逆「醜いアヒルの子」
ところで成人の日、海の日、敬老の日、体育の日は、「ハッピーマンデー」という構想に基づいて定められた法律により、可動式の祝祭日になっております。旅行業界では、「3連休が増える=旅行需要が増える」という目論見があったので、この制度の成立には、問答無用で賛成の立場をとらされたことを、今でもよく覚えています。
会社ぐるみでハッピーマンデー法制化要請の署名を書かされたりしておりましたが、個人的には、「3連休が増えても、受け入れ側のキャパが増えるわけじゃない」という現実(主な【現実】は、予約が取りづらくなる、その期間だけ旅行代金が高騰する、クレームやトラブルが増える)に悩まされるだけということと、私たちのようなシフト制で勤務する者には無関係なこと、行楽帰りに電車の中でお茶の間を構築する連中が増えるということなどで、正直「なんだかなあ」という躊躇があったのは事実です。
「電車の中でお茶の間」なんですが、仕事で疲れ果てた夜の10時とか11時に、ぐったりして帰りの電車に乗ると、そこにテレビがないのが不思議に思えるぐらいの、ご家庭のお茶の間風景がくり広げられ、場違いなのは相手の方なのに、何だかこちらの方が居たたまれないような気分がするだけではなく、子供が寝ぐずってキーキー泣き喚いていたり、兄弟で喧嘩をおっ始めたり、酷いのになると、3人で4人分ぐらいの座席スペースを占領して子供を寝かせていたりすると、さらに不快感を倍増させられます。
他の乗客が座れる座れないは別にして、私は個人的に、電車のベンチシートに横になって眠るのは酔っ払いとホームレスだけという強い先入観があるので、教育的観点上からも、子供にこんな真似をさせて良いのかと真剣に憂慮するのですが、最近の若い親はさほど気にしないようです。
そう言えば、昔、実話として聞いた話ですが、新幹線の車内アナウンスに次のようなものがあったそうです。
「本日は大変込み合っております。自由席車両をご利用のお客様は、お座席に一人でも多くの方が座れますようご協力ください。お座席に置かれたお荷物やお子様は、網棚の上に(プツッ)」
「……失礼いたしました、お座席に置かれたお荷物は網棚の上に、お子様は大人の方のお膝の上に…」
車内には失笑があふれたと言いますw
まあ、こういうのにすぐ子供の人権たらなんたら言って苦情を言う連中も最近増えましたが、そんなことに目くじら立てるぐらいなら、一人前の運賃を払って乗っている大人を立たせておいて、半人前の運賃しか払ってないお子様が、のうのうと一人分の座席を占有しているということに目くじら立ててくれないものかなあと思います。
さて、今回もコメントからのお題です。
まにさんの「差別」と「区別」の説明、すごい分かりやすいですね。 これを履き違えている自称知識人のなんと多いことか。 (まぁ、わざとやっているような輩もいるんでしょうが、特に左巻きの方々) さて、スレ違いだとは思いますが、ある在日朝鮮人が下記のブログに 自作自演の書き込みをしております。 (そのブログからはその在日朝鮮人自身のブログにも飛ぶことが出来ます) ttp://ameblo.jp/worldwalker2/entry-10135199775.html その中で、彼(在日朝鮮人)は「生まれてから30年が経過してから 在日朝鮮人(生まれた時には帰化してるから、在日コリアンが正しい)だと 知った能天気モノ」と告白しております。 当然それまで自分自身のことを骨の髄まで日本人だと考えていたと 思われますが、彼の書き込みを見るとそれまでの日本人だったことを 忘れ、あたかも量産型のような思考を披露してくれているのですが、 これってあり得ることなのでしょうか? もし私(もしくは多くの日本人)が、彼の立場だったとしても おそらくそのまま日本人としての今のスタンスを崩さないと思うのですが・・ (実際、その立場になったときの衝撃は凄まじいとは思いますが、 日本人としての立場を放棄してしまったら、精神の拠り所を失うの ではないでしょうか) 幾つか前の話題に「DNA」に関するコメントがありましたけれど、 こういう事例を見てしまうと、遺伝子情報以外に「民族情報」まで DNAには書き込まれているのかもしれない・・ と本気で信じて しまいたくなりますね。 勝手なスレ違いの書き込みをして申し訳ございません。 fetia様の判断で不適切だと思われるのならば、お手数ですが 削除してください。 失礼いたしました。 2008.09.14 20:07 | Prado URL [Edit] Page top △ |
