する生中継ですから、そのスタンスは市民側に大きく傾いております。配信画面の下部にも「国民無視・告示強行 李明博政府審判 汎国民隊」などという文字が誇らしげに掲げられていますし、表示される字幕も、「警察の暴力云々」などという文言はあっても「市民の暴力云々」という表示は一度も見ませんでした。
その放送で私が見たソウルのデモでは、事実かどうかは別として、最大20万人の動員があったと字幕で表示されていました。彼らは客観的なだけではなく、主観的にもデモの参加者として行動しているわけですから、あとはそれが合法的なものであれば、とりあえずは民主的な手段と言えるかも知れません。
生映像で見た20万人という数はオーバーとしても、数万単位の人々が、公道を占拠して練り歩くのです。きちんと主催者がおり、時間と場所を定め、警察に届けを出し、許可を得て行なうなら合法なデモですが、この群集は、主催者がいないとされていますので、時間と場所が定まっているはずもなく、もちろん警察に届けも出しておらず、当然許可が得られるはずもありません。即ち、違法なデモです。
また、このデモは市民側に偏った放送で見たにも関わらず、平和的にも非暴力的にも見えませんでした。
無数とも見える群集が、雄叫びをあげながら警察の配置したバスに群がり、これを叩き、揺さぶり、よじ登り、物を投げつけ、ロープをかけて引き倒そうとし、花火を撃ち込み、バスの中へ棒やはしごを突き入れて中の警官を傷つけようとしていました。こいつらを暴徒と言わずして、何を暴徒と言うのでしょうか。韓国では、火炎瓶や鉄パイプを使わなければ、暴徒の内に入らないのでしょうか。
ついには1台のバスを占拠し、これを引っ張って持ち出して街へ繰り出すという調子に乗りっぷり。明らかに多勢に無勢は警官側です。1～2名の警官を取り囲んで袋叩きにする市民たちなども一瞬映っていましたが(すぐシーンを切り替えられました)、警官側にこれを糾弾する術はありません。もちろん警察ですから、公務執行妨害等で相手を逮捕することは出来ますが、その相手は数が多過ぎてきりがありません。
警官側の暴力は厳しく見張られており、市民側の暴力はほとんどスルーでは、警官側も手の出しようがありません。だからと言って市民の思うがままにさせるわけにもいきません。別に警官に肩入れする気はありませんが、警官に向かって、手出しできまいとタカをくくって図に乗り暴れる群衆を見ていると、放水や粉末消火器による鎮圧はむしろ、出来るだけ彼らを傷つけぬようにという警察側の良心だとさえ感じました。
それはともかく、見ていて思ったのは、「そもそもお前ら、このデモで何がしたいねん」ということです。
警察側は、暴徒を鎮圧、あるいは遮断、出来れば解散させるという明確な目的がありますが、暴徒側の目的は何でしょうか。警察のバスの側壁をバンバン叩いて興奮し、雄叫びをあげ、バスにロープをかけて引き倒そうとし、そのロープを切ろうとする警官の腕を棒で殴り、結局バスを占拠して持ち去るのが、彼らのデモの目的なのでしょうか。
あるいは、彼らが行進しながら叫んだ「李明博辞めろ」のシュプレヒコールを、青瓦台の前で叫ぶのが目的なのでしょうか。青瓦台の前で「李明博辞めろ」と叫べば、納得して素直に解散するのでしょうか。それで足りないならば、暴徒の叫びに応じて李明博が辞任すれば、満足なのでしょうか。もしそれが実現したとして、その後も気に入らぬ政治家がいれば、同様のやり方で糾弾するのでしょうか。いずれの段階が目的であれ、それが韓国人の考える民主的行動であり、民主主義なのでしょうか。
日韓チャットで部屋を作りながら観覧していたので、やってきた韓国人数名に話を振ってみたのですが、ほとんどが相変らずの朝鮮話法でのらりくらりと逃げたり話を逸らしたり、問い詰めると逆切れするといういつものパターンでした。
きちんとこちらの話に応じてくれたのはある常連韓国人ただ一人です。彼に今回のデモについてたずねると、「意味の無いことだ」と言い切り、「このデモを誇らしい民主的平和的デモと主張する韓国人がいるがどう思うか？」と聞くと「馬鹿だ」とさらにバッサリ。
そんな韓国人もいるにはいるのですが、「ではそのようなことを、例えば居酒屋などで言えばどうなるか？」と聞くと、「どこかに拉致されるでしょう。埋められて変死体になっているかもしれない」という答えでした。
お前ら、もう国号を【朝鮮的民主主義市民共和国】に変えた方が良いんじゃね？と思ったデモ観覧でした。
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コメント
あのデモの様子をみて「雰囲気はクーデター」と仰った方がいました。
なるほど彼らは革命気取りなのかもしれません。
http://img.news.yahoo.co.kr/picture/2008/24/20080606/2008060620140090624_014011_4.jpg
さてこのキャンドルデモの写真ですが・・・中央付近ロウソクってより炎上してる？ｗ
他山の石ではない
北の工作に簡単に載せられる韓国人が愚かとしかいえない。きちんと裏を見ろ。
日本人は是を他山の石とするのではなく、国内でもありうることと自戒するべきである。誰がどんなことを言っているのかを見極めることは必要だ。