冒頭の「差別論」についてはコメント欄で軽く盛り上がったようですので、興味やご意見のある方は各自でそちらをご参照いただくなり、奮ってご参加いただくなりするとして、コメント中に出てくる【在日朝鮮人】について、私は思うところがありました。
コメント中に出てくる【在日朝鮮人】は、本人の自己申告を信じれば、生まれた時から国籍は日本で、30歳になるまで自分が朝鮮人の血統を持つことを知らなかったと言います。ところが、自分が朝鮮人の血統を持っていると知るや、途端に民族意識に目覚めたようです。
この【在日朝鮮人】のコメントとブログを見ながら、私は同じような境遇の日本人の例を思い出しました。恐らく、韓国ウォッチャーなら一度は聞いたことがあるのではないかと思うのですが、鷺沢 萠(さぎさわ めぐむ)という筆名で小説を書いていた女性のことです。
彼女は、自身が書く小説の取材中に自らの祖母が朝鮮人であることを知り、途端に民族意識に目覚めます。彼女の作品をいくつかと、彼女のHPの日記を読んだことがありますが、彼女は自身が25%朝鮮人であることを受け入れつつ、どこか困惑し、狼狽していたように見えました。
私は彼女の作品や日記を読みながら、彼女が75%の日本人の血の方を重視しないことが、不思議で不思議で仕方ありませんでした。彼女は25%の朝鮮人の血の方にばかり意識を向け、悩み、惑い、やがて開き直ってはまたうろたえるということを繰り返していたように見えました。
その彼女が最後に選んだ道は、自らを殺すことでした。それは私には、彼女の中の75%の日本人が、25%の朝鮮人に殺されたようにしか見えませんでした。
件の【在日朝鮮人】は、鷺沢氏よりも朝鮮の血が濃いのかもしれませんが、それにしても日本で日本人として生まれ育っているのです。にも関わらず、いわゆる「在日」よりもなお朝鮮人であることにこだわってしまう点で、この【在日朝鮮人】氏(この方、ご自身のブログでも、よそのブログにコメントを書くときも、本名を名乗っておられるので、そのまま漢字に直して書いちゃおうかなと、一度は思ったのですが、どうもこの方、「日本血統の日本人は、朝鮮語を解さない(あるいは「解せない」)」と信じているようで、暗号代わりにハングルをお使いのご様子。その意を慮って、あえて本名と思しきお名前は伏せます)と鷺沢氏は共通しています。成人してから、自身の血統が朝鮮であったことを知るということは、在日よりもなお強い精神的ねじれを持つのでしょうか。
そう言えば、かつては無作法な真似をすると年長者から「朝鮮人じゃあるまいし!」と叱られたそうですし、今でも「朝鮮人のようなことをするな」という文言で叱言を言われるのは、非常に屈辱的に感じられます。
日本人から、自身が日本人であることを否定されることと、さらに朝鮮人と同類視されることというのは、普通の日本人にとってはこの上ない精神的ダメージを被るものなのでしょう。ましてやそれが単なる言葉のアヤではなく、実際に自らの身体の中に分かちようもなく朝鮮人の血が流れていることを知れば、「自身が日本人であることを否定する日本人」とは他ならぬ自分自身であり、さらに朝鮮人と同類視されるだけではなく、実際に血統上は朝鮮人であることを「日本人である自分自身」が認めざるを得ないという精神的ダメージたるや、単なる叱責などとは比べ物にならないものなのかもしれません。
昨晩チャットでその話をしていたら、「醜いアヒルの子の逆パターンだな」と、ある日本人会員が言いました。
「醜いアヒルの子」というお話は、皆様ご存知のとおり、生まれた時からアヒルの子にしては不細工だったので、同じアヒルの兄弟たちにはからかわれ蔑まれます。しかし、その「醜いアヒルの子」が成長すると、兄弟だと思っていたアヒルとは段違いに大きく美しい白鳥だったのでした、めでたしめでたし、というお話です。
この逆パターンですから、「生まれた時から白鳥の子だと思っていたのに、成長してみたら白鳥の子じゃなかった」というわけです。
これを私が混ぜっ返して、「生まれた時から白丁の子だなんて思っていなかったのに、成長してみたら白丁の子だった、というお話ですか?」と言って、まるで落語だと大笑いしておりましたが、当の本人にとっては、笑い事どころではないのでしょう。
ところで最近、私の知人から、この「朝鮮人じゃあるまいし」という叱責の逆パターンを聞いたことがあります。
親が余りにもわからず屋で自己中心で屁理屈捏ねるし、それが通らないとすぐブチ切れるしで、とても困っていた知人が、ある時いつものように無茶苦茶なことを言う親御さんに閉口して、思わずこう言ったそうです。
「それってすごく朝鮮人っぽい考え方や言動なんだけど、もしかしてうちって、朝鮮人の血統が混ざってる?」
時々知人が口走る手厳しい朝鮮人批判を「人種差別だ」と言って強く非難していたその親御さんですが、それを聞くや「うちに朝鮮人の血統など入っているわけがない!」と激怒して否定したそうです。
以後、親御さんがわからないことを言い始めた時に「やっぱりうちって朝鮮人の血統が入ってるんじゃない?」と知人が言うと、その親御さんはぐっと黙るようになったそうです。
ある意味、肉を斬らせて骨を断つ的荒技で、どこのどなたにでもお使いいただけるかどうかは疑問ですし、もしかすると親御さんに「実はそうなんだ、やっぱりわかるか?」なんて言われちゃう可能性もありますが、万一そうなっても人生に絶望しない自信のある強い心の持ち主の方で、そのような親御さんにお悩みの方は、一度お試しになってみるのも良いかもしれません。
なお実際に試す場合は言うまでもありませんが、自己責任でお願いします。試してみてどのような結果が出ようとも、私は一切関知いたしませんし、一切の責任を負いません。
コメント
件の「在日コリアン」氏、正式に言えば「朝鮮系日本人」もしくは「コリア系日本人」だと思うのですが。
彼の中で自らを在日」としているという事は、気持ちの中だけはなく、「いつかは半島に帰るべき」存在としている事の表れなんでしょうか?
まあ、いずれにせよ、それまでの三十年以上持っていた自らのアイディンティディを簡単に棄て、服を着替えるかのごとく新たな(且、以前の自らの会いディンディティを完全に否定するような)アイディンティティを纏えるとは、朝鮮人云々以前の問題で人間として信頼に値するとは思えませんね。
別に親韓でも反日でもないなら、○○系日本人で生きればいいのにね
朝鮮DNA
映画評論家の町山やその妹も、イム・スファや鷺沢と良く似てるな~と思う。
まあ論理が通じず、感情優先で言葉を話す女性の方のヒステリーは総じてチョンに通じるものがありますけど、なだめるおだてるで何とかなるからなあ。ってまともに話す気がなくなってる。
もし自分が朝鮮人だとわかったらすさまじい衝撃を覚えると思いますが、メンタリティは変わらないはず。生粋のジャンプっ子ですから。
>彼女が75%の日本人の血の方を重視しないことが、不思議で不思議で仕方ありませんでした。
朝鮮の血から目をそらすことに妙な罪悪感などがあるんじゃないの。
考え込むインテリっぽいところがある性格なら、なおさら。
なんとなく分かるけどね。
「日本人的特質」「朝鮮人的特質」が「血筋・血統・DNA」のように先天的に決定されるものか、「慣習・文化」のように後天的に決定されるものか、ということでしょうか。個人的には後天的に決まると考えております。
だから日本社会の中で日本の慣習を受け入れて生きてきたことが「日本人であることの証」であり、後で異国の血筋が入っていたことが判ったとしても、今まで積み重ねた自分の歴史は何ら覆されるものではないと思っております。
このように考えれば、鷺沢氏も25%の朝鮮の血と75%の日本の血を上手く昇華できたのではないでしょうか。
>「やっぱりうちって朝鮮人の血統が入ってるんじゃない?」
こわいなぁ これ。
肉と一緒に首が切れたなんて事になったら目も当てられんw
在日チョンがミンジョクにこだわる理由
①生活する上でなんら差別を感じないどこか、逆差別既得権が捨て難い。
②日本の破綻や敗戦時に第三国人として埒外に身を置ける。
③日本人は世界中で嫌われている思い込んでいる。
④悲しい歴史を背負った自分によっている。
>>あqwせdrftgyふじこ様
同意見です。
町山もまさしく同類ですね。
その上、町山は都合のよいときだけ日本人と朝鮮人の顔を使い分けているので、さらにねじれていると思います。
どんぶりさんへ
町山と言うと、ホテル・ルワンダでこんな事を書いて大炎上してコメント欄を閉じたヘタレですね
http://d.hatena.ne.jp/TomoMachi/20060304