韓流に踊らせ、何時間も、雨の中ペの来店を待ち受ける韓流脳タリンオババは朝鮮の日本篭絡作戦に加担していることを理解してるのか？本当に馬鹿な韓流オババは迷惑でしかない。
反日を抜いて考慮しても
韓国は、ある意味北朝鮮よりヤバイと思いますね。
東西に分けるとすれば、中国も北朝鮮も日本とは反対側の陣営です。
でも、韓国は、間違いなく腹に爆弾抱えてこちら側の陣営に来るでしょうから。
「こいつら一体何をしたいのだ？最終的な目標は何なのだ？」
私も同じことを思いました。
実はfetiaさんとチャットしながら映像を見ていたのですが、そのときの我々の会話。
常連日本人：「あのバスを引き倒せば民主主義が実現するんだ！」なんて思ってそうだよな w
常連韓国人：本当にそう思ってるんじゃないかな？
やはり
朝鮮人を見方にするトンデモナイですな。
バスを倒して政権が代わるなら、選挙なんかやる必要ないでしょうに。
韓国人は選挙なんかやらずに、有権者が広場で殴りあいをして大統領を決めれば納得するんでしょう。馬鹿な連中です。
暗い過去
私はかようなお話をうかがっても、
「だから、韓国人って、バカ」
と皆様のように切り捨てられないのですよ。
いえ、別に彼らを庇うとかいう次元の問題ではありません。
自分も似たよーなもんだったから、です。
年がばれますが、私が子供の頃いわゆる韓国の民主化運動とやらが盛んでした。
学生時代にもだいぶ下火にはなりはしましたが、まだまだその映像が日本のテレビでも流れていましたね。
私の中では、この韓国メディアよろしく、
「弾圧する政府に抗して闘う韓国市民及び学生活動家」
という図式がしっかりとありました。私の学生の頃は、日本ではすでに学生運動はすっかり下火で、
「大人しい日本の学生に比べて、韓国の学生はすごいなあ」
と、一種の尊敬の念すら抱いておりました。ああ、穴があったら入りたい。
それに、皆さんお察しの通り、当時の日本のメディアも、かの朝日新聞を始めとして、論調としてはすっかりその手の論調でしたし。
が、管理人様のこのエントリを拝読し、ナンと言うのでしょう、手品の種が分ったような、何とも言えない気分です。
で、何で私がこんなことを書いたかと言えば、言いたかったのはこういうことで。
「メディアは、恐い」
今でも昔の私のようにある種のバイアスのかかった価値観を日夜刷り込まれている方々が大勢居るだろうな、と（日本人限定ですが。韓国人はまた別問題）。
そういう人達が何も知らずに韓国へ行ったり、韓国人と付き合ったりする・・・・・・。
考えるだけで恐ろしいです。
一体、メディアは自分達のやっていることの責任の重さを、少しでも感じているのでしょうか。
（いるわけねーか・・・・・）
お久しぶりです。いつも読ませていただいております。
当初の目的が李明博糾弾のデモだったとしても、最終的には単なる暴徒になっているようですね・・・。
単純に、権力に立ち向かうことによって自己満足を得ることと、暴力でウサばらしがしたいだけなのでは？
最近になって気がついたのですが・・・
もしかして朝鮮人にとっての民主主義の定義とは、何でも好き勝手やっていいということなのではないでしょうか？
ただ単に、自由と無法を履き違えてるだけの朝鮮人に民主主義を語る資格はないでしょう。
あの国にとって最も適している政治体制は、やはり独裁者が力で民衆を抑える専制君主制なのかもしれないと、私には思えるのです。まあ、そういう意味では北朝鮮というのは、統治者をなんとかすれば彼らにとっては最適な国家といえるでしょうね。
在日朝鮮人の間では戦前か共産思想が蔓延していて、ほぼ１００％南出身なのにもかかわらず７０％が国籍を北にしたそうです。
彼らは共産主義の捉え方が根本的に日本人とは異なっていたんではないかと思うんですよね。
要は自分が働かなくても周りが食わせてくれる楽な思想だと・・
義務の無い権利
最近、こちらに寄らせていただくようになりまして、非常に興味深く読ませていただいております。
まあ、これでアキヒロ君が辞める事になったらそれはそれで酋長選びなおしって事になって、ネタとしては美味しいのではないでしょうか。
平和的でも、非暴力的でもありませんが、これも一つの「民主主義」なんだなと、感心しながら拝見させていただきました。
私が考えますに民主主義というものは、権利を主張し、行使するにあたり、相応の「義務」を担うことが前提になっているように思います。
韓国では、「より少ない義務で、より多い権利を」が理想の様ですから「責任者のいないデモ」はその理想形なのかもしれませんね。
ふと、思ったのですが、欧米でも日本でも、より多くの義務を背負い、又義務に忠実であろうとする人間は尊敬を受けるわけですが、朝鮮ではどうなんでしょうね？
祭りです
お久しぶりです。
現地の学生らにインタビューした記事もありましたが、家に居ても退屈なのでなんとなく参加した人間も多かったようです。
中国の反日デモ？のときも、おちゃらけけで参加してる若者が多かったとそうですが、今回はデモという名の祭りだったのではないでしょうか。
デモに反対して一人で座り込みをしていた学生がまっとうな人間に見えてきました。
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